マンハイム在住のロコ、Sakikoさん

Sakiko

居住地:
ドイツ
現地在住歴:
2017年10月~
基本属性:
女性/40代
使える言語:
英語、ドイツ語、中国語(北京語)
職業・所属:
研究職
得意分野:
日本語教育

ドイツ在住2年目の日本学研究者です。

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mattyanさん
mattyanさん

Sakikoさんが回答したマンハイムの質問

ドイツのビザや労働法に関する質問です。

•1日中休憩がなく10〜11時間勤務
•雇用契約書はビザを取る為のもので実際の内容とは違うと伝えられています。

ドイツの労働法に違反していたとしても、このような労働環境はドイツでは普通なのでしょうか?

また正社員雇用で契約しましたが試用期間中に退職を申し出る場合は、2週間前でも可能でしょうか?

ビザについても相談できる詳しい方を探しております。
よろしくお願いいたします。

マンハイム在住のロコ、Sakikoさん

Sakikoさんの回答

「普通」ではないと思いますが、ドイツにおける日系飲食業界では、まだまだそういった違法な形態がまかり通っているようです。なぜかというと、まず飲食業界で就職する日本人のなかで、ドイツ労働法をドイツ語...

「普通」ではないと思いますが、ドイツにおける日系飲食業界では、まだまだそういった違法な形態がまかり通っているようです。なぜかというと、まず飲食業界で就職する日本人のなかで、ドイツ労働法をドイツ語でしっかり確認したり、労働局などにドイツ語で通報したりできるほどドイツ語力のある人が非常に少ないからです。また、永住権を目指して新規渡独する人などは、試用期間中に切られることを恐れますから、雇用側が被雇用側を理由なく切ることが合法的に可能な最初の半年間(試用期間)は奴隷状態にされても文句が言いにくい状況があります。

ちなみに一日中休憩がなく10~11時間勤務というのは完全に違法ですが、上記のとおり、試用期間中にそれを主張しても、「会社都合により本採用は見送りとなりました」と言われて切られるだけというのが現実です。
雇用契約書は移民局に提出するはずなので、移民局に提出した雇用契約書と、実際の雇用契約が違うのであれば、それ自体が大問題です。しかし、それをご自身で移民局に通報してしまえば、雇用者の不正を通報することにもなりますが、同時にご自身の滞在許可証が出なくなってしまいます。

しかしながら、しっかり法律を遵守して社員のことを慮ってくれる会社も事実ありますので、希望を捨てずに、極悪経営者とはサッサと縁を切って、良い環境に移られることを強くお勧めいたします。試用期間中であれば、2週間前告知で退社できるはずです。良い環境に移った後で、社員を使い捨ての駒としか思わない酷い経営者の噂を日本人ネットワーク上で広めれば、後々の被害者をより少なくできるでしょう。

Wildflower さん

★★★★★
この回答のお礼

Sakiko様
おっしゃる通りで、私のドイツ語力では思うように動けず非常に悩んでおります。
試用期間中ではありますが2週間前の告知で無事退職できるといいのですが…
(短期間で退職すると罰金が発生する為)

不安な気持ちが少し楽になりました。心強いアドバイスをありがとうございます。

マンハイム在住のロコ、Sakikoさん

Sakikoさんの追記

MixBというサイトはご存知でしょうか。一刻も早く、ビザ(滞在許可証)サポートをきちんとやってくれる会社を探して再就職を決めてしまってください。その際、現勤務先に所属中であることを正直に伝えて、法規定どおり2週間前告知で退社するから初出勤はいついつになる、と伝えれば大丈夫だと思います。

新しい就職先と雇用契約書を交わして、新しい会社がビザ申請に着手してから、病院へ行ってください。病院の医者に、現勤務先の違法性をはっきり伝え、「毎日、10時間を超える労働を強制的にさせられて、精神的に耐えられず、頭痛が止まらない。もう会社をやめたい」といえば、2週間のKrankmeldung(医者が保証する出勤不可証明書)を出してもらえます。そのKrankmeldungと一緒に辞表を出せばよいのです。ドイツ人もこういう方法で辞める人は少なくないですし違法性はありません。大丈夫です。

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