KENさん

インドでのこういった活動についてアドバイスを頂きたいです。

KENさん

はじめまして。

現在、世界一周中の柿澤というものです。

来週よりチェンナイ入りして、そのまま上にのぼっていく予定です。

インド滞在は一か月半と予定しており、インド全域を訪問できればと考えております。

相談ごとなのですが、僕は日本で理学療法士といって身体の細かい検査(姿勢、柔軟性、バランス、筋力etc,,,)を行い身体の不調(肩こり、腰痛、頭痛,全般的に)を改善させる仕事に従事しておりました。

現在では世界を旅しながら現地の方を治療して回っています。

路上で店を開いたり、宿のバックパッカーやスタッフの施術を主に行っていましたが、インドではそのような事が可能でしょうか。
(これはバックパッカーとしての危険認知は心得ていることを前提での話とさせてください)

お金に関しては「The price is up to you(気持ち次第で)」としています。

主目的は自分のスキルを活かした現地の方との出会いを目的にしています(出会いも人を見て用心深く選別しています)。なのでお金は貰えればありがたいくらいでFreeでもいい考えでいます。
もちろん、もらえれベストで、旅の費用として足しにできるのでありがたいですが、そこはその場所の経済状況やなどで謳い文句を変えております。

質問内容なのですが、
①上記手段でインドでは集客できそうでしょうか。またこの場所(市場、公園、寺院など)がいいよ、などの情報。
②集客するにあたって、富裕層をターゲットにした際に、どのような手段があるか(高級住宅街の付近で店を開く、自宅に営業をかける、仲良くなって営業する)。

なかなか常識的にはやらない事ですが、世界一周中という事もあって非常識な事に臨んでいる認識はあります。そしてそれを打破する覚悟もあります。
その中でも前向きな可能性のある意見を頂ければ幸いと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

※この質問はトラベロコ内のインドコミュニティのアドバイザーの方皆様に投稿しております。多くのご回答、アドバイスを頂ければと思っています。

2015年7月9日 12時25分

スズキクさんの回答

グルガーオン在住のロコ、スズキクさん

柿澤さん
初めまして。

インド各地に足掛け二年強滞在した、鈴木豪と申します。
旅行をされながらも、お業を活かされるとご活動自体に興味がございます。

さて、まずは友人作りから始められて、その中でお力を活かされた治療をされたいということですね。
友人作りは、自分次第というところもありますが、何やら自国民らしくないということで注目を浴びることは、必然なのでそこでどう行動するかで、注目した人とつながることができるのか否か分かれるように見ています。 
そもそも、感覚や対人作法が人によってもバラバラなので、つながる「流れ」というものはないのですが、相手が本人にとって特別で、面白い、関係を気づきたいと、直感に訴えるものがあればもうそのままCHAI(お茶)を共にしようという勢いな気がします。

インドの国・地域全体で共通している点は、信頼するのかどうかの堺目が高いということです。
初見では、大抵は難なく馴染んだ感じ(むしろ、彼らから接してくるくらいで)にできますが、二段階目というのか、話す程度の数多の友人の内の一人として見られるのか、数えるくらいの親しい仲の一人として関係を持たれるのか、という分かれ目に結構な段差があります。
現地流に極端に言えば、付き合う価値があると感じてもらえるのかというところですね。このような視点は、富裕層ほど色濃いようです。そのために生活の中で共通点があるかないか、これによると考えます。逆にこれなしには、見知らぬところの未知なる民族と接することが、相手にとっては憂えるだけではないでしょうか。それが共通言語一つでも違いますし、一緒のアパートに住んだり、ジムで同じ時間に鍛えたり、といったご自身の興味が端緒になるものが、自然なものとして発展していくはずです。

一方で、富裕層をターゲットにされるとおっしゃっるように、対象者が決まれば後は、その層の人々が過ごすような場所や行いそうなことを想定して、その物事を切り口に相手に接していくということが、何よりではないでしょうか。
それと、身体のことに関しては誰でもそうでしょうが、決定的なものになりうるので、警戒心が自然と働くという事情はもちろんのこと、医療や療法関係では、まず家庭の伝統や信条に則る傾向が特に現地では濃いので、そのことは接する内容の本のひと握りの割合に収められた方が、結局のところにつながると見ています。

例えば、父親が外科医で本人は「Ayurveda」を重視していた友人もいますが、彼は食事の話や運動の話をすると大抵は、その医療を論拠に語ります。そのような人に真っ向から、自己流のものをススメていくことは、難儀です。ただ見方を変えて、一つでもその人に尊敬されるものがあったり、その人と打ち解けたりすることができるなら、後は、その相手の立場から、徐々に自身のものを混ぜて行くという方法も可能です。彼の場合は、住まいのコックと話しているときに、挨拶をしてくれて(彼もそのコックと旧知の仲であったが)、その頻繁に接するようになり、お互いの将来についても語ったりする今でもつながる仲に発展したようです。彼は日本人と一緒に仕事をしていたこともあったネットワーク技術者で、日本のAIに興味がある人ですが、いつものように一人で強化運動をしていると、「一緒に運動しながら指導してくれ」といって、朝6時半位で仕事に出かける前に誘われたこともありました。これは、先に述べた彼にとっての特別な部分をその場で持っていた、ということです。なので、いつも適用はできませんが、こういうことがあっても何も不思議はないくらいの受け皿がある地(人も含めて)だと見ています。

後、「ローマではローマ人にならえ」という諺よろしく、一人でも打ち解けた「友人」とお呼びできる相手をお持ちの場合には、ここで尋ねられている内容を、相手の生活目線のものに変えられて、同様に質問をされることも一手ではないでしょうか。

[おまけ]
出し店のご案などについて、集合住宅などの高級住宅地の付近は、その住民や警備員から不審がられ、警察に同行を願われることも想定できるので、疑問がありますが、靴・カバンなどの修理工たちの屋台街においては、そこの店主たちとの交流も含めて面白しろそうですね。

結局のところ、出くわす体験が、十人十色できる性質がインドにはあると見ているので、上に述べたことは、あくまでも引き出しの一部に留めていただき、ご自身のご経験から発せられる直感と行動に頼られることで、例のない出来事が生まれるでしょうから、どの道も間違いないと考えます。

以上、冗長な感の否めないお返事ですが、ご参考にしていただけるのであれば、またとなく幸いです。
最後までご拝読いただき、感謝申し上げます。

2015年7月14日 18時14分

この回答への評価

KENさん
★★★★★

鈴木さん

具体的で丁寧なアドバイス本当にありがとうございます。

現地の方との接し方や交流の深め方とても参考になりました。
僕は言葉の壁が大きいと自身で考えていますが、仲良くなるのに共通項を見つけるのに言語は有用ですが足りない部分は態度や気持ち、行動で示せれればなと思います。
国民性や個人のパーソナルな部分もあると思いますが、いかにその人にとって特別な存在に思われるかは人類共通なのかなと鈴木さんのコメントを読んで思いました。

富裕層に対しても、こちらは可能性があれば行ってみたいと思います。
通報や尋問などのリスクもありますが、現地の方中心の施術で主目的でもある出会いや繋がりになればと一番に考えていましたが、富裕層の方がいるのも確かなので、逆にその方達とも交流してみたいという気持ちがあるのでチャンスがあれば鈴木さんのアドバイスを参考に行ってみたいと思います。

親切に回答して頂き感謝いたします。

インドでの一生の思い出を作りたいと思います。

2015年7月15日 0時14分

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