【2024最新版】ポルトガル・リスボン旅行にはいくら必要?物価事情とお得に旅するコツ
美しい街並みと美味しい食事を楽しめるポルトガル・リスボン。西ヨーロッパの中では物価が安いと言われていますが、ポルトガル旅行にはいくらかかるのか、日本と比べて物価は高いのか気になりますよね。
今回はポルトガル・リスボン旅行にかかる費用と現地の物価事情、お得に旅するポイントをご紹介します!
ガイドブックに載らないリスボン旅行の楽しみ方を知りたい方は、ぜひロコタビをご利用ください。現地在住日本人『ロコ』があなたの旅を素敵にしてくれます。
ポルトガル・リスボンの気になる物価事情
ポルトガルのリスボンは、歴史的な遺産や文化、レトロなトラムやビーチ、中世的な街並みなどが人気です。ジブリ作品『魔女の宅急便』に出てくる、コリコの街にそっくりなスポットもリスボンにあります。
年間を通して穏やかな気候であるうえに、旅行のベストシーズンは日本の大型連休とベストマッチというリスボンですが、地域はヨーロッパ。物価は日本より高い国が多いと言われているので、リスボン旅行にはいくら必要なの?と気になるところではないでしょうか。
リスボンの物価について調査したので、ぜひご覧ください!
ポルトガルの通貨はユーロ(€)
ポルトガルの通貨はユーロ(€)で、補助通貨としてセント(¢)があります。
100セント=1ユーロです。
ポルトガル語でユーロはエウロ、セントはセンティモと発音します。
(1ユーロ≒157円 2024.9.12現在)
【ユーロの種類】
- 紙幣:5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロ
- 硬貨:1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロ
ご存知の方も多いように、ユーロはEU加盟国共通の通貨です。
ユーロ紙幣は各国共通のデザインですが、硬貨デザインは国によってさまざま。ポルトガルは初代国王の印章がモチーフになっています。
ポルトガル・リスボンの物価は日本より高い?安い?
ズバリ、リスボンの物価は日本と同じくらいです。
東京よりも安いと言われることもあります。
物価が高いと言われるヨーロッパの中では、リーズナブルに楽しめそうですよね。
とはいえ、観光や食事、ショッピングなど旅の目的によっても感じ方は変わります。
円安の影響でも変わってくるので、実際の旅行前にはレートを調べておくと安心です。ちなみに、
2024年9月現在では1ユーロ=157円前後を推移しています。
ポルトガル名物の物価は?
ポルトガルはエッグタルトやワインなどが名物です。
それぞれいくらくらいするのか見てみましょう。
【ポルトガル名物の相場例】
商品 | 購入場所 | ユーロ | 円 |
---|---|---|---|
エッグタルト | カフェ | 1.2ユーロ | 約187円 |
ワイン | スーパー | 3ユーロ | 約470円 |
干しダラ(バカリャウ)のスープ | レストラン | 4ユーロ | 約625円 |
干ダラのコロッケ | バー / レストラン | 0.8ユーロ | 約125円 |
豚肉サンド(ビファナ) | 専門店 / バー / レストラン | 3ユーロ | 約468円 |
(2024年9月現在 1ユーロ≒157円)
同じものでも購入場所やグレードによって値段は変わりますが、低予算でもポルトガル名物を楽しむ旅ができます。
ポルトガルのチップ事情
海外ではチップ文化のある国も多く、ポルトガルも例外ではありません。
しかし、チップの習慣はあれど義務ではないので、サービスへの気持ちとして渡しましょう。
【チップ相場】
- ホテル:サービス1回につき1~2ユーロ
- タクシー:料金の10%かキリのいい金額に切り上げて支払う
- ローカル食堂:おつりの小銭程度
- カフェ・バー:おつりの小銭程度(ドリンクのみなら不要)
- レストラン:料金の5~10%
レストランでは、サービス料としてすでに料金に含まれている場合もあります。
ポルトガルでのチップは「心付け」。払いすぎにも注意が必要です。
ポルトガル・リスボン旅行に必要な費用は?
リスボン旅行に必要な費用はいくらくらいになるのでしょうか?
航空券やホテル代、現地の移動用交通費、食費、お土産、観光など、人それぞれ目的によっても変わりますよね。
日本とリスボンは9時間(サマータイム時は8時間)の時差があるので、1週間の旅程では5泊7日となります。
大手旅行会社が企画する東京・羽田発着の1週間リスボンツアーは、20万円~40万円が相場です。
航空券やホテル代、朝食代などが含まれているので、お土産や観光費用をプラスするとおおよその必要な費用がイメージできます。
【1週間のリスボン旅行費例(個人旅行)】
合計:36万円
内訳:
- 航空券:25万円
- ホテル代:7万円
- 交通費:1万円
- 食事代:1万円
- お土産代:5千円
- 観光費用:8千円
- 海外保険費用:7千円
航空券やホテル代、現地交通費、食事代などの相場を紹介するので、項目ごとにチェックして予算を立てる際の参考にしてみてください。
航空券代
日本からリスボンへは直行便がありません。
そのため、パリやアムステルダムなどポルトガル以外のヨーロッパの空港で飛行機を乗り継ぎます。乗り継ぎを含めた所要時間は約20時間です。
【リスボン往復航空券料金目安(東京・羽田空港発着)】
航空会社 | 乗り継ぎ空港 | 航空券代 |
---|---|---|
エールフランス航空 | パリ シャルル・ド・ゴール国際空港(CDG) | 20万円 |
KLMオランダ航空 | アムステルダム・スキポール空港(AMS) | 29万円 |
ルフトハンザドイツ航空 | フランクフルト空港(FRA) | 32万円 |
エミレーツ航空 | ドバイ国際空港(DXB) | 26万円 |
(2024年9月現在)
ポルトガル旅行のベストシーズンは夏です。
夏の繁忙期は上記の表の金額にプラス5~7万円程度、閑散期はマイナス3~5万円程度の航空券代をイメージしてください。
少し時期をずらしたり、早めに購入するだけでも航空券代は安くなります。
ホテル代
航空券代に続き、ホテル代も旅費のウエイトは大きいですよね。
ホテルランクや部屋のグレードにもよりますが、1人1泊1万円程度から宿泊できます。
リスボン中心部の大通り「リベルダーデ大通り」付近のホテルで、スタンダードルームに2人1部屋で5泊した場合の1日あたりの宿泊料金を調査しました。
ぜひ参考にしてみてください。
【スタンダードルームの宿泊料金目安(朝食付き)】
ホテルランク | 繁忙期(夏)宿泊料金 | 閑散期(冬)宿泊料金 |
---|---|---|
★★★★★ | 600ユーロ | 300ユーロ |
★★★★ | 450ユーロ | 200ユーロ |
★★★ | 350ユーロ | 100ユーロ |
★★ | 200ユーロ | 50ユーロ |
(2024年9月現在)
交通費(メトロ・バス・タクシー・トラム・エレベーター・ケーブルカー)
リスボン現地での移動にはいくらくらい必要なのでしょうか?
主な交通手段と料金をまとめたのでご覧ください。
交通手段 | 料金 |
---|---|
電車・メトロ・バス | 1.8ユーロ / 回、6.8ユーロ / 24時間 |
タクシー | 3.5ユーロ(初乗り)、0.8ユーロ / ㎞ |
トラム | 3ユーロ / 回 |
エレベーター(リフト) | 5.3ユーロ / 回 |
ケーブルカー | 3.8ユーロ / 回 |
フェリー | 1.5ユーロ / 回 |
交通手段によっては1日乗車券が購入できます。
1回券よりお得な場合が多いので、何度も公共交通機関を利用する場合は購入しておくのがおすすめ!
また、navegante(ナヴァガンテ)という交通系ICカードなら、日本のSuicaやICOCAなどと同じように使えます。
食事代(レストラン・カフェ)
旅行では現地グルメを楽しむのも醍醐味ですよね。
食の街とも言われるリスボンにはおいしいものがたくさん!
リスボンの物価は日本と変わらないと言われていますが、レストランやカフェも東京の外食費と同じくらいの店が多いです。
【リスボンの食事代目安】
- 朝食:1,500円
- 昼食:2,500円
- 夕食:3,000~5,000円
- カフェ:1,500円
「現地で人気なローカルレストランで食べてみたいけど、失敗したくない!」「誕生日旅行だから、とっておきのレストランでおいしいものが食べたい!」といったリクエストはありませんか?
リーズナブルにおいしいものが食べられる店や、雰囲気・サービスが最高なレストランなど現地在住の日本人『ロコ』がご案内します。
予約だけしてほしいという依頼もお気軽に!
お土産代
旅行ではお土産も欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。家族や友人、職場へのお土産はもちろん、自分の思い出のために選ぶのも楽しいですよね。
【ポルトガルのお土産と価格目安】
品名 | 値段 |
---|---|
エッグタルト | 1.2ユーロ |
ポートワイン | 10~30ユーロ |
イワシの缶詰 | 2~5ユーロ |
アザレージョタイル | 10ユーロ |
どんなものをどこで買うか?でもお土産代は変わってきます。
5,000円~10,000円程度の方が多いようですが、上の表を参考に予算を立ててみてください。
観光費用
リスボンはポルトガルの政治や経済、文化の中心地。ヨーロッパを代表する世界都市でありながらも、古き良き時代が残る雰囲気と、素朴で穏やかな日常が感じられます。
そんなリスボンは歴史的建造物や街並みが点在していて、観光の魅力もたっぷり!
リスボンの観光スポット料金をまとめたのでご覧ください。
【リスボンの主な有料観光スポット料金】
観光スポット名 | 入場料 |
---|---|
ジェロニモス修道院 | 10ユーロ |
ベレンの塔 | 6ユーロ |
サン・ジョルジェ城 | 15ユーロ |
リスボン大聖堂 | 5ユーロ |
また、電車で3時間ほどの港町「ポルト」へもセットで観光するのもおすすめ!
ハリーポッター制作にあたりインスピレーションを受けたことで有名な書店「レロ・イ・イルマオン」や、ドウロ川を一望できるドン・ルイス1世橋など絵画のような美しさが魅力の1つです。
海外旅行保険費用
海外旅行をするなら入っておきたいのが、海外旅行保険です。
病気や事故、盗難など、万が一トラブルが発生しても保険でカバーできれば安心材料になります。
海外保険費用は1日当たり1,000円程度のものが多いので、リスボン旅行出発前に契約しておきましょう。
クレジットカードに付帯する保険もあるので、自分のカードの規約をチェックしておくのもおすすめです。
リスボンをお得に旅するコツ
リスボン旅行をお得に楽しむには、ちょっとしたコツがあります。
- オフシーズンを狙う
- 無料の観光スポットを巡る
- スーパーを最大限活用する
- リスボアカードや一日乗車券を活用する
1つずつ紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
オフシーズンを狙う
Photo by Momoeさん
夏が人気のリスボンですが、年間を通して穏やかな気候が特徴です。オフシーズンである11月~3月(年末年始を除く)を狙うと、航空券やホテル代が下がる傾向にあり、リーズナブルに旅行しやすくなります。
観光スポットの混雑も避けられるので、スケジュール調整が可能ならオフシーズンを狙うの
がおすすめです!
無料の観光スポットを巡る
リスボンには数多くの観光スポットがあります。
入場料がかかる場所もありますが、展望台や広場、市場などは入場無料なところがほとんど!
お金をかけずに楽しめるスポットが目白押しです。
【リスボンの主な無料観光スポット】
- サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台
- サンタ・カタリナ展望台
- ピンクストリート
- カモンイス広場
- ビカ・デ・ドゥアルテ・ベーロ通り
- タイムアウトマーケット リスボン
- ロシオ広場
スーパーを最大限活用する
どの国でもスーパーはリーズナブルに買い物ができる場所です。
もちろん、リスボンも例外ではありません。
ワインや缶詰などのお土産や、ホテルで食べる朝食やお菓子、飲料水などもスーパーで入手可能!
観光地や専門店よりお得に購入できる場合がほとんどです。
バラマキ用のお菓子もスーパーで探してみてくださいね。
リスボンでは、大手スーパーのコンティネンテ(Continente)やピンゴ・ドース(Pingo Doce)、オーガニックスーパーのセレイロ(Celeiro)などが有名です。オリジナルのエコバッグがオシャレで使い勝手もいいので、自分で使うのはもちろんですがお土産としても喜ばれます。
リスボアカード(Lisboa Card)や一日乗車券を活用する
リスボンでお得に移動や観光をするなら、リスボアカード(Lisboa Card)や一日乗車券を活用しましょう!
リスボアカードは、公共交通機関が乗り放題になったり、観光スポットの入場料が無料になったり、店舗で割引サービスが受けられたりするお得なカードです。使用日数によって料金は変わりますが、24時間で22ユーロと超お得なので、リスボン旅行には必須の1枚ですね。
駅や空港のツーリストインフォメーションで購入しましょう。
また、公共交通機関には一日乗車券もあります。
バスとトラムやフェリーなど、いくつかの乗り物を組み合わせたチケットもあるので、行先に応じて選んでください。
まとめ:かかる費用・物価を予習してポルトガル・リスボン旅行を満喫しよう!
リスボンの物価は、日本とあまり変わりません。物価が高いヨーロッパですが、リスボンならリーズナブルに旅行が楽しめます。
どんな目的でいつ旅行したいか?どんなホテルに泊まりたいか?によって大きく変わる旅予算ですが、今回紹介した情報を参考に、ぜひ計画を立ててみてください。
魅力的なグルメや観光スポット満載のリスボンを、お得に楽しむコツも紹介しました。旅行前にチェックして、リスボン旅行を満喫してくださいね。
ガイドブックに載らないリスボン旅行の楽しみ方を知りたい方は、ぜひロコタビをご利用ください。