キーウ(キエフ)の旅行ガイド情報

ウクライナ・キエフへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】

【2020年8月14日情報】日本からウクライナ・キエフはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、ウクライナはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、ウクライナへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在ウクライナ日本国大使館を基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。




現在の日本からウクライナ・キエフへの入国制限・規制状況

日本からウクライナ・キエフへの渡航は、今現在(2020年8月14日)規制があるものの、入国することはできます。

ウクライナへ入国する際、出発する国によって規制が変わります。
感染拡大が著しく、ハイリスク地域と判断された国は「レッド国」、それ以外は「グリーン国」と振り分けられており、日本は今現在レッド国に指定されています。

<グリーン国から渡航する場合の規制>

  • 新型コロナウイルス感染症の治療および隔離措置をカバーできる保険の加入
  • 証明書の提示(ウクライナもしくは英語での証明書がベターです)



<レッド国から渡航する場合の規制>

  • 新型コロナウイルス感染症の治療および隔離措置をカバーできる保険の加入
  • 証明書の提示(ウクライナもしくは英語での証明書がベターです)
  • 入国後14日間の隔離措置
  • 隔離者専用アプリのインストール




日本からウクライナ・キエフ入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

日本からウクライナへ渡航する場合、入国後に14日間の自己隔離措置をとる必要があります。

また、その際に隔離者専用アプリ「Дій вдома」のインストールが原則必要となってきます。
入国後にPCR検査を受け、陰性と診断された場合は自主隔離措置ならびアプリの使用が免除になる場合があるそうですが、現地のウクライナ当局の指示に従ってください。

<Дій вдомаのダウンロード>




ウクライナ・キエフでの乗り継ぎ(トランジット)制限

日本からウクライナ・キエフでの乗り継ぎ(トランジット)制限はありません。
なので、ウクライナを経由して第三国へ行くことは可能です。

入国も制限つきですが可能となっているので、乗り継ぎの際に入国することもできます。
※ただし、PCR検査から搭乗までの入国期間は自己隔離となりますので、制限が緩和されるまでは乗り継ぎの際の入国はおすすめはしません。

また、第三国へ行く際に、目的地がウクライナからの入国を制限をしていないか確認しましょう。日本はウクライナからの渡航に入国規制をしているため、入国後にPCR検査を受けた後、公共交通機関を使用せずに移動することを条件に、滞在先で14日間の自己隔離措置が義務付けられています。
※ただし、トランジット目的でウクライナに入国し、2日以内の出国することを証明できる書類を携行している方は自己隔離措置が免除されます。




現在のウクライナの様子

ウクライナの現在までのコロナウイルス感染者数は84,548名、回復者数は45,686名、死亡者数は1,970名です。(2020年8月14日時点)

1日の新規感染者数は未だ1,000人を超えた数で、8月14日現在は1,433名の新規感染者がでています。
外務省からは現在もウクライナに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を出しています。




現時点までの規制内容

8月1日以降の検疫措置は以下のとおりです。なお、この措置は8月31日まで実施される予定です。

感染状況に応じで地域を4段階に色分けし、それぞれに対した検疫措置が実施されます。(緑・黃・橙・赤)

<緑の地域>

  • 5平方メートルあたりに1人を超える大規模イベントの開催。
  • 映画館などでの座席占有率が50%を超える。
  • 座席がない場合では、主催者が一切の責任を負い、参加者の距離を1.5メートル以上確保する。
  • 座席数を超えた乗客数での交通機関の運行。



<黄の地域>

  • 5平方メートルあたりに1人を超える大規模イベントの開催。
  • 映画館などでの座席占有率が50%を超える。
  • 座席がない場合では、主催者が一切の責任を負い、参加者の距離を1.5メートル以上確保する。
  • 座席数を超えた乗客数での交通機関の運行。
  • 緊急支援用施設は除く社会福祉サービス提供施設への訪問。
    ※老人ホームなど



<橙の地域>

  • 20平方メートルあたりに1人を超える大規模イベントの開催。
  • 映画館などでの座席占有率が50%を超える。
  • 座席がない場合では、主催者が一切の責任を負い、参加者の距離を1.5メートル以上確保する。
  • 座席数を超えた乗客数での交通機関の運行。
  • 緊急支援用施設は除く社会福祉サービス提供施設への訪問。
    ※老人ホームなど
  • ホテル以外の宿泊施設の営業。
  • 学生が20人を超えるグループで高等教育機関に通うこと。
    ※大学・大学院・専門学校・語学学校など
  • 緊急でない患者の入院の受付。
  • スポーツジム、フィットネスセンターの営業。
  • 児童用健康・休暇施設の営業。



<赤の地域>

  • 20平方メートルあたりに1人を超える大規模イベントの開催。
  • 映画館などでの座席占有率が50%を超える。
  • 座席がない場合では、主催者が一切の責任を負い、参加者の距離を1.5メートル以上確保する。
  • 座席数を超えた乗客数での交通機関の運行。
  • 緊急支援用施設は除く社会福祉サービス提供施設への訪問。
    ※老人ホームなど
  • ホテル以外の宿泊施設の営業。
  • 緊急でない患者の入院の受付。
  • スポーツジム、フィットネスセンターの営業。
  • 児童用健康・休暇施設の営業。
  • 公共交通機関の運行。
  • 教育機関に通うこと。
    ※幼稚園,保育園,小学校,中学校,高校,高等教育機関、大学などすべてのもの
  • 博物館などの文化施設、レストラン、ショッピングセンター、映画館などの娯楽施設などの営業。
    ※食料品やガソリン、衛生用品、医薬品等の販売を除いた場所
  • 不急の社会福祉サービス提供施設やリハビリ施設への訪問。



また、4段階の色分けに関係なく以下の事項が禁止されます。

  • マスクを装着せずに公共交通機関を使用したり、公共施設に滞在する。
  • 身分証を携行しないで外出する。
  • 自己隔離期間に隔離場所から独断で立ち去る。




日本からウクライナへの入国制限・緩和情報まとめ

現時点では、日本からウクライナへ行くことは可能です

ですが、入国制限がいまだに厳しく、入国できたとしても14日間の自己隔離措置が義務付けられているため、観光は難しいでしょう。また、日本に帰国したあともPCR検査と14日間の自己隔離措置をしなくてはならないため、現実的ではありません。

ウクライナは東ヨーロッパに位置する国で、キエフにはソフィア大聖堂を始めとする世界遺産に登録される歴史ある建物があります。死ぬまでに行ってみたい世界の絶景などでも紹介されている「愛のトンネル」もここウクライナのクレヴァニ近郊にあります。
よくカップルトラベラーの方々が写真をとってインスタグラムなどにあげられています。緑の中に線路があり、荷物列車が通るため、それを避けるように生えた草木がトンネルのようになったものですね。ロシアに面しており、ヨーロッパの中でも1位2位を争う国土を保有しています。
いまだ感染者数も多く、今現在は観光目的の旅行はおすすめできませんが、はやく収束し以前のように自由に旅行へ行けるようになることを願っています。



※新型コロナウイルスの情報は常に更新されているため、こちらの記事はもちろん、下記のウェブサイトで最新の情報を確認されることをおすすめします。





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