ドイツの医療は世界一とも言われていますが、デュッセルドルフにも大きな総合病院がいくつかあります。
特にデュッセルドルフ随一を誇る大学病院では、ジャパンデスクが設けられていたりと、日本人の多いデュッセルドルフならではのサービスもありますので、安心して病院にかかることができます。

デュッセルドルフの総合病院について

総合病院などの病院はドイツ語でKrankenhaus(クランケンハウス)と言い、内科や小児科などの一般の病院Hausarzt(ハウスアーツト)が土日で休診日だったり、時間外の場合、救急で総合病院にかかります。

ドイツの病院はかかりつけ医院も含め、通常は予約を事前に取りますが、救急の場合は予約無しで受け付けてくれる代わりに、混んでいる際には何時間も待つ場合がありますため、よほどの急病や怪我の場合以外はかかりつけの病院が開くのを待って行く事の方が多いようです。
病院にかかる際は必ず健康保険証を持参することを忘れないようにしましょう。

デュッセルドルフの病院の選び方

また救急以外に、特別な検査が必要であったり、何か処置が必要な場合は電話で予約したり、またはかかりつけ医院からの紹介状で予約を取ってから、総合病院の診察にかかる場合もあります。
そのため病気など何か身体に異変を感じた時、例えばアレルギー症状で呼吸が苦しいなどすぐに総合病院で処置が必要なのか、まずはかかりつけ医院で診てもらう余裕があるのかを判断します。

急に何か起きた時にどこの総合病院に行くのかを、素早く判断するのは難しいと思いますので、事前に場所や電話番号などを控えておくとよいでしょう。

そして日本人の街とも呼ばれるデュッセルドルフでは、内科や小児科、歯医者などの個人医院はもちろん、総合病院に日本人通訳が在籍しているところもあるので、ドイツ語や英語に不安がある場合は一度日本人通訳にお願いしてみるのもよいかと思います。

デュッセルドルフの主な救急病院について

ドイツ・デュッセルドルフの主な24時間救急対応の総合病院

デュッセルドルフ大学病院 Universitätsklinikum Düsseldorf

100年以上の歴史を誇るデュッセルドルフ随一の規模をもつ大学病院です。

Universitätsklinikum Düsseldorf

エバンゲリッシェス クランケンハウス(EVK)  Evangelisches Krankenhaus Düsseldorf

市内に位置し、アクセスも良いため日本人利用率も高い病院です。出産手続きなどの際は、日本人通訳が手伝ってくれる場合もあります。 (歯科無し)

Evangelisches Krankenhaus Düsseldorf -

マリーエン ホスピタルMarien Hospital

トラムを降りると目の前にあり、どこからでもアクセスの便利なエリアに位置しています。産科には日本人助産師も勤務しています。 (歯科、小児科無し)

Marien Hospital

まとめ

言葉の通じない海外で病院にかかることは不安も多いかと思います。デュッセルドルフの上記にご紹介した病院は日本人患者も多く、ほとんどの医師や看護師は英語が堪能で、またアジア人に精通した医師も少なくありません。
ただし、ドイツの病院は日本とは違い、「サービス精神」はそれほど強くはないようです。日本のように1から100まで丁寧に説明してくれる環境ではありませんので、聞きたいことや要望があれば、自分から医師や看護師に伝えることが大切です。不安なことがあれば、どんなことでも尋ねてみましょう。