ドーハで現地採用、転職活動をする。

カタールの労働ビザの仕組みからご説明します。
企業（外資系・ローカル問わず）が外国人を雇用する際、イミグレーション（日本の入管のような機関）にビザ枠の取得を申請します。
このビザ枠は、職種と国籍が指定されており、企業が持っている営業許可（ビジネスライセンス）の種類により、もらえるビザ枠の職種が限定されます（企業活動と関係ない職種は採用できないということです）し、企業の規模によりビザ枠の総数がおおよそ決まり、また国籍別に年間のビザ枠の発給数が決まっているようです。（インドやフィリピンが多く、日本は少ない）

ビザ枠の職種・国籍変更はコネにもよりますが、結構難しいようです。ですので、日系以外の外資系企業よりは、コネが強いローカル企業のほうが、ビザ枠が少ない日本人は採用されやすいかも知れません。日系企業が日本人のビザ枠を多く持っているので一番ビザが取りやすいのは確かです。
最近はビザ取得の審査が厳しくなってきているので無くなりつつありますが、実際の職種とビザの職種が違うことはザラにありました。（実際はエンジニアなのに、ビザはレイバーとか…）
つまり、国籍だけは誤魔化せないので、日本人のビザ枠がある日系企業か、コネが強くて日本人のビザ枠を取得できるローカル企業が就職しやすい、となるのです。

労働者側で、ビザ取得に必要な要件は、職種にあった学歴・資格の英文証明書（最近は卒業証明書に加え、成績証明書も必要なようです）と無犯罪証明書です。どちらも日本の外務省のスタンプと在日カタール大使館のスタンプが必要です。

カタールでの転職活動の主な方法は下記の通りですが、狭い社会ですのでコネが最も重要ではあります…。
①bayt.com と Gulf Talent に経歴を載せる
②リクルート・エージェント
③Linkedin
④各企業のウエブサイトにCVをポストする
⑤地元英字紙の求人欄

以上、お役に立てば幸いです。

ご参考になれば幸いです。
もっと詳しく知りたい場合は、個別にご相談下さい。m(_ _)m