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エジプト・カイロへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】

【2020年8月15日更新】日本からエジプト・カイロへはいつから行けるようになるのか? 入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、エジプトはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、エジプト・カイロへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在エジプト日本国大使館のサイト、エジプトのニュースサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

外務省 海外安全ホームページ・エジプト

外務省「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」

在エジプト日本国大使館

現在の日本からエジプト・カイロへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)

7月1日から国際航空便の運航再開、一部地域で外国人観光客の受け入れ再開

エジプトでは、2020年7月1日に全空港で国際航空便の運航を再開しました。
一部の国籍を除いて外国人の入国制限はありませんが、外国人観光客の受け入れは新型コロナウイルスの感染者の少ないリゾート地の南シナイ県(シャルムエルシェイク)、紅海県(ハルガダ)、マトルーフ県(マサマタルーフ)に限られています。
カイロでも観光施設が再開されましたが、感染者数は増え続けています。

エジプト入国の際には、以下の条件が適用されます。

<エジプト入国の条件>

  • 搭乗券の受取前に、指定の申告書への記入・提出(航空会社に提出・エジプト入国時に別途再提出を求められる場合もあり)
  • エジプト滞在中に有効な医療保険への加入(上記の申告書に詳細を記入)
  • 航空便搭乗中や、到着後の空港を含む屋内施設の利用中と、タクシーを含む公共交通機関乗車中のマスク着用義務
  • エジプト到着後、検温と指定の調査票への記入・提出
  • 南シナイ県(シャルムエルシェイク)、紅海県(ハルガダ)、マトルーフ県(マサマタルーフ)以外からエジプトに入国する場合、またはこれらの県から入国後その他の国内に移動する場合、あるいはこれらの県以外からエジプトに入国しこれらの県に移動する場合、移動前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明が必要(8月15日より)

WHOが指定する感染危険国からの入国者は、搭乗前48時間以内に実施されたPCR検査陰性の結果の提出が必要ですが、日本は感染危険国に入っていません。

エジプト・カイロでの乗り継ぎ(トランジット)制限

乗り継ぎ可能

7月1日からカイロ国際空港では国際航空便の発着を再開しており、乗り継ぎ(トランジット)ができます。航空会社によっては運休していたり、荷物に制限のあるフライトもありますので、ご利用の航空会社にご確認ください。
空港内や機内でのマスク着用は義務となっています。

日本からエジプト入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

隔離対象者は?

国際航空便の運航再開前、6月までは、海外から帰国したエジプト人は入国時に問診票などの記入と、検温で感染が確認されなければ14日間の自主隔離の対象となっていました。
8月15日現在、自主隔離措置や対象者についてエジプト政府からの指示は確認されていません。
ただし感染が疑われる症状が出た際は、保健当局に連絡し、指定病院に通院または保健当局の判断で救急車による移送が行われ、必要に応じてPCR検査や強制隔離の対象となります。

空港からの移動手段について

エアポートシャトルバス、路線バス、タクシー、送迎サービスで空港から市内まで移動でき、車内でのマスク着用は義務となっています。ソーシャルディスタンスにもできる限り気をつけましょう。

現在のエジプト・カイロの様子

6月27日に外出禁止令が解除され、屋内施設への入場時や公共交通機関利用時のマスク着用は引き続き義務となっており、1.5m以上のソーシャルディスタンスの確保が推奨されています。

一部の博物館やピラミッドなどの観光スポットは営業

7月1日から、エジプト考古学博物館、イスラム芸術博物館、コプト博物館、モハメドアリモスク、カイロ郊外のギザのピラミッドが営業を再開しています。

飲食店、ショップ、娯楽施設なども営業

スーパーマーケットやベーカリー、薬局などは24時間営業、カフェやレストランなどの飲食店は収容人数の50%までで24時までの営業、ショップ、ショッピングモール、スーク(市場)などは6時~21時の時間制限つきで、営業を再開しています。
映画館や劇場、スポーツ施設などは、収容人数の25%までの入場制限を条件に営業を再開しています。
宗教施設も再開しましたが、モスクの金曜礼拝と教会の日曜礼拝は停止中です。
大量輸送交通機関(電車など)は4時~24時まで運行を再開しています。

禁止事項

大規模なイベントは引き続き停止中です。

日本からエジプト・カイロへの入国制限・緩和情報まとめ

エジプトの新型コロナウイルスの累計感染者数は約95000人で、連日感染者が増え続けています。
それでも各種措置を緩和し、コロナ禍の経済対策として夏のバカンスシーズンに観光業を再開し始めたエジプトですが、安心して観光を楽しめるようになるまでまだ時間がかかりそうです。
なお、外務省の感染症危険情報では、エジプトに「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。

また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、エジプトは日本への入国制限対象地域に入っています。
そのためエジプトから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。

現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されますので、エジプトへの渡航や乗り継ぎを考えている方は、最新情報をチェックしてくださいね。




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