カイロの旅行ガイド情報

【2024最新版】エジプト・カイロ旅行にはいくら必要?物価事情とお得に旅するコツ

世界中から観光客が訪れる人気都市カイロ。

雄大な古代文明の遺跡を誇り海外旅行先として魅力たっぷりの街ですが、カイロ旅行にはいくらかかるのか、日本と比べて物価はどのくらいなのか渡航前に知っておきたいですよね。

価格交渉必須の国なので料金の相場を頭に入れておくととても便利!

今回はエジプト・カイロの最新の物価事情と旅行にかかる費用、お得に旅するポイントをご紹介します!

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エジプト・カイロの物価事情

エジプトの首都カイロは、歴史と文化が豊かな都市であり、観光地としても人気があります。そんなカイロですが、旅行者にとって気になるのが現地の物価です。

エジプトの首都カイロの物価は、何を購入するか、どこに行くかにもよりますが日本と比べると全体的に安くなります。

カイロの物価は、日本と比べて全体的に低めですが、観光エリアとローカルエリアでは大きく異なることがあります。

とくに生活物資は安いですが、観光地周辺では観光客価格があるので高くなることもあります。
また観光地の入場料は、物価に対して高めの設定になっています。

ホテル、レストラン、観光地の入場料はクレジットカードが使えることが多いですが、市場などでは現金のみになります。カイロ旅行のときはクレジットカードと現金、両方用意してくださいね。

エジプトの通貨は「エジプトポンド」


エジプトの通貨は、エジプトポンド(EGP)です。補助単位として、ピアストル(1EGP=100ピアストル)があります。

紙幣は、1EGP、5EGP、10EGP、20EGP、50EGP、100EGP、200EGP、25ピアストル、50ピアストルがあります。

硬貨も存在しますが、日常での流通は少なく、主に紙幣が使われています。

2024年8月20日現在、1EGPはおよそ3円です。また、50EGPがおよそ1USDになります。
※為替レートは変動するため、都度リサーチしましょう。

エジプトでは、特にタクシーや小さな店舗での支払いの際にお釣りが不足することがあるため、小額紙幣を多めに用意しておくと便利です。

また、残ってしまったEGPを円に両替するのは難しいので、必要な分だけ少しずつ両替して使い切るようにしてくださいね。現地でうまく使い切るようにしましょう。

カイロの物価は日本より高い?安い?


カイロの物価は全体的に日本と比べて安くなります。

カイロの物価の目安です。

  • 水600ml:5EGP(15円)
  • コーラ300ml:10EGP(30円)
  • 牛乳850ml:50EGP(150円)
  • 食パン500g:50EGP(150円)
  • 卵10個:80EGP(240円)

水やコーラなどの飲み物は安く購入できますが、牛乳や卵は日本と大きく変わりません。

旅行に関しては、どのように旅行するかによりますが、宿泊費・交通費・食費は比較的安く抑えられます。自分の旅行スタイルに合わせて、予算を計画することが重要です。

観光費は高めで訪れる場所が多ければ多いほど費用がかさみます。無料スポットにも行くことで出費を調整できます。バランスを取りながら旅行を楽しんでください。

エジプト・カイロ旅行に必要な費用は?


カイロの旅行に必要な費用には、以下のものがあります。

  • 航空券代
  • ビザ取得費用
  • ホテル代
  • 交通費
  • 食事代
  • お土産代
  • 観光費用
  • 海外旅行保険費用

カイロ旅行に必要な料金はオフシーズンに1週間(5泊7日)の個人旅行の場合、主要な観光地を巡って約21万円〜になります。

内訳としてはこのような感じになります。

項目 費用目安
航空券代 120,000円(※変動あり)
ビザ取得費用 3,700円(25USD)
ホテル代(3つ星ホテル) 50,000円(10,000 ×5日間)
交通費 7,000円(1,000 ×7日間)
食事代 14,000円(2,000 ×7日間)
お土産代 5,000円
観光費用 11,000円
海外旅行保険費用 3,000円
合計 213,700円

これはあくまで一例であり、ホテルや航空チケットをどのランクを選択するかで旅行費用も大きく変わってきます。

目安として参考にしてみてください。

航空券代


東京発カイロ着の場合、大人1人の往復航空券はおおよそ以下の価格になります。

  • ハイシーズン:18万〜29万円
  • オフシーズン:12万〜19万円

春休み・GW・夏休み・年末年始など日本の長期休暇は航空券代が高くなります。

日本からカイロへは、成田空港から直行便が週1便運航しています。

それ以外では中東やアジアの主要都市で乗り換えすることになります。
2回以上乗り換えをすれば、時間はかかりますがその分費用を抑えられます。

航空券は旅行の費用の中で大きな割合を占めます。時間と予算を考慮して自分に合ったフライトを選択しましょう。

 

ビザ取得費用


エジプトに入国するのにビザは必須となります。

30日以内の観光目的の場合、料金は25USD(およそ3,700円)です。

ビザの取得には以下の方法があります。

一般的にエジプトに到着し空港で取得する人が多く、簡単に購入できるのでおすすめです。

ホテル代


ホテル代は、どのようなランクやいつ宿泊するかによって変わってきます。

カイロ市内のホテルの相場は以下になります。

グレード オフシーズン ハイシーズン
3つ星ホテル 4,000〜12,000円 5,000〜14,000円
4つ星ホテル 6,000〜20,000円 8,000〜40,000円
5つ星ホテル 25,000〜65,000円 35,000〜80,000円

また、ホステルなどを利用すれば2,000円から宿泊することもできます。

オフシーズンであれば5つ星ホテルも比較的リーズナブルに宿泊できます。普段はなかなか泊まれないランクのホテルへ宿泊するのもありかなと思います。

ホテルの口コミなどを参考にして気に入ったホテルを選びましょう。

交通費(地下鉄・バス・タクシー)


カイロ市内の交通手段として、地下鉄、バス、タクシーなどがあります。利用する交通手段や移動する距離によって料金は変わり、目安として1日1,000円〜になります。

【地下鉄(カイロメトロ)】

  • 8〜20EGP(およそ24〜60円)で乗車できます。
  • 移動する駅の数に応じて料金が変わります。

観光客にも利用しやすくおすすめになります。

【公共バス】

  • エアコンの有無によって7〜13EGP(21〜39円)
  • ミニバスは距離によって9〜10EGP(27〜30円)

料金は安いですが、バス停がわかりにくかったり路線図がないので観光客が利用するのはハードルが高くなります。

【白いタクシー】

  • 初乗りが8.5EGP(26円) その後1kmごとに4EGP(12円)です。
  • メーターの料金通り支払えばトラブルはあまりありません。しかし、メーターが改造されている場合もあるので注意が必要になります。
  • 乗車後は、メーターが回っているかしっかりと確認してくださいね。

他にも、移動手段としてUberなどの配車アプリがあります。

これはUberの料金表です。

料金
基本運賃 8EGP(24円)
最低運賃 13EGP(39円)
1kmあたりの料金 2.8EGP(8.4円)
1分あたりの料金 0.42EGP(1.3円)

Uberは、乗車時に料金が明確で利用しやすくなっています。また目的地に連れていってくれるので移動時間を節約できておすすめです。

時間帯にもよりますが、カイロ市内からピラミッドまでは200EGP(600円)ほどで移動できます。

食事代(レストラン・カフェ)


カイロの食事代は、ローカル店から高級なお店まで、どこで食事するかによって料金が変わってきます。また、観光地周辺は料金が高めに設定されています。
目安として1日2,000円〜になります。

食事代の相場としてはこのような感じになります。

  • サンドウィッチ:50円〜
  • コシャリ:150円〜
  • チェーン店のコーヒー:250円〜
  • ピザ:300円〜

観光客がいくようなエジプト料理店では、1品600〜1,000円で食べられます。

どこで食べても日本に比べるとリーズナブルな料金で食事ができます。よい機会なのでさまざまなエジプト料理を食べてみてください。

カイロには、talabat(タラバット)というフードデリバリーサービスがあります。これは、レストランから食事、お店から食品や日用品を指定の場所まで配達してくれます。

これをみるとエジプトの料理の相場がわかります。
また、有名なレストランのデリバリーもやっているので、今日はホテルでゆっくり食事したいというときに活用するのもいいですね。

お土産代


お土産代は、何をどのくらい購入するかによっても変わります。目安として5,000円〜になります。

エジプトのお土産でおすすめは、以下です。

  • エジプトコットンの服やスカーフ
  • 香油や香水瓶
  • ネフェルタリ(オーガニックの石鹸やタオル)
  • パピルス(古代エジプトの紙)
  • カルカデ(ハイビスカスティー)
  • デーツ
  • パッチのチョコレート
  • エジプトビール など

お土産はハーン・ハリーリ市場やシティ・スターズ・モール、スーパーマーケットなどで探せます。

ちなみにハーン・ハリーリ市場には値札がありません。そのため価格は交渉で決まります。頑張って値引きしましょう。

観光費用


エジプトでは、観光地の入場料は外国人料金があり、物価に対して高めに設定してあります。
これは、観光産業がエジプト経済にとって重要な収入源であるためです。

外国人料金はエジプトの標準的な生活費用と比べて割高ですが、その分、世界的に有名な歴史的遺産を維持管理するための費用が含まれています。

そのため、多くの観光地を巡る予定であればその分、観光費がかかります。

主な観光地の入場料になります(2024年8月20日現在)。
最新情報は公式サイトを確認してください。

観光スポット 大人料金 学生料金 その他
ギザのピラミッド 540EGP 270EGP 6歳未満は無料
クフ王のピラミッド内部 900EGP 450EGP
メンカウラー王のピラミッド内部 220EGP 110EGP
大エジプト博物館 1,200EGP 750EGP 若者は750EGP
エジプト考古学博物館 450EGP 230EGP 6歳未満は無料、ビデオ300EGP
ムハンマド・アリー・モスク(シタデル) 450EGP 230EGP 6歳未満は無料
エジプト国立文明博物館 500EGP 250EGP 6歳未満は無料
コプト博物館 100EGP 50EGP
アズハルパーク 40〜50EGP 2〜8歳 30〜40EGP

学生料金で入場したい場合、日本の学生証が使えない可能性があります。国際学生証を事前に準備しておきましょう。(※日本のISIC公式ウェブサイトからオンライン申請が可能です。)

また、支払いがクレジットカードのみのところもあるので忘れず持参してくださいね。

海外旅行保険費用


1週間のエジプト旅行の場合、約3,000円から海外旅行保険があります。

海外では医療費が高額になることが多く、海外旅行保険に加入していれば病気やケガの際に、治療費など補償してくれます。

保険会社や保険の種類によって補償内容が変わってくるので、必要な内容をカバーできる保険を選びましょう。

またクレジットカード付帯の海外旅行保険がある人も補償内容や限度額を確認しましょう。補償内容に不安がある場合は、海外旅行保険にも加入して補うとより安心です。

エジプト・カイロをお得に旅するコツ

ここでは、カイロをお得に旅行するための方法をお伝えします。

オフシーズンを狙う


少しでも安くエジプトに行くには、オフシーズンを狙うのがおすすめです。

カイロの観光は10月〜4月がおすすめです。日本の秋から春先に当たるこの時期は温暖で比較的過ごしやすい季節になります。

逆に5月〜9月は夏にあたり、気温が30度以上になる日が続いてとても暑くなります。日差しが強く日中40度以上になることもあるので熱中症の予防が必要になります。

春休み・GW・夏休み・年末年始は航空券が高くなります。これ以外の時期を選べば料金を抑えられます。

ちなみに、日本からエジプトの往復航空券が一番安いのは1月〜2月、10月〜11月です。オフシーズンをチェックしてお得に航空券を購入しましょう。

無料の観光スポットを巡る


先ほどお話ししたように観光地の入場料は高めに設定してあります。そのため、無料で観光できるスポットもおすすめです。

これらは、無料でいける観光スポットになります。

  • ハーン・ハリーリ市場
  • アズハル・モスク
  • シティ・スターズ・モール
  • オールドカイロ(ハンギング・チャーチ、アブ・セルガ教会、聖ジョージ教会・アムル・イブン・アル=アース・モスク)
  • Cave Church
  • タハリール広場
  • ナイル川沿いを散歩

ハーン・ハリーリ市場やシティ・スターズ・モールでは、買い物をしなくても見ているだけでエジプトの雰囲気を感じられます。

街中やナイル川沿いをぶらぶら歩くのもおすすめです。ただ、時期によっては暑さが厳しいので気候や体調と相談しながら観光してくださいね。

ローカルフードを楽しむ


ローカルフードはとても安く50円ぐらいからおいしい食事を楽しめます。
夕食は素敵なレストランに行くから、朝食昼食は軽くローカルフードを食べようなど使い分けるのもいいでしょう。

エジプトは年中暑く、衛生状態も決してよいとはいえません。
食中毒になる可能性があるので、水や生ものなどには注意しましょう。あまり綺麗ではないローカル店での食事はやめておくのが賢明です。

料金の相場を把握しておく


市場での買い物をするとき、最初は高額な料金を提示してきます。相場を知っていればどのくらいが適切な料金なのかを判断できます。

お土産や食べ物であれば値札のついているお店やスーパーなどを確認して、相場を把握しておきましょう。相場を知っていれば値引き交渉するときに便利です。

ちなみに、エジプトのピラミッド前のラクダ引きはぼったくりされやすいので注意です。
2024年のラクダ乗り体験の相場は、場所や交渉次第で異なりますが、10分あたり200エジプトポンド(約650円)〜が一般的な価格帯です。

エジプト・カイロ旅行の物価に関する注意点


カイロ旅行では、物価に関して注意点があります。参考にしてくださいね。

最新の情報を入手すべし!渡航前にロコタビで現地在住日本人に質問してみよう!


観光地の入場料や交通機関の料金は何度も改定されています。そのため、インターネットに記載してある情報が古くなっていることもあるので注意しましょう。
実際にカイロに行ったら「思ったよりもとても高かった」となることもあります。

詳しい情報は公式サイトなどで検索してみるのもいいでしょう。

しかし公式サイトは英語だし、もっと詳しい現地の最新情報が知りたいこともありますよね。

そんなときは、ロコタビを利用して現地在住の日本人に質問してみましょう。ネットではわからない情報を気軽に聞けるのでおすすめです。

物価はあってないようなもの!店次第、交渉次第


ハーン・ハリーリ市場などのマーケットには、値札がありません。

そのため、自分が出してもよいと思う料金が商品の価格となります。
納得した価格で購入するためにはお店の人と自分の交渉次第で決まります。

ぼったくられたと思わないようにしっかり値引き交渉して納得した買い物をしてくださいね。

まとめ:かかる費用・物価を予習してエジプト・カイロ旅行を満喫しよう!


いかがでしたか?

エジプトポンドは、2024年3月に急落して現在1EGPはおよそ3円です。
それに伴い、観光地の入場料や交通費、食事代も上昇していますがそれでも日本と比較すると安く旅行できます。

カイロ旅行はオフシーズンを選択することで費用を抑えられます。
また航空券は早めに予約することで安く購入できます。「エジプトに行きたい」と思ったらこまめに航空券をチェックして安いタイミングで購入しましょう。

無料の観光スポットもおすすめなのでぜひ行ってみてくださいね。

何にどのくらいお金がかかるのか相場を予習してカイロ旅行に生かしましょう。
エジプトならではの値引き交渉を楽しんで、お得に楽しく旅行を満喫してくださいね。

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