ベルギー・ブリュッセルへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】
【2020年8月16日更新】日本からベルギー・ブリュッセルへはいつから行けるようになるのか? 入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、ベルギーはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、ベルギー・ブリュッセルへの入国規制・緩和情報をまとめました。
※この記事は外務省、在ベルギー日本国大使館やベルギー政府、ベルギー外務省のサイト、ベルギーのニュースサイト、ブリュッセル空港のサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
現在の日本からベルギー・ブリュッセルへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)
観光や出張など短期滞在目的の入国は禁止
2020年8月16日現在、日本を含むEU・シェンゲン域外国からの観光・出張など90日以内の短期滞在目的での入国は禁止されています。
ただし、ベルギーやEU・シェンゲン域内と英国の居住証や滞在許可のある場合は、入国できます。
現在ベルギーに入国できるのは?
7月1日から、必要不可欠な職務やニーズを伴う、学生や高資格労働者などのベルギーの長期滞在ビザを取得した外国人の入国が可能となりました。
EU・シェンゲン域内と英国の市民や居住証を持つ外国人、家族上の必要不可欠な理由のある外国人、越境労働者、医療関係者は、引き続き入国できます。
ベルギーに空路・海路で渡航する全ての人は、ベルギー到着前48時間以内に、渡航者追跡フォーム(Public Health Passenger Locator Form)に入力して申請し、申請後メールで自動送信されるQRコードを、フライト搭乗時または船舶乗船時とベルギー到着時に提示しなければなりません。
日本人向けの長期滞在ビザ発給再開
2020年7月1日から、日本人向けの長期滞在ビザの審査・発給が再開されていますが、高資格労働者の就労ビザ、学生ビザや家族滞在(婚姻など)のビザに限られています。
日本からベルギー入国後の14日間の自己隔離措置についての情報
隔離対象者は?
日本を含む、シェンゲン域外からの渡航者は14日間の自己隔離の対象です。
上記の渡航者追跡フォーム(Public Health Passenger Locator Form)に入力した自宅や滞在先で、14日間の自己隔離が求められます。
空港からの移動手段について
電車、タクシー、バス、自家用車で移動できます。公共交通機関では12歳以上のマスクの着用が義務となっています。できるだけ、1.5m以上のソーシャルディスタンスを保ちましょう。
ベルギー・ブリュッセルでの乗り継ぎ(トランジット)制限
乗り継ぎ可能
8月16日現在、ベルギー・ブリュッセル空港での乗り継ぎ(トランジット)は可能です。
ベルギー到着前48時間以内に、渡航者追跡フォーム(Public Health Passenger Locator Form)に入力して申請し、申請後メールで自動送信されるQRコードを、フライト搭乗時とベルギー到着時に提示する必要があります。
居住者や長期滞在ビザ保持者以外は、原則としてトランジットエリアから出ることができないため、預け入れ荷物は最終目的地まで預けるようにしましょう。また機内持ち込み手荷物に制限を設けている航空会社もありますので、ご利用の航空会社にご確認ください。
空港のサーモスクリーンで発熱や、新型コロナウイルスの症状が見られた場合に空港や保健当局が検査を行う可能性があります。
空港内ではマスクを着用し、ソーシャルディスタンスの確保が必要です。ブリュッセル空港では簡易手洗い場や消毒液を設置しています。
現在のベルギー・ブリュッセルの様子
公共の場所でのマスク着用義務化
8月12日より、ブリュッセル首都圏地域の公共の場所や一般の人がアクセスできる私的な場所で、12歳以上のマスク着用が義務化されました。違反者は取り締まりの対象となります。
飲食店や店舗などは通常営業
飲食店、ショッピングモールや店舗、美術館、図書館、映画館などは、すでに営業再開しています。屋内では12歳以上のマスクの着用は義務で、1.5m以上のソーシャルディスタンスの確保が求められます。
また有料の施設では、できる限りオンラインチケットの購入が勧められています。
ナイトクラブは引き続き休業中です。
イベントも徐々に再開
8月から屋内400人まで・屋外800人までのイベントが解禁されました。
日本からベルギー・ブリュッセルへの入国制限・緩和情報まとめ
EU・シェンゲン域内では日本人短期滞在者の入国を徐々に再開していますが、ベルギーでは引き続き入国制限を行っており、日本からの観光やビジネスなどでの渡航が解禁されるには、まだ時間がかかりそうです。ベルギーでは新型コロナウイルスが収束しかけたものの、日本と同様、2次波が懸念されています。
また、外務省の感染症危険情報では、ベルギーに「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。
また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、ベルギーは日本への入国制限対象地域に入っています。
そのためベルギーから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。
早く安心して観光やビジネスでベルギーを訪問できるようになるといいですね。
現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されています。ベルギー・ブリュッセルへの渡航や乗り継ぎの予定のできた方は、最新情報をチェックしてくださいね。