ブリュッセルの治安は悪い？ベルギー旅行を安全に楽しむための注意点
ベルギー・ブリュッセルでは2016年にテロ事件があったため、現地の治安が不安な方も多いかもしれません。
この記事では、ブリュッセルの治安が悪い地域や観光者が注意したい犯罪についてまとめました。
観光の拠点としてホテルを予約するのにおすすめのエリアもあわせてご紹介します。
ブリュッセルの治安は？ベルギー観光者が気をつけたい事件や犯罪
ブリュッセルは、ヨーロッパの中では比較的治安が良いといわれています。
しかし、観光客を狙ったスリやひったくりなどの小規模な犯罪をはじめ、大きなテロ事件も過去に起きている場所ですので、公共の場での安全対策は常に必要です。
在ベルギー日本国大使館によると、2024年4月時点でのブリュッセル首都圏のテロ脅威度は4段階中3（2番目に高い）となっています。
ブリュッセルの治安が悪いエリア
ここからは、ブリュッセルの中でも治安が悪いとされているエリアをご紹介します。
ブリュッセル南駅（Gare du Midi）周辺
ブリュッセル南駅は中央駅よりも大きな駅で、駅構内での窃盗などの被害が報告されています。
また、近郊にはサン＝ジル（Saint-Gilles）という移民が多いエリアがあり、違法薬物などが流通し、スリの多発地帯となっている現状があります。
ユーロスターや国際高速鉄道などが走る便利な駅であり、他のエリアと比べて低価格のホテルなどがありますが、基本的には長時間の滞在は控えるべきです。
特に夜間は人通りがなくなり、過去には銃撃事件なども起こっているため注意してください。
ブリュッセル北駅（Gare de Bruxelles-Nord）周辺
ブリュッセル北駅周辺は昼間はビジネス街ですが、駅構内でのスリや夜間の外出に注意が必要です。
駅の東側にあるアルショ通り（Rue d'Aerschot）は、風俗街となっているためトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
グランプラス（La Grand Place）周辺
グランプラス周辺は常に人が賑わう場所ですが、それゆえに観光客がスリ・置き引きなどの被害にあいやすい場所です。
警察が警備をしているため他のエリアに比べて安心感はありますが、バッグのファスナーは閉めて身体の前で持つ、スマホやタブレットを必要以上に取り出さないといった基本の対策を徹底させましょう。
ブリュッセル旅行を安全に楽しむための注意点と対策
ブリュッセルの観光を安全に楽しむためには、日本の常識が通用しないという危機感を持つことが大切です。
ここからはブリュッセル旅行を安全に楽しむための注意点と対策をご紹介します。
◯貴重品の管理を徹底する
バッグのファスナーをきちんと閉める、高額な現金を持ち歩かない、ブランド品を身につけないなどの対策をしてスリの被害を最小限に抑えましょう。
また、レストランやカフェで離席する時に携帯やパソコン、カメラを置きっぱなしにしてはいけません。
◯声をかけられても無視する
犯罪者たちは、親切を装ったり、こちらの親切心を利用したりして観光客に近づいてきます。目の前に散らばったコインを拾うのを手伝う間に置き引きにあったり、子どもからお金を恵んでほしいとねだられたりします。
知らない人に声をかけられた時は基本的には無視、もしくは”No”と断るようにしましょう。
◯夜の外出は控える
どのエリアも、夜は一本違う路地に入ると人の気配がなくなる場所が多いです。
どうしても外出しなければならない場合は、宿泊先の周辺のお店に行くことをおすすめします。ベルギーの冬は16時台から暗くなる月もあるため、日没時間も調べるといいでしょう。
◯室内でも同様に注意する
駅や路上だけでなく、レストランや電車やバスなどの公共交通機関の中での犯罪も多発しています。席についたから安心するのではなく、常に自分の持ち物や周りの様子に目を配りましょう。
ここまでご紹介して、ブリュッセルを観光するのが少し不安になってきた方もいらっしゃると思います。
そんな時は、ブリュッセル在住の日本人ロコにアテンドを依頼するのがおすすめです！
ホテルは中央駅（Gare de Bruxelles-Central）周辺に泊まるのがおすすめ
ブリュッセル中央駅周辺は比較的治安が良いといわれています。
世界遺産のグランプラスまで徒歩5分、同じく人気観光地の小便小僧まで8分と観光のアクセスもとても良く、レストランでの食事やショッピングにも困ることはありません。
1泊あたり100ユーロしないホテルが多いので、観光客が過ごしやすい比較的安全なエリアで宿泊することをおすすめします。
まとめ：治安に気をつけてベルギー・ブリュッセル観光を安全に楽しもう
今回はブリュッセルの治安についてご紹介しました。
治安の良し悪しに関わらず、基本的な海外旅行の防犯対策をしながら安全な旅を楽しみましょう。
外務省や領事館が発信する最新の治安情報をチェックすることも大切です。
▷ベルギー：危険・スポット・広域情報｜外務省海外安全ホームページ
さらに、ロコタビの現地日本人のアテンドを受ければ、より安全で充実した時間を過ごせますよ！
ぜひご活用ください。
