アテネの旅行ガイド情報

【2025年版】ギリシャ旅行の費用ガイド!予算の目安・内訳・安く抑える方法まで徹底解説

目次

エーゲ海の絶景や神話の世界が広がるギリシャは、人気のヨーロッパ旅行先のひとつ。

でも「費用が高そう」と心配していませんか?

この記事では、ギリシャ旅行にかかる費用の相場を旅行日数別・旅のスタイル別に詳しく解説。

航空券やホテルの価格、節約のコツまでわかりやすく紹介します。

ギリシャ旅行について「おすすめのレストランは?」「はずせないギリシャ料理って何?」など疑問や不安があればロコタビで現地在住の日本人に質問してみましょう。

無料で質問できるので気軽に利用してみてくださいね。

※この情報は2025年7月時点のレートを基に計算しています。最新のレートは公式情報をご確認ください。

ギリシャ旅行にかかる費用の目安

アテネで遺跡巡り、サントリーニ島などの島々でリゾートステイ。ギリシャには魅力的な場所がたくさんあります。

今回は、ギリシャ旅行にかかる費用の目安を旅行日数ごとに紹介していきます。

3泊5日の場合の予算

アテネ3泊5日の旅費の目安は25万円〜です。

項目 費用(日本円) 備考
航空券 150,000円
ホテル 40,000円 3つ星
食費 40,000円 外食
交通費 4,000円 公共交通機関利用
観光費用 10,000円 3カ所程度
合計 244,000円

標準的なアテネの旅行をイメージしてみました。

ホテルのランクをあげたり、多くの場所を観光したりする場合は、予算の余裕を持って計画する必要があります。

5泊7日の場合の予算

アテネ・島の5泊7日の旅費の目安は34万円〜です。

項目 費用(日本円) 備考
航空券 170,000円 日本からアテネ、アテネから島の往復
ホテル 70,000円 3つ星クラス
食費 70,000円 外食
交通費 10,000円 公共交通機関+タクシー利用
観光費用 18,000円 5カ所
合計 338,000円

アテネと島(サントリーニ島やミコノス島)を巡る旅行をイメージしてみました。

アテネからエーゲ海の島へ移動するには、飛行機かフェリーでの移動になります。そのためアテネのみの観光よりも移動費用ががかかります。

また島ではホテルや食事代も上がる可能性があるので少し多めに見積もってみました。

どちらも旅のスタイルによって費用は大きく異なります。あくまで旅費の一例として参考にしてみてください。

ツアーと個人旅行どちらが安い?

ツアーと個人旅行ではツアーの方が安くなることが多いです。

例えばこのようなツアープランがあります。

  • 5日間朝食付きのツアーが15万円〜
  • 7日間朝食付きのツアーが25万円〜

この料金は、往復航空券とスタンダードクラスホテルが含まれたフリープランです。

基本的には終日自由行動なので好きな所を自分のペースで観光できます。
また朝食はついていますが、昼食や夕食は含まれていないので気になるお店へギリシャ料理を食べに行くことも◎。

ツアーだと一度で航空券とホテルが予約でき、追加料金を支払えばホテルのランクも変更可能なのも嬉しい点です。

さまざまな旅行会社がツアーを出しているので検討してみるのもおすすめです。

費用の内訳|項目ごとに詳しく解説

ここでは、旅行にかかる費用の内訳を詳しく紹介していきます。

航空券の相場と予約のコツ

日本とギリシャの航空券の相場は、閑散期(10月〜5月)は9万円台〜、繁忙期(7月・8月・年末年始)は15万円台〜です。

日本からギリシャへは直行便がないため、通常は乗り継ぎ便で向かいます。主な乗り継ぎ地は以下の通りです。

  • 中東経由(アブダビ・ドバイ・ドーハ)
  • ヨーロッパ経由(イスタンブール・オランダ・パリなど)

おすすめは、イスタンブールや中東経由便です。所要時間は16〜18時間ほどとスムーズにギリシャへ行けます。

ヨーロッパ経由は全体的に費用がやや高めで、所要時間も長めになります。
また、シンガポールや中国経由などは安い価格帯で航空券を購入できますが、乗り継ぎにかかる時間が長くなります。

航空券は予約するタイミングや選択するフライトによって料金や乗り継ぎの待ち時間などは大きく異なります。

繁忙期は航空券代が高くなるので費用を抑える場合は閑散期に旅行するのがおすすめです。

ホテル・宿泊費

ギリシャの宿泊費の目安をまとめてみました。

◼️アテネのホテル(大人2人1泊)

ホテルランク 費用目安 日本円換算例
高級ホテル 220ユーロ〜 38,148円〜
4つ星ホテル 150ユーロ〜 26,010円〜
3つ星ホテル 100ユーロ〜 17,340円〜
ホステル(1人分) 25ユーロ〜 4,335円〜

◼️サントリーニ島のホテル

ホテルランク 費用目安 日本円換算例
高級ホテル 350ユーロ〜 60,690円〜
4つ星ホテル 250ユーロ〜 43,350円〜
3つ星ホテル 70ユーロ〜 12,138円〜

※2025年7月現在のレートは1ユーロ=173.4円で計算しています。

宿泊費は、旅行シーズンやエリアによって変動があります。観光のハイシーズン(6〜9月)には価格が上昇する傾向があるため、早めの予約が安心です。

アテネは市内中心部に宿泊すると観光地へのアクセスは抜群です。しかし、宿泊の費用が郊外に比べて高くなります。

リゾート地であるサントリーニ島は、高級ホテルなどがアテネと比べて全体的に高くなります。特に夏のハイシーズンはホテル代がさらに高騰したり、予約が取りにくくなるので早めの予約がおすすめ。

ちなみに、サントリーニ島は洞窟ホテルが有名です。高級なホテルから良心的な価格帯までさまざま。気になる方はぜひチェックしてみてください。

食費の目安

ギリシャ旅行でかかる食費は1日1万円〜です。

食事にかかる費用

項目 料金 日本円換算例
ローカル食堂(タベルナ) 15〜20ユーロ 2,601〜3,468円
中級レストラン 20〜30ユーロ 3,468〜5,202円
高級レストランやリゾート 40ユーロ〜 6,936円〜
ギロピタ(ケバブのようなもの) 4ユーロ〜 694円〜
パイ(チーズやほうれん草など) 2ユーロ〜 347円〜
クルマデス(あげドーナツ) 4ユーロ〜 694円〜
コーヒー 1〜2ユーロ 173〜347円

※2025年7月現在のレートは 1ユーロ=173.4円 で計算しています。

何をどこで食べるかによって食費は左右されます。特にサントリーニ島などの島では、アテネと比較して食事代が高くなる可能性が。

ギリシャには地元の新鮮な野菜・肉・魚など美味しい食べ物がたくさん。ギリシャヨーグルトやオリーブ、ワインなどスーパーマーケットで購入するのもおすすめです。

ファストフードの屋台、パン屋、スーパーマーケットを上手に活用しながらギリシャ料理を満喫してくださいね。

島間・市内の交通費

アテネから飛行機やフェリーを利用するとエーゲ海の島々へアクセスができます。
主要な島への移動についてまとめました。

◼️アテネからサントリーニ島への移動費用・片道

移動手段 所要時間 オフシーズン ハイシーズン
飛行機 約1時間 約3,500円〜 約7,000円〜
フェリー 約5〜11時間 - 約50ユーロ(8,670円)〜

◼️アテネからミコノス島への移動費用・片道

移動手段 所要時間 オフシーズン ハイシーズン
飛行機 約45分 約7,500円〜 約15,000円〜
フェリー 約2時間半〜6時間 - 約40ユーロ(6,936円)〜

※2025年7月現在のレートは 1ユーロ=173.4円 で計算しています。
基本的に飛行機の方が費用は高くなることが多く、所要時間が短くなります。
選択するフライトがLCCの場合、荷物の料金が含まれていないことがあるので注意が必要です。

フェリーは時間がかかりますが、飛行機に比べて費用が安いことが多く、フェリーからの景色を眺めながら移動できるので時間に余裕がある人にはおすすめ。
天候によって運航状況に影響が出る可能性もあるので日程に余裕を持っておくと安心です。

どちらを選択するにせよ、旅行の時期や選択する便によって費用や運航スケジュールは大きく異なります。旅費や行程を考えながら選択してみてくださいね。

◼️アテネ市内の移動(公共交通機関)

アテネ市内の移動手段には、バス、メトロ、トラム、タクシーがあります。

バス・メトロ・トラムは共通のチケットを使用しているのでわざわざチケットを買い直す必要がありません。有効期限内であれば、何度でも乗り換えが可能です。

アテネ市内交通チケットの料金一覧

チケット有効期限 費用 日本円換算例
90分チケット 1.2ユーロ 約208円
24時間チケット 4.1ユーロ 約711円
5日間チケット 8.2ユーロ 約1,422円
3日間観光チケット 20ユーロ 約3,468円

※2025年7月現在のレートは 1ユーロ=173.4円 で計算しています。

3日間観光チケットのみ空港までの往復乗車が可能(地下鉄・バスの両方に対応)。

◼️ 空港とアテネ市内の移動

移動手段 費用 日本円換算例
エクスプレスバス 片道:5.5ユーロ 約954円
メトロ空港チケット(90分) 片道:9ユーロ 約1,561円
往復:16ユーロ 約2,774円
タクシー(市内まで固定料金) 日中:40ユーロ 約6,936円
夜間(0〜5時):55ユーロ 約9,537円

※2025年7月現在のレートは 1ユーロ=173.4円 で計算しています。

アテネで何日観光するかによりますが、空港までの移動を公共交通機関、特にメトロを利用する予定であれば3日間の観光チケットはおすすめです。

旅行中のスケジュールを立ててお得なチケットを購入してくださいね。

最新の情報は公式サイトを確認してください。

ちなみに、バスは前後どちらのドアからでも乗車可能で、乗車時に打刻を忘れないようにしましょう。公共交通機関では、スリの被害に合わないように貴重品の管理には十分注意してくださいね。

◼️タクシー

タクシーの料金一覧です。

項目 日中 夜間(0〜5時)・アテネ市外
初乗り 1.8ユーロ(312円) 1.8ユーロ(312円)
1kmごと 0.9ユーロ(156円) 1.25ユーロ(217円)
最低運賃 4ユーロ(694円) 4ユーロ(694円)

※空港や港などでは追加料金が発生します。

残念ながらぼったくりタクシーも存在しています。

アテネのタクシーは黄色で車体の上に「TAXI」と表示があるので乗車前に確認してください。また動き出したら必ずメーターが回っているかチェックし、下車時は領収書をもらうようにしましょう。

ちなみに「FREE NOW」という配車サービスもあります。料金が明確なので安心して利用できます。

観光費・入場料

ギリシャの観光費用は、平均すると1カ所3,500円ぐらいとなります。

地域 観光地名 費用 日本円換算例
アテネ アクロポリス(パルテノン神殿) 30ユーロ 5,202円
古代アゴラ 20ユーロ 3,468円
ゼウス神殿 20ユーロ 3,468円
新アクロポリス博物館 20ユーロ 3,468円
アテネ国立考古学博物館 12ユーロ 2,081円
リカヴィトスの丘(ケーブルカー) 往復:12ユーロ
片道:9ユーロ
2,081円
1,561円
パナティナイコ競技場 10ユーロ 1,734円
サントリーニ島 アクロティリ遺跡 20ユーロ 3,468円
ケーブルカー 10ユーロ 1,734円

※最新の価格は公式サイトでご確認ください。

アクロポリスなど時間制のチケットを導入しているところがあります。

当日券売所で入場券を購入する場合、ハイシーズンは特に長蛇の列になる可能性があります。また観光客が多い場合は入場制限がかかることも。

せっかくアテネまで行ったのに観光ができないなんてことにならないようにしたいですね。

チケットを購入する時間を節約するためにも、前もって計画を立て公式サイトで購入しておくと安心です。

お土産代

お土産代の予算は、1万円〜となります。

  • ギリシャのおすすめのお土産
  • オリーブオイル
  • オリーブの塩漬け
  • ワイン
  • ウゾ(リキュール)
  • マウンテンティー
  • はちみつ
  • バクラヴァ(薄いパイ生地を重ねてシロップをかけた甘いお菓子)
  • チョコレート
  • オーガニックアイテム(石鹸・リップクリームなど)
  • マティ(青い目玉のアイテム)

お土産にかかる費用は個人差が大きくなります。

空港やお土産屋さんは基本的に価格が高くなります。ばらまき土産などスーパーマーケットで購入できるものはリーズナブルに入手しておきましょう。

旅行スタイル別モデルコースと費用例

ここでは、旅行スタイル別のモデルコースや費用について紹介していきます。

自分の旅行スタイルにあったモデルプランをぜひ参考にしてみてください。

節約派(3泊5日・アテネ中心)モデルプランと費用目安

5日間のアテネ旅行のモデルプランはこのような感じになります。

◼️5日間のアテネ旅行モデルプラン

日程 スケジュール 宿泊
1日目 日本出国 機中泊
2日目 午前:アテネ到着
・空港から市内へ移動
・チェックイン
・プラカ地区・モナスティラキ広場など街歩き
・お土産購入
・アクロポリスのライトアップ
ホステル
3日目 ・アクロポリス観光
・アテネ国立考古学博物館
ホステル
4日目 ・空港へ移動
午前:フライト
機中泊
5日目 日本帰国 -

◼️5日間のアテネ旅行の費用目安(節約旅行の場合)

項目 費用(日本円) 備考
航空券 100,000円 アジア経由
ホテル 9,000円(4,500円×2泊) ホステル利用
食費 6,000円 スーパーマーケット中心
交通費 3,000円 公共交通機関利用
観光費用 8,000円 主要スポット2カ所程度
合計 126,000円

節約旅行の場合、料金は126,000円〜となります。

宿泊はホステルのドミトリーを利用し、スーパーマーケットや屋台・パン屋を利用する場合で考えてみました。

飛行機はアジア経由なので費用は安くなりますが、乗り継ぎを含めたフライト時間が24時間となり観光に費やせる時間は丸二日と短めです。

標準派(5泊7日・サントリーニ+アテネ)モデルプランと費用目安

7日間のサントリーニ島+アテネ旅行のモデルプランはこのような感じになります。

◼️7日間のサントリーニ島+アテネ旅行モデルプラン

日程 スケジュール 宿泊
1日目 日本出国 機中泊
2日目 午前:アテネ到着
・空港からピレウス港へ移動
・フェリーでサントリーニ島へ移動
・ホテルチェックイン
・ホテル周辺を散策して夕食
中級ホテル
3日目 ・朝はホテルでゆっくり
・イアで街歩きやお土産購入
・夕日を眺める
中級ホテル
4日目 ・アクロティリ遺跡
・フェリーでアテネへ移動
・ホテルにチェックイン
・アクロポリスのライトアップ鑑賞
中級ホテル
5日目 ・アクロポリス
・古代アゴラ
・新アクロポリス博物館
・パナティナイコ競技場
中級ホテル
6日目 ・アテネ国立考古学博物館
・リカヴィトスの丘
・プラカ地区など街歩き
・お土産購入
・空港へ移動/夜:フライト
機中泊
7日目 日本帰国

◼️7日間の費用の目安(サントリーニ島+アテネ)

項目 費用(日本円) 備考
航空券 180,000円 中東経由
ホテル 70,000円 中級ホテル
食費 45,000円 外食
交通費 22,000円 公共交通機関+フェリー
観光費用 22,000円 6カ所の観光地入場料など
合計 339,000円

サントリーニ島+アテネ旅行の場合、料金は339,000円〜となります。

フライトは中東を経由しているため、少し費用がかかりました。その分、アテネ・サントリーニ間の移動はフェリーを利用して費用を抑えつつ、フェリーからはエーゲ海の景色を満喫できます。

また、中級ホテルを選択して快適に過ごしつつ、遺跡などの観光も重視してみました。

外食は選択肢が多いので柔軟に選択ができますよ。

ハネムーン・ラグジュアリー派モデルプラン

ハネムーン・ラグジュアリー派のモデルプランはこのような感じになります。

◼️7日間のラグジュアリーハネムーンプラン(サントリーニ島+アテネ)

日程 スケジュール内容 宿泊
1日目 日本出国 機中泊
2日目 午前:アテネ到着 → 国内線でサントリーニ島へ
・専用車でホテルへ移動
・ホテルでゆっくり
・サンセットを見ながらディナー
高級ホテル
3日目 ・街歩き
・プライベートガイドツアー
・プライベートサンセットクルーズ(BBQ付き)
高級ホテル
4日目 ・ハネムーンフォト撮影
・街歩き
・午後からアテネへ移動
高級ホテル
5日目 ・1日アテネ観光(アクロポリスなど) 高級ホテル
6日目 ・プラカ地区など街歩き
・お土産購入
午後:フライト
機中泊
7日目 日本帰国 -

◼️費用目安(2人分)

項目 費用(日本円) 備考
航空券(ビジネスクラス) 1,320,000円〜 国際線+国内線(往復)
ホテル 320,000円〜 高級ホテル(サントリーニ&アテネ)
食費 100,000円〜 高級レストランやホテル内食事など
移動費・カーチャーター 40,000円〜 空港送迎・市内移動など
サンセットクルーズ 110,000円〜 プライベート&BBQ付き
ハネムーンフォト 170,000円〜 プロカメラマンによる撮影
アテネ観光費用 16,000円〜 各種入場料など
合計 2,076,000円〜

ハネムーン・ラグジュアリー旅行の場合、料金は2,076,000円〜となります。

航空券をビジネスクラスにしたためかなりの費用が高額となっていますが、エコノミークラスの場合、二人で40万円〜となります。航空券の選択で大きく合計金額が変わってきます。

またハネムーンフォトやサンセットクルーズなどをオプションでつけていますが、「ホテルでゆっくり滞在したい」「街歩きをメインに過ごしたい」などであればこの辺りは不要になります。

旅行中どのように過ごしたいかによって予算はかなり変わってきます。

ギリシャ旅行をお得に楽しむ節約術

ここでは、お得にギリシャ旅行を楽しむコツを紹介していきます。

オフシーズンとハイシーズン

オフシーズンとハイシーズン、どの時期に旅行するかによって費用は大きく変わります。

ハイシーズン(7月〜8月)

メリット デメリット
・夏のビーチリゾートを満喫できる ・航空券・ホテル代が高騰
・イベントが多い ・観光客が多く、混雑している
・暑い

オフシーズン(11月〜4月)

メリット デメリット
・航空券・ホテル代がお手頃 ・サントリーニ島やミコノス島など、ホテルやレストランが閉まっているところも
・観光客が少なく落ち着いた街並みを楽しめる ・天候が不安定

ハイシーズンはエーゲ海の島々を楽しむにはおすすめですが、旅費が高騰したり観光客が多いためどこも混雑しています。

オフシーズンであれば旅費はお得ですが、島へ滞在する場合、ホテルやレストランなどの選択肢が少なくなります。

おすすめはオフシーズンとハイシーズンの間の5〜6月、9〜10月。旅費はやや安く、観光客もハイシーズンと比較すると落ち着いています。気候も安定しており、サントリーニ島などのリゾートも営業しています。

もしオフシーズンに旅行へ行くのであれば、天候が不安定なので防寒具や雨具を忘れず持参してくださいね。

航空券を安く取るコツ

旅費の中でも大きな割合を占める航空券代。お得に購入する方法をいくつか紹介します。

オフシーズンに旅行へ行く

航空券代はオフシーズンとハイシーズンで数万円の差があります。費用を抑えるためにオフシーズンを選ぶのもいいでしょう。
サントリーニ島などの島々を訪れる予定の人は、オフシーズンはレストランやホテルが閉まっている可能性もあるのでしっかり調べてから日程を決めてくださいね。

早めに航空券を予約する

旅行の2〜3ヶ月前までには航空券を購入しましょう。
直前になるほど航空券の料金はあがります。特にハイシーズンや年末年始は高騰するので旅行が決まったら早めに予約するのがおすすめ。

平日出発の航空券がお得

週末発の航空券は価格があがります。
日程が調整できるのであれば平日出発にするとお得に購入できます。

他にも、乗り継ぎの回数を2回に増やしたり、LCCを活用することで航空券代を抑えられます。
しかし、所要時間が長くなったり、荷物が有料になったりなどのデメリットもありです。

トータルで考えて納得のいくフライトを選択してくださいね。

宿泊費を抑える方法

アテネ中心部や観光エリア周辺のホテルは価格が高くなります。

宿泊費用を抑えるためには、少し郊外でコスパ重視のホテルを選択するのも一つの手です。

その際、以下の二つは必ず確認してください。

  • 郊外から中心部へのアクセス
  • ホテル周辺のレストランやスーパーマーケット

他にもホテル予約サイトの口コミも参考にするといいですよ。

食費を節約するアイデア

ギリシャ旅行の食費を節約するには「タベルナ」を利用するのがおすすめ。

タベルナとは、ローカルの食堂です。レストランよりカジュアルな雰囲気で、伝統的なギリシャ料理を気軽に楽しめます。

1皿10ユーロほどで注文でき、ムサカ(ナス・ジャガイモ・ひき肉のオーブン焼き)、スブラキ(肉の串焼き)、グリークサラダなどが食べられます。

B級グルメもパン屋や屋台などで購入できるので気軽に食べ歩きもできます。

  • ティロピタ(フェタチーズのパイ)
  • スパナコピタ(ほうれん草とフェタチーズのパイ)
  • ギロピタ(ギロスと呼ばれる肉をスライスしてピタパンに包む:ケバブみたい)
  • スブラキ(肉の串焼き)
  • ルクマデス(揚げドーナツに蜂蜜やシナモンをかける)
  • ブガツァ(カスタードが入ったパイ)

さまざまなギリシャ料理を試してみてくださいね。

観光・移動の節約ポイント

お得に観光できる方法をいくつか紹介します。

遺跡など無料で入場できる日に訪れる

年に数回、無料開放している日があるのでタイミングが合えば狙っていくのもおすすめ。

ただ、通常の日より混雑する可能性があるので注意が必要です。

無料スポットへ行く

  • プラカ(街歩き)
  • モナスティラキ広場
  • シンタグマ広場(衛兵交代式)
  • アテネ国立庭園

公共交通機関のチケットを活用

何度もメトロやバスを利用する場合は、24時間券や5日券を購入するとお得に。

タクシーを活用

公共交通が安いのでお得ですが、人数が多い場合はタクシーを使用するという手もあります。

移動時間と費用の状況に応じて使い分けるのも◎。

乗り降り自由の市内観光ツアー

オープントップの2階建てバスを利用するのもおすすめ。

バスに乗りながら主要な観光地を回ることが出来ます。

日本語のオーディオガイドもあるので説明を聞いてアテネのことをより深く学べますよ。
費用は1日22ユーロほどです。

現地で気をつけたいお金事情

ここでは、ギリシャでのお金事情について紹介していきます。

通貨はユーロ(€)

ギリシャの通貨はユーロです。「EUR」や「€」と表記されます。

ユーロには、硬貨と紙幣の2種類があります。

  • 硬貨:1、2、5、10、20、50セントと、1、2ユーロの全8種類
    ※補助通貨単位はセント。100セント=1ユーロ
  • 紙幣:5、10、20、50、100、200、500ユーロの全7種類

※2025年7月現在のレートは1ユーロ173.4円です。

◼️現金は必要か?

ギリシャ旅行では、現金が必要になります。

ギリシャ・アテネでは基本的にクレジットカードなどのキャッシュレスが普及していますが、現金の方が便利だったり、必要な場面もあります。

例えば、島々での支払い、小さなお店、チップ、有料トイレなどです。
多額の現金は必要ないですが、最低限の現金の用意を忘れずにしてください。

その際、200ユーロや500ユーロはお釣りがないと言われることがあるので、小額紙幣を準備してくださいね。

物価は高い?安い?

ギリシャの物価は、ヨーロッパの中では比較的安価な部類といわれています。

食費・交通費は日本と比べてやや安い〜同等の物価です。外食費は日本と比べると高くなります。

アテネなどの都市部やサントリーニ島・ミコノス島などのリゾート地は全体的に物価が高くなります。また円安の影響があるので余計に物価が高く感じるでしょう。

具体的な物価は以下のような感じです。

◼️ギリシャの具体的な物価目安

項目 費用目安 日本円換算例(1ユーロ=173.4円)
水500ml 0.3ユーロ〜 約52円〜
牛乳1L 1.3ユーロ〜 約225円〜
ヨーグルト1kg 2.5ユーロ〜 約434円〜
食パン 1.6ユーロ〜 約277円〜
卵15個 3.3ユーロ〜 約572円〜
ビール 2ユーロ〜 約347円〜
オリーブ 2ユーロ〜 約347円〜

※2025年7月現在のレートは1ユーロ173.4円です。

スーパーマーケットを上手に活用すると出費を抑えられます。

チップ文化はある?

ギリシャは、特別なサービスを受けたときなどにチップを渡す文化があります。

  • ホテルのポーター・ルームサービス・ベッドメイキング:1〜2ユーロ
  • レストラン:会計の5〜10%

1ユーロを多めに用意しておくといざという時にスムーズにチップが払えますよ。

まとめ:ギリシャ旅行の費用は「選び方次第」で調整可能!

パルテノン神殿をはじめとする遺跡やエーゲ海の美しい島々などが楽しめるギリシャ。

ヨーロッパの中では比較的お得に旅行できますが、やはり円安の影響もあり旅費がかかります。

特にハイシーズンの場合、航空券やホテル代は高騰します。予算や旅行の目的を明確にして旅行の計画を立ててくださいね。

食事はタベルナ・パン屋・ファストフードなどを活用してお得でおいしいギリシャ料理を楽しみましょう。

選択次第で素敵な旅行になること間違いなしです。

※為替レートは変動する可能性があるため、最新の情報を確認してください

ギリシャ旅行について「おすすめのレストランは?」「はずせないギリシャ料理って何?」など疑問や不安があればロコタビで現地在住の日本人に質問してみましょう。

無料で質問できるので気軽に利用してみてくださいね。