オランダ・アムステルダムへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】
【2020年8月16日更新】7月1日より日本からオランダ・アムステルダムへ旅行やビジネス出張に行けるようになりましたが、入国の条件や現地の様子などはとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
オランダに旅行や出張に行っても大丈夫なのか、現地で制限や規制を受けないのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、オランダ・アムステルダムへの入国規制・緩和情報をまとめました。
※この記事は外務省、在オランダ日本国大使館やオランダ政府のサイト、オランダのニュースサイト、アムステルダム・スキポール空港のサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
現在の日本からオランダ・アムステルダムへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)
日本人観光客・短期滞在者の受け入れ再開済み
2020年7月1日、オランダ政府は欧州理事会の入国制限措置の解除対象国リストに基づき、日本を含むEU・シェンゲン域外14か国からの渡航者に対する入国制限を解除しました。
よって、それまでに入国が許可されていた長期滞在ビザ保持者などに加えて、日本から観光や出張など90日以内の短期滞在目的でオランダに入国できるようになりました。
日本からオランダ入国後の14日間の自己隔離措置についての情報
隔離対象者は?
8月16日現在、日本からの渡航者には、自己隔離などの行動制限措置は要請されていません。ただし感染リスクの高い国を経由して入国する場合は、14日間の自己隔離の対象です。
空路でオランダに入国する全ての人は、フライト搭乗前に、健康申告書(Traveller public health declaration)に記入する必要があります。
空港からの移動手段について
電車、エアポートエクスプレスバス、タクシー、自家用車などで移動できます。
公共交通機関では13歳以上のマスク着用は義務で、違反すると95ユーロの罰金が科されます。また、できるだけ1.5m以上のソーシャルディスタンスを確保しましょう。
オランダ・アムステルダムでの乗り継ぎ(トランジット)制限
乗り継ぎ可能
日本からオランダに渡航し、アムステルダム・スキポール空港で乗り継ぎ(トランジット)をする場合、特に制限はありませんが、上記の健康申告書(Traveller public health declaration)への記入は必要です。
空港のサーモスクリーンで発熱や、新型コロナウイルスの症状が見られた場合に空港や保健当局が検査を行う可能性があります。
空港内ではマスクを着用し、ソーシャルディスタンスの確保が必要です。スキポール空港では消毒液を設置し、マスクも空港内で販売しています。
機内持ち込み手荷物に制限を設けている航空会社もありますので、ご利用の航空会社にご確認ください。
現在のオランダ・アムステルダムの様子
混雑するエリアでのマスク着用の義務化
8月5日より、アムステルダム市の一部の混雑するエリアで、13歳以上のマスク着用が義務化されました。対象エリアは、the Wallengebied (the red light district)、the Kalverstraat/Nieuwendijk shopping streets、the Plein ’40-’45 market、the Albert Cuyp marketとなっています。
美術館などの観光スポットは予約制
混雑を避けるため、美術館などの観光スポットは予約制となっています。館内では1.5m以上のソーシャルディスタンス確保が求められます。
飲食店や店舗などは通常営業
1.5m以上のソーシャルディスタンス確保を条件に、飲食店、ショッピングモールや店舗、映画館などは、通常営業しています。マスクの着用は義務ではありませんが、推奨されています。
グループ内で3人以上が1.5m以上のソーシャルディスタンスを守らない場合、罰則があります。
ナイトクラブは引き続き休業しています。
スポーツ・試合の観戦やイベントも再開
スポーツや試合の観戦も、1.5m以上のソーシャルディスタンス確保を条件に再開されました。ただし大声を上げての応援や歌うのは禁止されています。
イベントも再開されましたが、感染状況によりまた禁止される可能性があります。
日本からオランダ・アムステルダムへの入国制限・緩和情報まとめ
EU・シェンゲン域内の周辺諸国に比べてかなり緩和を進め、ソーシャルディスタンスが確保できれば公共交通機関以外でのマスク着用も義務ではないオランダでは、7月より日本からほぼ制限なく渡航できるようになりましたが、事態の終息まではもう少し時間がかかりそうです。
外務省の感染症危険情報では、オランダに「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。
また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、オランダは日本への入国制限対象地域に入っています。
そのためオランダから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。
早く安心して観光やビジネスでオランダを訪問できるようになるといいですね。
現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されています。オランダ・アムステルダムへの渡航や乗り継ぎの予定のできた方は、最新情報をチェックしてくださいね。