アムステルダムの旅行ガイド情報

【2024】アムステルダムの治安情報を詳しく解説!気をつけるべきエリアや7つの注意点

アムステルダムは92万人以上の人口を誇るオランダの首都で、日本からの旅行先としても人気のあるエリア。

都市の中心地は観光客や地元の人で賑わっており一見治安は悪くなさそうに感じますが、大麻(マリファナ)などのソフトドラッグを許容していることから日本に比べ人気の少ない場所や夜間などは様子のおかしい人にあう可能性も高いです。

今回は、海外へ旅行へ行く際に気になる治安情報について注意したいエリアや滞在におすすめのエリア、アムステルダムで気をつけるべき7つの点など紹介していきます。

気になる!アムステルダムの治安状況は?


皆さんはアムステルダムの治安についてどのようなイメージをお持ちですか?
アムステルダムの治安は、比較的良いです。

外務省の海外安全ホームページからオランダを見ても、危険・スポット・広域情報は真っ白で、危険情報はありません。

もちろん日本に比べると夜間の外出は十分警戒する必要があったり、スリが多かったり多少の危険はあります。

とはいえ、しっかりと情報収集をして対策すれば十分安全に旅行を楽しむことができますよ。

空港から市内への移動は時間帯によって選ぼう

アムステルダムを訪れる際に、多くの人が利用するのがアムステルダム・スキポール空港です。
スキポール空港から市内への主な交通手段は、バス、電車、タクシー(Uber)。

料金や所要時間など総合的に見てオススメなのは電車です。空港から市内まで約20分、料金は5.4ユーロとリーズナブル。ただ、電車内でのスリには十分注意が必要です。

夜間やお子様づれの場合はタクシーでの移動が良いかと思います。空港から市内まで15〜20分、料金は約40ユーロです。

【注意】Coffeeshopとコーヒーを売っているCafeはまったく違うお店!

オランダで『Coffeeshop』というと、マリファナなどの合法ドラッグを扱うお店のこと。
一見カフェのように見え、Coffeeの文字から普通のコーヒーを売っているカフェを連想してしまいますが間違って入ってしまわないように注意しましょう。

ちなみに、オランダ語でコーヒーのことは「koffi」と言います。日本人に馴染みのあるスターバックスなどもあるので、不安な方はそのようなお店を利用してみてください

もし何か事件に巻き込まれたり緊急の場合は?

ここまでアムステルダムは比較的安全とお伝えしてきましたが、もし何か事件に巻き込まれたりした場合はどうしたら良いのでしょうか。

動きとしては、日本と同じです。

警察と救急車、消防の電話番号は「112」。
緊急でない場合は「0900-8844」に電話しましょう。オランダでは第2外国語が英語なのでオランダ語が話せなくても大丈夫。とにかく落ち着いて連絡しましょう。

また、パスポートを紛失した際は日本大使館への連絡も必要です。

在オランダ日本国大使館
電話番号:070-346-9544
住所:Tobias Asserlaan 52517KC Den Haag The Netherlands

オランダ語も英語も話せない場合、「ロコタビ」で現地在住日本人のロコにサポートを依頼することも可能です。

アムステルダムの治安の良くないエリアをピックアップ

比較的安全なアムステルダムですが、やはり治安の良くないエリアもあります。

特に注意が必要なエリアを、いくつかピックアップして説明しますね。

アムステルダム中央駅周辺エリア

アムステルダム中央駅はオランダで最も大きな駅です。

フランスやドイツなどと繋がる国際列車なども発着しているので観光客が多く、スリが多発するエリアでもあります。

集団スリや自転車を使ったひったくりなど、巧妙な手口でスマホや財布などを狙われるため、スリ対策は念入りに。

交通が便利でホテルも多いため、深夜の外出などを控えれば宿泊におすすめできるエリアでもあります。

ダム広場東側の飾り窓エリア

飾り窓とは、売春宿のことで飾り窓エリアにはそのようなお店が集まっています。

飾り窓のお店事体は特に違法ではなく、国の管理も入っています。
とはいえ、飾り窓からは下着姿の女性たちが。アダルトショップやシアターがある通りもあり過激なので、特にお子様と一緒の場合は注意が必要です。

また、Coffeeshopも多いエリアで時には違法ドラッグが出回っているとの噂もあります。
特に夜間はお酒やドラッグに酔った人がいたりと事件に巻き込まれる可能性もあり、夜の1人歩きは控えましょう。

飾り窓は観光スポットでもあります。しかし、働く女性たちのプライバシーを守るために写真撮影は禁止されています。しっかりと自分の安全とルールを守って観光しましょう。

アムステルダム滞在におすすめのエリア


せっかくの旅行、安全に快適に過ごしたいですよね。

アムステルダム滞在にオススメのエリアを紹介します。

アムステルダム中央駅周辺エリア

治安の良くないエリアでも紹介しましたが、アクセスが良くここを拠点として観光を楽しむのに便利なエリアです。

スリ対策をするなど、危険ポイントをしっかりと把握して滞在すれば快適に過ごせるのではないかと思います。

ミュージアム広場周辺エリア


フェルメール、レンブラント、ゴッホなど世界的に有名な画家の故郷であるオランダ。

アムステルダムは現在も美術活動が盛んで、街中にはミュージアムがたくさんあります。
ミュージアム広場周辺エリアには、「ファン・ゴッホ美術館」や「アムステルダム国立美術館」などがあります。日本ではお目にかかれないようなコレクションの数々が展示されておりアート好きにはたまらないエリアです。

アムステルダムでアート巡りをするなら、このエリアへの滞在がおすすめです。

ダム広場周辺エリア

ダム広場はアムステルダムの中心地にある広場です。東側へ行くと治安の良くない飾り窓エリアになりますので注意してください。

周辺には王宮や教会、デパートなどのクラシカルで素敵な建物がたくさんあります。アムステルダムを訪れる際のマストスポットです。

またおしゃれなホテルもたくさんあり、女子旅などでの滞在にもおすすめ。

ネーヘンストラーチェス(9ストラーチェス)周辺エリア

ネーヘンストラーチェス周辺エリアは、オーガニックスーパーやブティック、カフェなど様々なお店が集まるショッピングエリアです。

シンゲル運河とプリンセン運河という駅やダム周辺に比べて落ち着いた雰囲気で、ゆっくり街歩きをするにも持ってこいのエリア。

ハイブランドから現地の小さなショップまで広いジャンルのお店が揃っているので、お土産探しにもピッタリです。

ダム広場やアンネの家などの人気観光スポットからも近く、近くにトラムの停留場もいくつかあります。

アムステルダムで気をつけるべき7つのこと

ここまでアムステルダムの地区ごとの治安についてお伝えしました。

ここからは、スリ対策などアムステルダム滞在で気をつけるべき7つのことについてお話します。

①夜間の一人歩きに注意しよう
②大麻などのソフトドラッグを使用する人が多いエリアは避ける
③飾り窓地区(Red light district)は売春エリアで有名
④自転車専用レーンでは運転が荒い人も多いので接触事故に気をつける
⑤しつこく話しかけてくる人は相手にしない
⑥スリやひったくりが増えているので貴重品は肌身はなさず所持しよう
⑦日本にはない違反行為にも気をつけよう

①夜間の一人歩きに注意しよう

どの国でもそうですが、夜間の1人歩きには十分注意しましょう。

特に女性は狙われやすいので、1人旅などでどうしても1人になってしまう場合は夜間の外出は控えた方が良いです。

また、夜間は特に裏路地などの細い道ではなく、人通りの多い大通りを選んで歩くようにしましょう。

②大麻などのソフトドラッグを使用する人が多いエリアは避ける

オランダでは大麻やマリファナなどのソフトドラッグは合法です。

先ほどお伝えした飾り窓エリアなどは、これらのソフトドラッグを扱うCoffeeshopが多いです。

合法とはいえど、ドラッグやお酒に酔った人とのトラブルに巻き込まれる可能性もあるのでこのようなエリアは避けて観光することをおすすめします。

③飾り窓地区(Red light district)は売春エリアで有名

飾り窓エリアは観光スポットとしても有名ですが、やはり売春エリアなので治安が良いとは言えません。

子連れなどの家族旅行の際には注意が必要ですし、夜間も何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性があるので十分注意しましょう。

④自転車専用レーンでは運転が荒い人も多いので接触事故に気をつける

アムステルダムには、車道と歩道、そして自転車専用レーンがあります。

自転車専用レーンでは、スクーターや自転車がかなりスピードを出して走っています。
歩道と間違えて歩いてしまわないように注意しましょう。

⑤しつこく話しかけてくる人は相手にしない

旅行者に気軽に話しかけてくる現地人の中には、物を売りつけたり詐欺を働く人もいます。

特に有名観光地などでは、花や風船などをもらったと思ったら「受け取ったからお金を払え」と要求してくる人もいます。

また、集団スリの場合はしつこく話しかけて気を引き、その間に貴重品を盗むなどの手口が増えてきています。ニセモノの警察官から、パスポートや財布を出しなさいと言われ現金を奪われるといった事件も。

もちろんフレンドリーで良かれと思って話しかけてくる人もいますが、しつこく話しかけてくる人がいる場合は警戒したほうが良いでしょう。

⑥スリやひったくりが増えているので貴重品は肌身はなさず所持しよう

オランダ・アムステルダムに限らず、ヨーロッパ中で問題となっているのがスリやひったくり。

子どもや妊婦(妊婦のふりをしていたり、赤ちゃんの人形を抱いている場合が多い)もスリを働いています。
スキポール空港から中央駅までの車内スリも多発していますので注意してください。

現金やクレジットカードは必要最低限、肌身離さずボディバックを着用するなどできる限りの対策をしましょう。

また、自転車によるスリも多発しています。歩道や横断歩道でのスマホの使用は避ける、どうしても道などを調べたい場合は必ず自転車レーン側ではなく建物側に立ち止まって調べるようにしましょう。

また、電車内でひったくりやスリにあった場合に無理に抵抗すると身の危険が生じてしまいます。1番大切なのは何よりも自分の命です。無駄に抵抗するのは避けましょう。

被害にあわないのが1番ですが、もしもの時に備えて海外旅行保険やアップルケアに加入しておくことをおすすめします。

⑦日本にはない違反行為にも気をつけよう

アムステルダムには、日本にはない公共ルールがあります。

旅行者に特に気をつけて欲しいのが、「公共の場でアルコールを飲むこと」。
スーパーでお酒を買って歩きながら飲む、公園で飲むなどは禁止です。

違反すると高額な罰金が課せられてしまいます。

お酒はホテルや飲食店、バーで楽しむようにしましょう。

まとめ:治安を把握してオランダの美しい景色や文化を思い切り楽しめる旅行にしよう

いかがでしたか。
アムステルダムでは、滞在エリアや注意点を把握しておけば安全に旅行を楽しむことが出来ます。
ホテル選びや旅行準備の際にはぜひ参考にしてみてください。

アムステルダムの治安情報についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住のロコにサポートを依頼してみましょう!