【2025】アムステルダムの公共交通機関(GVB)を乗りこなそう!地下鉄・トラム・バス・フェリー
オランダ・アムステルダムを訪れたときに利用したい公共交通機関について徹底解説!共通チケットが使える地下鉄・トラム・バス・フェリーを乗りこなせたら観光にとっても便利です。
今回は、アムステルダム公共交通機関の路線図、運賃、チケットの種類・購入方法、乗り方などをわかりやすくまとめました。
利用前に知っておきたい疑問を解消するQ&Aも用意したので、初めてのアムステルダムでも不安なくスムーズに公共交通機関に乗れるようにこの記事を参考にしてくださいね。
滞在中の不安がある方やオランダ旅行についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住のロコにサポートを依頼してみましょう!
オランダ・アムステルダムの公共交通機関
アムステルダムの公共交通機関には、地下鉄・トラム・バス・フェリーの4種類があります。これらの交通機関は、アムステルダム市営交通(GVB:Gemeentevervoerbedrijf)によって運営されています。
ちなみに、アムステルダム市内を観光するにはトラムがとても便利です。
目的地や時間帯によっても使える交通機関は変わるのでぜひ使い分けてみてくださいね。
詳しく紹介していきます。
地下鉄
地下鉄は、全部で5路線(M50、M51、M52、M53、M54)運行しています。
このうち、M50以外の路線はアムステルダム中央駅を始発駅もしくは通過します。
時間帯や路線によって異なりますが5〜15分ごとに運行しています。
地下鉄は主に市内中心部から郊外へ移動する時に便利です。
アムステルダム国立美術館・ハイネケンエクスペリエンス(M52)、ヨハン・クライフ・アレナ(スタジアム)(M50・M54)、Rombrandt House Museum・H`ART Museum・Theater Carre(M51・M53・M54)などへ行けます。
ちなみに、地下鉄は平日の7:00〜9:00・16:00〜18:30以外の時間であれば自転車を持ち込めます。青い自転車ステッカーが貼られた地下鉄のドアの近くに自転車用のスペースがあり、料金は2.2ユーロです。
アムステルダム市内を自転車で観光したいけど、少し遠くの場所へも行きたいという時は地下鉄で移動できるので行動範囲が広がりますね。
トラム
トラムは、全部で15路線あります。
市内中心部を走行しており、6〜15分ごとに運行しています。
トラムでは、ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、アンネ・フランクの家、西教会、花市場、ダム広場、人体の世界など主要な観光地へ移動できます。
アムステルダム市内の観光では、一番利用する機会があるでしょう。
ちなみに、26番トラムも地下鉄と同様にラッシュアワー以外は標準サイズの自転車の持ち込みが可能です。
バス
バスは44路線(内11路線は夜間)運行しており、アムステルダム市内から郊外を結んでいます。日中はトラムや地下鉄が便利なので乗る機会は少ないかもしれません。
夜間はトラムや地下鉄が運行しておらず、夜間バスのみ運行しています。そのため、遅くまで外で過ごしてホテルに帰る際は、公共交通機関だとバスでの移動になります。
夜間バスは日中の公共交通機関が終了したあと、0:30〜7:30頃までおよそ1時間に1本運行しています。路線によって時間が異なるので利用する場合は確認してみてください。すべての路線がアムステルダム中央駅から出ています。
フェリー
フェリーは全部で10ルート運航しています。IJ運河を渡ってアムステルダム北側などへ移動できます。
無料で利用でき、自転車を持ち運ぶことも可能です。
観光でよく利用されるのはアムステルダム中央駅の裏から利用できる二つの航路です。
【F3(Buiksloterweg)】
4分ごとに運航しており5分で到着します。
主な観光地としてアダム展望台、Eye Filmmuseum、This is Hollandがあります。
【F4(NDSM)】
15分ごとに運航しており14分で到着します。
こちらはSTRAAT Museum、NDSM-Werfなどへ行けます。
路線図
こちらにアムステルダムの公共交通機関の路線図を載せておきます。また、夜間のみ利用できるルートもあるので利用する人は確認してみてくださいね。
ちなみにこのあと紹介するアプリにも路線図があります。便利なので活用してみてください。
時刻表
公共交通機関の種類によって運行時間、本数や所要時間はかわってきます。
おおよその時間がわかると1日のスケジュールが立てられるので効率よく観光できますね。
詳しい時間はこちらから確認してみてください。
アムステルダムの公共交通機関の料金体系とチケット
アムステルダムの公共交通機関の料金体系はさまざまな種類があり、GVBのみの共通チケットや他の交通機関も使えるチケットもあります。
詳しくみていきましょう。
アムステルダム公共交通機関の共通チケット
アムステルダムの公共交通機関はGVBによって運営されています。
そのため、共通チケットを購入すれば乗り換えのたびにチケットを購入する必要がありません。地下鉄・トラム・バス、すべてに乗車できます。
チケットの種類
下の表は2025年の料金表になります。
チケットの種類 | 料金(ユーロ) |
---|---|
1時間 | 3.4 |
1日間(24時間) | 9.5 |
2日間(48時間) | 15.5 |
3日間(72時間) | 21.5 |
4日間(96時間) | 27 |
5日間(120時間) | 34 |
6日間(144時間) | 38.5 |
7日間(168時間) | 42.5 |
グループ1日乗車券 | 26 |
子供用1日間(24時間) | 5 |
夜間バス1回乗車券(1.5時間有効) | 5.6 |
共通チケットは、1時間チケット、デイチケット(1日間)、マルチデイチケット(2日間〜)、グループ1日乗車券、子供用デイチケットがあります。
【1時間チケット】
- 最初のチェックインから1時間以内であれば何度でも乗り換え可能(電車→トラムなども利用可能)
- 夜間のバスには利用不可
【デイチケット・マルチデイチケット】
- 最初のチェックインから有効期間内利用可能
- 夜間のバスにも利用可能
【グループ1日乗車券】
- 最大5人まで利用可能
- 最初のチェックインから24時間利用可能
- GVBアプリでのみ購入可能
- 一つの端末に全員分のチケットがあるため一緒に行動する必要がある
【子供用デイチケット】
- 4〜11歳が対象(4歳未満は無料)
- 最初のチェックインから24時間利用可能
- GVBサービスポイント、GVBサービス&チケットでのみ購入可能
- 1時間やマルチデイチケットはない
デイチケットやマルチデイチケットは夜間のバスも利用可能ですが、1時間チケットでは夜間のバスを利用できません。そのため、夜間バス1回乗車券を購入して乗ることになります。夜間バス1回乗車券は1.5時間有効です。
1日に3か所以上へ移動する予定であればデイチケットやマルチチケットがおすすめです。また、4歳以上の子供が二人いるのであればグループ1日乗車券の方がお得に利用できます。
どのくらい公共交通機関を利用するか考えてチケットを選んでくださいね。
チケットの購入方法
アムステルダムの公共交通機関の支払い方法には以下の4種類があります。
- GVBアプリ(QRコードチケット)
- Paper chip card
- OV-chipkaart
- OVPay(デビットカード・クレジットカード・スマホ・スマートウォッチ)
順番に説明していきます。
【GVBアプリ】
チケットを購入するためにはアプリをインストールします。
アプリを開いて一番下のチケット画面からチケットの種類や枚数を選択して購入します。
チケットの使用時に有効化すれば有効期間内であれば何度でも利用可能です。
アプリで購入できるのは、1時間チケット、デイチケット、2〜5日間チケット、夜間バスチケットです。また、グループの1日乗車券はこのアプリからのみ購入できます。
【Paper chip card(紙チケット)】
チケットの種類によって購入できる場所が違います。
購入場所/チケットの種類 | 1時間チケット | デイチケット | 2〜4日間チケット | 5〜7日間チケット | 子供用デイチケット | 夜間バスチケット |
---|---|---|---|---|---|---|
券売機 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
GVBサービスポイント | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
GVBサービス&チケット | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
GVB Yellow add value machine | ◯ | ◯ | ◯ | |||
トラム内のカウンター | ◯ | ◯ | ||||
バス運転手 | ◯ | ◯ |
GVBサービスポイントは40か所以上あり、支払いは現金のみです。
GVBサービス&チケットは4か所あります。支払い方法は、クレジットカードと現金で行えます。
トラムやバスの車内でもチケットが購入できます。現金は使用できないのでデビットカードやクレジットカードが必要です。
夜間のバスチケットはバスの中で購入できないので事前に購入しておきましょう。
クレジットカードなどを利用したい場合は、OVpayもしくはアプリが便利です。
詳しくはこちらで確認できます。
ちなみに、GVBアプリの「地図」→「サービスポイント」を見ると券売機・GVBサービスポイント・GVBサービス&チケット・GVB Yellow add value machineの場所がわかります。
周辺の購入場所を知りたい時は活用してみてください。
【OV-chipkaart(交通カード)】
※画像はイメージです
OV-chipkaartは、オランダの公共交通機関で使えるICカードです。日本のSuicaやPASMOと同じ感覚で利用できます。
GVB(アムステルダム市内交通)だけでなく、NS(オランダ鉄道)、Connexxion、EBSなどでも使えるため、旅行者にも便利です。
◾️ OV-chipkaartのカードは2種類!
OV-chipkaartは2種類あり、個人情報を登録した個人用と匿名用です。
- 個人用:オランダ在住者向けで、定期券や月額契約が可能。
- 匿名用:登録不要で、旅行者向け。家族や友人と共有できますが、1枚で同時使用は不可です。
個人用は在住者のためにあります。匿名用は登録の必要もなく誰でも使用できるため、旅行者や家族・友人と共有するなどして利用可能です。(1枚のカードで二人同時には使えません。)
◾️ OV-chipkaartの購入場所
匿名用は券売機、GVBサービスポイント、GVBサービス&チケット、GVB Yellow add value machineで購入できます。
◾️ OV-chipkaartの料金
- 基本料金:1.12ユーロ+距離ごとに1kmあたり0.207ユーロ
- 発行費用:7.5ユーロ
料金は距離に応じて支払います。2025年は基本料金1.12ユーロ+1kmあたり0.207ユーロです。
またOV-chipkaartを購入するのに7.5ユーロかかります。
【 OVpay でクレジットカードのタッチ決済でも乗車可能に】
2023年より公共交通機関では、タッチ決済が利用できるようになりました。OVpayと呼ばれるこのシステムは、従来のOV-chipkaartに代わる便利な決済手段です。
◾️ OVpayの使い方
①:乗車時と下車時にタッチ!
乗車時と下車時に同じカードや端末で改札機にタッチするだけで決済完了です。
OVpayは、クレジットカード・デビットカード・スマホ(Apple Pay・Google Wallet)・スマートウォッチで乗車時・下車時にタッチをすれば支払いが行われます。
とても簡単ですね。必ず乗車時・下車時に行うタッチは同じカード・端末で行ってください。
◾️ 対応カード
- クレジットカード(Visa・Mastercard・American Express)
- デビットカード
- スマホ(Apple Pay・Google Wallet)
- スマートウォッチ
◾️ 料金体系
- 基本料金:1.12ユーロ
- 1kmあたり:0.207ユーロ
料金はOV-chipkaartと同じで、基本料金1.12ユーロ+1kmあたり0.207ユーロです。
クレジットカードなどがあればOV-chipkaartよりもOVpayがおすすめです。
何よりカード代(7.5ユーロ)も不要で、購入・チャージする手間もかかりません。事前登録などの特別な手続きは必要なくすぐに乗車できますよ。
共通チケットでは乗れない交通機関
共通チケットは公共交通機関GVBのみ利用できます。
そのため、Connexxion、EBS、オランダ鉄道(NS)などの交通機関には利用できません。
これらの交通機関を利用する場合は、GVB+αのチケットを購入したり、一回乗車券を購入する必要があります。
GVB+αのチケットについては「アムステルダム観光ではどのチケット・カードを買うべき!?」で紹介していきますね。
アムステルダムの公共交通機関の乗り方
ここでは、地下鉄・トラム・バス・フェリーの乗り方を紹介していきます。
地下鉄の乗り方
地下鉄は「M」のサインが目印です。駅に到着したら、自動改札機でチケットをタッチしてチェックインします。
①:目的地の確認
駅構内やホームのサインを見て、目的地に向かう路線を確認しましょう。
②:乗車時の注意
地下鉄のドアは自動で開かないため、乗るときはボタンを押してドアを開けてください。
③:車内設備と案内表示
車内には路線図があり、現在の走行位置も表示されています。初めての利用でも安心です。
④:下車時の注意
目的地に到着したら、ボタンを押してドアを開けます。
⑤:チェックアウトを忘れずに!
改札を出る際は必ずチケットをタッチしてチェックアウトしてください。
トラムの乗り方
トラムの停留所では、次に来るトラムの番号や行き先が表示されています。
目的地へ行けるトラムかを確認してから乗車しましょう。
①:乗車するトラムを確認
停留所の案内表示で、トラム番号と行き先をチェックします。
②:ドアを開けて乗車
ボタンを押してドアを開けます。
③:チェックイン
乗車後は、ドア付近にある機械にチケットをタッチしてチェックインします。
※チケットがない場合は、トラム内のカウンターで購入してからチェックインしましょう。
④:降車準備
停留所の案内表示を確認し、降りる停留所が近づいたら赤い降車ボタンを押します。
⑤:チェックアウトして下車
降りる際は、ドアの横にある機械でチェックアウトし、緑のボタンを押してドアを開けて下車します。
バスの乗り方
バスの乗り方は、トラムとほぼ同じ手順です。
①: 路線番号と行き先を確認
停留所の案内表示で、バスの番号と行き先をチェックします。
②:前方ドアから乗車
バスは前から乗車し、運転手の近くにある機械でチェックインします。
③:チケットがない場合は運転手から購入
チケットを事前に購入していない場合は、運転手から直接購入できます。
④:降車準備
目的地に近づいたら降車ボタンを押して、停車を知らせます。
⑤:チェックアウトして下車
下車時は機械にタッチしてチェックアウトし、ドアが開いたら降りましょう。
フェリーの乗り方
目的地行きのフェリー乗り場へ行きます。フェリーが到着して乗客が降りたら乗ります。
無料なので支払いは必要ありません。到着したら降りるだけです。とても簡単ですね。
チェックイン・チェックアウトを忘れずに!
どのタイプのチケットを利用した場合も、乗車・下車時にチェックイン・チェックアウトが必要です。
いくらチケットを持っていてもチェックイン・チェックアウトを忘れると罰金の対象になります。ついつい忘れてしまいそうになりますが、注意しましょう。
アムステルダム観光ではどのチケット・カードを買うべき!?
ここまでは、アムステルダムの公共交通機関GVB共通チケット(アプリ・Paper chip card)、OV-Chipkaart、OVpayについて説明してきました。
この他にもGVBチケット+αのチケットが4種類あります。
- Amsterdam Travel Ticket(アムステルダム・トラベルチケット)
- Amsterdam & Region Travel Ticket(アムステルダム&リージョン・トラベルチケット)
- Holland Travel Ticket(オランダ・トラベルチケット)
- I amsterdam City Card(アイ・アムステルダム・シティカード)
【Amsterdam Travel Ticket】
- 空港からアムステルダムへのオランダ鉄道(NS)、Connexxion(アムステルダム・エアポート・エクスプレスバス397・ナイトライナーN97のみ)、GVB(地下鉄・トラム・バス終日)が乗り放題
- 料金:1日18.0ユーロ、2日24.0ユーロ、3日30.0ユーロ
- 0:00〜翌日の4:00までが1日となるため、朝から利用しても夜から利用しても4時までしか利用できない。
※公式サイトはこちら:Amsterdam Travel Ticket
【Amsterdam & Region Travel Ticket】
- アムステルダムとアムステルダム近郊(風車村があるザーンセ・スカンスやチューリップで有名なキューケンホフ公園など)へ行ける
- GVB(地下鉄・トラム・バス終日)、Connexxion、AllGo、EBS、NSが乗り放題
- 料金:1日21.0ユーロ、2日31.5ユーロ、3日40.5ユーロ
- 0:00〜翌日の4:00までが1日となるため、朝から利用しても夜から利用しても4時までしか利用できない。
※公式サイトはこちら:Amsterdam & Region Travel Ticket
【Holland Travel Ticket】
- オランダ全土の電車・地下鉄・メトロ・バス・フェリー
- 電車は2等クラスのみ
- ユーロスターやナイトジェットは利用不可
- インターシティダイレクトやインターシティエクスプレス(ICE)を利用する場合には追加料金が必要
- 料金:ピークチケット(一日中利用可能)は1日70.0ユーロ、オフピークチケット(平日の6:30〜9:00は利用不可)は1日48.0ユーロ
- チケットは翌日の4:00まで利用可能
※公式サイトはこちら:Holland Travel Ticket
【I amsterdam City Card】
- GVB乗り放題
- 70カ所以上の美術館、博物館、観光スポットが無料もしくは割引あり
- 運河クルーズ
- レンタルバイク
- 料金:24時間60.0ユーロ、48時間85.0ユーロ、72時間100.0ユーロ、96時間115.0ユーロ、120時間125.0ユーロ
※公式サイトはこちら:I amsterdam City Card
どのチケットを買うべき??
さまざまなチケットがあるのでどれを買おうか悩んでしまうと思います。
何日滞在するのか、どこへ観光へ行くのかによってもお得なチケットは変わってきます。
◾️ 空港からの移動を含む場合
移動と市内観光ならAmsterdam Travel Ticket(18ユーロ)が便利です。
GVB1日チケット(9.5ユーロ)+空港から市内へ電車(5.9ユーロ)もしくはバス(6.5ユーロ)でチケットを購入した方が安くておすすめ。
またAmsterdam Travel Ticketは翌日4時まで、GVB1日チケットは24時間利用できるのでこちらの方が長く利用できます。
◾️ 郊外への観光予定があるかどうか
郊外へ観光にいく予定であればAmsterdam & Region Travel Ticketがおすすめです。
I amsterdam City Cardは観光地のチケットがついているので行きたい場所が含まれているのか確認して購入するようにしましょう。交通機関はGVBのみなので郊外で観光する場合は、別でチケットを購入する必要があります。
◾️ 観光施設の入場もまとめて楽しみたい場合
美術館や博物館を巡るならI amsterdam City Cardがお得です。
◾️ 移動回数が少なくチケットの購入が面倒な場合
チケットの購入が面倒だなと思う場合は、チケット不要のタッチ決済OVpayがおすすめです。カードやスマホでそのまま支払えるため、短期旅行には最適です。
OVpayはチケットの購入をしたり手続きをする必要がないので一番簡単に利用できます。あまり交通機関を使う予定がないので共通チケットでは元が取れない、面倒くさいという人にはおすすめの選択です!
アムステルダムの公共交通機関の利用に便利なおすすめアプリ
GVBには無料アプリがあります。このアプリがあると公共交通機関の利用がより快適になります。
アプリでできること
- ルート検索と時刻表の確認
- 運行状況の確認
- 路線図の閲覧
- チケット購入機能
このアプリでは、出発地・目的地を入力すればルートや最新の時刻表、料金を案内してくれます。また地下鉄・トラム・バスの現在地や路線図を確認できます。
また共通チケットや観光地の入場チケットの購入ができます。スマホでチケットが購入できれば買いに行く手間がかかりません。
2025年から現金支払いが基本に!アプリならクレジット決済OK
2025年よりほとんどの場所の券売機が現金支払いのみに変更になります。アプリを利用すればクレジットカードで決済ができ、交通費のために余分に現金を用意する必要がありません。
乗車時にデビットカード(OVpay)でタッチ決済をした場合、カードとアプリを紐付けすればアプリ内でいくら利用したか料金の確認もできます。
ちなみにこのアプリは英語の設定が可能なのでオランダ語ができなくても問題なく利用できますよ。ぜひ活用してみてください。
利用前に知っておくと便利なQ&A
ここでは、アムステルダムを旅行する前に知っておくと便利なことをお伝えします。
子ども料金はある?何歳から運賃がかかる?
共通チケットには、4〜11歳の子供用デイチケットがあります。
最初のチェックインから24時間利用可能です。子供用の1時間やマルチデイチケットはありません。
このチケットはGVBサービスポイント、GVBサービス&チケットでのみ購入可能です。
4歳未満は無料です。
窓口や運転手は英語を話せる?
オランダは世界的にみても英語能力が高く、多くの人が英語を話せます。そのため、コミュニケーションが取れなくて困ることは少ないと思います。
Google翻訳を利用したり、知りたいことをメモにしておくのもいいですね。また簡単なオランダ語だけでも覚えておくと現地の人とのコミュニケーションになりますね。
日本語 | オランダ語 | カタカナ読み |
---|---|---|
◯◯まで行きたいです。 | Ik wil naar ◯◯ | イク ウィル ナー ◯◯ |
いくらですか? | Hoeveel kost dit | フフィール コスト ディット |
出発場所はどこですか? | Waar is de vertrekhal | ワー イズ デ ヴァトレクハル |
ありがとうございます。 | Dank u wel | ダンクゥウェル |
始発と終電の時刻は?
始発と終電の時間は、交通機関や路線によって変わってきます。
おおよその運行時間はこのような感じです。詳しくは時刻表を確認してください。
- 地下鉄・トラム:5:00〜1:00
- バス:6:00〜1:00 0:30〜7:30頃は、夜間バスが1時間1本ぐらいのペースで運行
- フェリー:F4は7:00〜2:00、F3は24時間運行
スキポール空港から市内中心地へは公共交通機関を使って行ける?
スキポール空港からアムステルダム中心地へはGVBを利用して行くことはできません。
オランダ鉄道(NS)とバス(Connexxion)の二つの公共交通機関が利用できます。
【オランダ鉄道(NS)】
- 行き先:アムステルダム中央駅(CS)
- 料金:4.9ユーロ+1.0ユーロ(チケットの紙代)
- 所要時間:20分
- 運行時間:24時間運行しているが夜間は1時間に1本
【アムステルダム・エアポート・エクスプレスバス】
- 路線:空港バス397(ミュージカル広場やライツェ広場)
- 料金:6.5ユーロ(4〜11歳は1.0ユーロ)
- 所要時間:30分
- 運行時間:5:00〜0:00(0:00〜5:00まではナイトライナーN97が運行)
鉄道の方が料金も安く、所要時間も短いのでおすすめです。アムステルダム中央駅に行きたい人はこの選択になります。
バス397はアムステルダム中央駅まで行きません。広場の近くに滞在予定の人などはバスを利用するのもよいかと思います。
目的地に応じて選択してみてください。
ちなみに、先ほど説明したAmsterdam Travel Ticket(アムステルダム・トラベルチケット)を購入すれば電車もバスも利用できますよ。
車内でのマナーに日本との違いはある?
車内でのマナーは日本とほぼ変わりません。
飲酒しない・薬物を使わない・タバコを吸わない、他の乗客の迷惑になるほどの大きな声で会話しない、シートに足を乗せない、ゴミはゴミ箱へ捨てるなどです。
路面電車やバスで飲食は禁止、地下鉄やフェリーでは可能となっています。しかし、匂いの強い食べ物は禁止、熱い飲み物には蓋をつけるなど決まりがあります。
車内を汚す可能性があるので、地下鉄やフェリーでも飲食は控えた方がいいですね。
公共の場所なのでマナーを守って行動しましょう。
駅にトイレはある?
アムステルダム中央駅には公共トイレがあります。しかし、日本のようにどこにでもトイレはありません。
宿泊先のホテル、カフェや美術館などに入ったときに行っておくと安心ですね。
ちなみにトイレは基本的に有料(1.0ユーロ程度)です。支払いはタッチ決済ができることが多いですが、もしものために少額のコインがあると安心です。
車内の治安は大丈夫?
アムステルダムの治安はヨーロッパの中でもよいといわれています。公共交通機関はきれいに整備されています。
バス・トラム・地下鉄にはカメラが設置してあり、何かあれば確認できるようになっています。また、地下鉄のホームなどにはSOSポールというのがあり、身の危険を感じた時などこれを利用するとGVBのスタッフと会話ができるようになっています。
しかし、いくら治安がいいとはいえ海外です。油断をせずに気を引き締めて行動するようにしてください。
まとめ:公共交通機関を乗りこなしてアムステルダム観光を楽しもう!
アムステルダムの公共交通機関はわかりやすいといわれています。しかし、チケットの種類や購入方法、購入場所がいくつもあるので迷ってしまうのではないかと思います。
GVB共通チケットやAmsterdam & Region Travel Ticketを目的地に応じて購入するのがよいかと思います。またGVBアプリが便利なのでチケットを購入したり、乗り換え案内などを活用して効率がよく観光しましょう。
公共交通機関を予習してスムーズに旅行ができるといいですね。
アムステルダムの 公共交通機関についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住の日本人ロコにサポートを依頼してみましょう!