引越しは日本国内でするのだってとっても大変! それが海外で引越しなんて、なおさら大変ですよね。
でも、様々なシチュエーションで引越しをする必要性が出てくることもあります。
今回はウィーンで引越しをする際に知っておくと便利なこと、引越しの手順などをご紹介したいと思います。

ウィーンの引越し業者の探し方

引越しはドイツ語で「Umzug(ウムツーク)」と言います。
インターネットで「Umzug Wien(ウムツーク・ウィーン)」と検索してみると、たくさんの引越し業者がヒットすると思います。
値段もサービスもかなりバラバラなので、どこを利用したらよいのかちょっと迷ってしまいますよね。
引越し業者を決める参考にするために、2018年ウィーンの引越し業者を利用した人たちの口コミランキングで上位にランキングされた3社をご紹介しましょう。

1位 Die Möbelpacker(ディー・メーベルパッカー)

https://www.diemoebelpacker.at/
引越しする距離、荷物の量によって値段は変わってきますが、かなり安く、しかもはっきりとした料金設定がされているので安心です。
ウェブサイト上で「どこからどこまでの引越しか」「何月何日に引越しするのか」「何人の作業員が必要か」「家の大きさ」などを打ち込むと見積もりの金額が送られてきます。
引越し用の段ボールや、緩衝材もここで購入することができます。
また、追加料金はかかりますがピアノなどデリケートなものも運んでもらえます。
筆者も友人に勧められてこの引越し業者を利用したことがありますが、時間通りに家に来てくれましたし、料金も明確で、おかしな追加料金などはなく、とても満足でした。

2位 Arge Wien(アルゲ・ウィーン)

http://arge-wien.at/transport/
長期失業者のための非営利プロジェクトですが、歴史があり信頼できる仕事をするという評判があります。
値段がはっきりしていて、不明瞭な追加料金などがありません。
アルゲ・ウィーンに引越しの問い合わせの電話をして、見積もりの予約を取ることができます。見積もりは無料です。
引越し用の段ボールは基本無料というのも大きな魅力の一つです。(一つの段ボールにつき1.5ユーロのデポジットがかかります)

3位 Ants-Trans(アンツ・トランス)

https://www.antstrans.at/
料金設定は他の引越し業者と比べて少し高いかもしれませんが、時間に正確で丁寧な仕事をすると評判の業者です。
見積もりは無料。必要であれば梱包や片付けもお願いをすることができます。
保険に加入している業者なので、もしも建物を傷つけるようなことが起こっても、保険でカバーされます。
引越しに満足がいかない場合は、返金をするというサービスもおこなっています。

引越し業者を選ぶときに気を付けること

引越し業者の中には、安さを売りにしている業者もありますが、蓋を開けてみれば引越しが終わったあと、見積もり料金よりもずっと高い料金を請求してくる業者もあります。
筆者も一度そのような業者に引っかかったことがあります。
その際は、見積もりは150ユーロ程度だったのにもかかわらず、最終的に600ユーロを請求されました。
そのような悪徳業者は、基本料金は安く設定しているのですが、事前に通告していなかったオプション料金をどんどん加算してくる手口を使います。私の場合は、作業員を2人とお願いしていたのに勝手に3人連れて来たり、エレベーターで運べる荷物をわざわざ階段で運んで、追加料金を請求してきたりしました。
必死で苦情を言い、300ユーロまで値段を下げてもらいましたが、大きな男性3人を相手にたった一人で戦わなくてはならず、とても怖かったことを覚えています。
このような失敗をしないために、基本料金はちょっと高くても、口コミでランキングされているような優良引越し業者を選ぶようにしてください。

引越しするときに注意することってどんなこと?

オーストリアは、残念ながら日本よりも時間にルーズな国と言えます。
朝一番に引越し業者に来てもらう場合には、時間通りに来てもらえることが多いですが、そうでない場合は前の引越しが押したりして、約束した時間に来てもらえないことがあります。
引越し当日は、余裕を持って予定を立てるようにしましょう。

それでは、ウィーンで快適なお引越しを!