子どもと過ごす時間は濃厚で楽しいものですが、ときには仕事や用事でどうしてもベビーシッターが必要になってくることがありますよね。
海外でまだ知り合いも少ないのに、どうしてもベビーシッターが必要になった場合にはどうしたらよいのでしょうか?
今回は、ウィーンのベビーシッター事情についてお話ししたいと思います。

ウィーン市内の公立の幼稚園はお金がかからない!

もしもウィーンに長期で住むのであれば、ベビーシッターを探す前に幼稚園や保育園を検討してみるのもよいと思います。
ベビーシッターはその都度予定を聞いて予約しなければなりませんが、幼稚園や保育園であれば、開園時間内であれば必ず子どもを預かってもらうことができます。また急なキャンセルで大慌てすることもありません。
ウィーン市に在住している人ならば、公立の幼稚園や保育園は6歳まで無料です。私立は有料で、園によって開園時間や費用は異なります。

ウィーンで幼稚園や保育園を探すのならば、以下のサイトを参考にしてみてください。

Stadt Wien

https://www.wien.gv.at/bildung/kindergarten/platzsuche/index.html

少人数のグループで子どもを見てくれるTagesmutter(ターゲスムッター)

子どもがまだ小さいので、大きなグループに入れるのが不安、という場合はTagesmutter(ターゲスムッター)に子どもを預けるという手もあります。
ターゲスムッターの特徴は、ターゲスムッターの自宅で最大5人までの子どもを預かってくれる、というところです。
子どもの数が少ないので、細かいところまでお世話が行き届きます。また、自宅で預かってくれるので、手作りで健康的な食事を出してもらえるというメリットもあります。ただし幼稚園に比べると預けられる時間帯が短いことが多いので、定期的に長時間預けたいという人には不向きかもしれません。
ウィーンに住所がある人であれば、市から補助がでるためベビーシッターよりも圧倒的に経済的に子どもを預けることができます。

ウィーン市内でターゲスムッターを探すのであれば、以下のサイトを参考にしてみてください。

Hilfswerk Wien

https://www.hilfswerk.at/wien/kinder/kinder-jugend/tagesmuetter-vaeter/

一対一で子どもの面倒をみてほしいなら、やはりベビーシッター

定期的に子どもを預けたいわけではなく、シッターが必要なのは本当にまれ!というかたや、グループではなく、一対一で子どもの面倒を見てほしいというかたは、ベビーシッターが最適でしょう。
ベビーシッターには、その時々に予約をして時間を決めなくてはならないオーガニゼーションのややこしさや、ベビーシッターが急病で来れなくなるなど、ドタキャンされてしまうリスクがありますが、それらを除けば自分の子どもだけに集中して面倒を見てもらえるので、安心感があります。
また、自宅まで来てもらうことができるというのも大きな魅力の一つでしょう。

ウィーンでベビーシッターを探すのならば、こちらのサイトを利用してみてはいかがでしょうか?

Betreut.at

https://www.betreut.at/babysitter-jobs-wien
こちらのサイトでは、ベビーシッター以外にもお年寄りや、ペットなどのお世話をしてくれる人も登録しているので、まずはベビーシッター「Kinderbetreuung(キンダーベトロイウンク)」という項目をチェックしましょう。すると、登録しているベビーシッターさんのリストが現れるので、気に入った人を選んでコンタクトを取りましょう。
リストには1時間当たりのシッター料金、年齢、ベビーシッターとして何年の経験があるのか、車は持っているか、簡単な家事もお願いできるか、などが細かく記されています。利用したことのある人の評価も載っているので、選ぶ際の参考にしてください。
料金は、1時間8ユーロから15ユーロ程度であることが平均的です。

日本人のベビーシッターさんを探したい

できれば子どもには日本語で接してほしい、という場合には日本人のベビーシッターさんが必要になってきますよね。
ウィーンにはベビーシッターとして働いている日本人はそう多くない為、基本的に口コミで探すことになります。
誰も日本人の知り合いがいなくて、見つけられそうにない!という場合は以下のサイトで呼びかけてみてはいかがでしょうか?

ウィーン観光情報掲示板

http://wien-jp.com/cgibin/wwww.cgi
ウィーンに住んでいる日本人が多く利用している掲示板です。

ウィーンの日本語育児サークル「ベビーパーティー」

http://wienok.blog119.fc2.com/blog-entry-2106.html
ウィーンの日本語育児サークル「ベビーパーティー(ベビパ)」に登録して、サークルメンバーにメーリングリストでベビーシッターの情報を受け取ってみてもいいですね。
このサークルでは、不定期に日本語を話す子どもを持つ親子が集まって遊ぶサークルです。まだ日本人の友達がいなくて心細い、というママさんにもお勧めのサークルですよ。

海外で育児をするということは、不安の連続だと思います。
信頼できるシッターさんを見つけて、楽しい育児ライフを送りましょうね。