ワシントンD.C.の旅行ガイド情報

2019年最新情報!ワシントンDCの物価日本と比べて安い、高い?~値段比較、外食費も調査~

【アメリカ・ワシントンDC在住者執筆】ワシントンDCを訪ねることになったら、実際に現地の物価はどれくらいなのか事前に把握しておきたいですよね。アメリカの物価は年々上がり続けていますので、数年前にワシントンDCに来たことがあるという方は、価格や税金の値上がりに気がつくかもしれません。ここでは、ワシントン在住のロコが実際に足を運んで調べた2019年最新の「買い物・サービスにかかる現在の値段」をご紹介します。旅行の予算を立てるときの参考にしてくださいね!


ユニオンステーションに入店しているショップ

上昇し続けるアメリカの物価。ワシントンDC現在の物価は?

ワシントンDCに住み日本を頻繁に訪れる筆者の経験から、ワシントンDCと日本の間には、物の価格という点ではそれほど差はないと言えると思います。しかし、現地では、チップや各種の税金を考慮に入れなくてはいけません。消費にかかる売上税やホテル税などは、2018年10月に値上がりしたばかりです。

ワシントンDC「安い・高い」のポイント

全体的には日本とあまり物価の差がないワシントンDCですが、ワシントンDC独特の「安い」ポイントと「高い」ポイントがあります。

安いポイント

  • 食材は日本より安い。消費税がかからない。
  • ワシントンDCのメジャー観光地は、スミソニアンなど無料のものが多い。
  • 公共交通機関が発達しているので、移動が安く済む。
  • ファストフードは安くて量が多い。チップを支払わなくて良い。

高いポイント

  • レストランでは、チップ15~20%と外食税10.2%がメニュー価格に上乗せされる。
  • ホテル代が高い。さらに、ホテル税は14.95%。

アメリカの通貨

アメリカで使われている通貨は、U.S. dollar(アメリカドル)です。
2019年5月現在で、過去1年間の平均レートは$1.00=110.5円。最高115円〜最低106円です。

例)
為替が$1=115円のとき、$100で売られているものがあったとしたら、日本円の価格は100x115=11,500円となります。

為替によって日米の物価比較は左右されます。特に旅行中は大きな金額を消費することになるので、数パーセントの違いが大きく影響します。出発前・滞在中にはマメに為替をチェックしましょう。

ワシントンDCへ旅行する際の旅費の目安

ワシントンDCにピークシーズンの7月中旬、3泊4日の一人旅を想定した費用のざっくりとした目安をご紹介します。

とにかく低予算で旅行したい場合

  • 往復航空券(エコノミー):$850〜
  • 交通費(バス電車1日パス):$14.95
  • ホステル1泊(8人部屋):$38〜
  • 1日の食費(ファストフード):$30〜

ラグジュアリーな滞在をしたい場合

  • 往復航空券(ANAビジネスクラス):$9,000〜
  • タクシー(4時間貸切):$400〜 プラス15~20%のチップ
  • トランプホテル1泊:$400〜
  • 1日の食費(3食全てレストラン、ディナーは高級店):$200〜

価格はシーズンなど条件によって常に変動します。あくまでも目安ですので、正確な情報は各自でチェックしましょう。「低予算の観光プランを立ててほしい」「一泊$150以下で安全なエリアのホテルをブッキングしてほしい」「一度は高級店でステーキを食べたい。ワイン込みで$100くらいのお店を予約してほしい」など、希望に沿った予算指定のプラン作成や予約代行を提供してくれるロコもいるので、どんどんロコタビを活用してみましょう!

お土産も自分用の服・コスメも!ワシントンDCでお得にお買い物ができるエリア

ターゲットの店内

Georgetown(ジョージタウン)

ジョージタウンには、日本でも大人気のPatagoniaやAbacrombie & Fitchや、日本未上陸のMadewell(J. Crewの姉妹ブランド)、Antholopologieなど素敵なショップがたくさん軒を連ねています。狙い目は大人でも着られるキッズサイズ。日本のレディーズ7号サイズの私は、PatagoniaのダウンジャケットのキッズサイズM(12歳サイズ)を$120で購入しました。消費税を計算に入れても、日本で同じモデルを買うより約4,000円もお得でした。

ジョージタウンはヨーロッパのような風情ある街並みで、美味しくて雰囲気のいいカフェやレストランもたくさんあり、「1箇所であれこれたくさん楽しめる」という意味でもお得感があります。

Tanger Outlets National Harbor(タンガー アウトレット)

Tanger Outlets National Harborは、ワシントンDCに中心部から車で片道約15分、電車とバスを乗り継いで片道約1時間のところにあるアウトレットモールです。日本との価格差が大きいCoachやCalvin Klein、日本から撤退してしまったJ. Crewなどのアメリカンブランドを、お得なアウトレット価格でさらにお得に手に入れることができます。ブランドの一覧はこちらでご覧いただけます。

Target(ターゲット)

アメリカで安い小売店といえばウォルマートが有名ですが、ターゲットは安いだけでなく、様々なカテゴリーで展開しているオリジナルブランドがとてもおしゃれなのが魅力です。コスメ、インテリア、服、ステーショナリーなど、有名ブランドやハリウッドスターとのコラボも多く、リーズナブルでアメリカらしい楽しいデザインのアイテムを見つけられます。

ワシントンDCで人気のお土産や食品・食事などの料金相場・2019年の最新版!

ワシントンDCのお土産

2019年現在の、ワシントンDCで買える商品の価格やレストランでの料金を一部ご紹介します。

旅行者は、現地に住んでいる人が行く量販店などと違い、割高なコンビニなどで物を買うことが多いと思いますので、観光地周辺にある旅行者が利用しやすいお店に、筆者が実際に足を運んで値段を調べてきました。少しでも現地の雰囲気が伝われば嬉しいです。

下記の情報に税金は含まれていませんので、記事の終わりに記した各種の売上税の税率も参照してください。

お土産

アメリカのコスメ

アメリカンブランドのコスメ

  • ファンデ(Revlon):$9.99
  • リップクリーム(Burt’s Bee):$3.99
  • リップスティック(ナチュラルコスメブランド):$16.99
  • シャンプー(一番安いブランド。828ml):$2.89
  • 日焼け止め(Neutrogena、88ml):$8.99

服・ファッション

Coachのトートバッグ

  • Ray Banのサングラス:$73〜
  • Coachのレザートート:$195〜
  • J CrewのプリントTシャツ:$30.00〜
  • The North Faceのバックパック:$55〜
  • New Balanceのスニーカー:$55〜

ご当地お土産


スタバのワシントンDCご当地マグカップ

  • スタバのワシントンDCマグカップ:$12.95
  • スミソニアンのTシャツ:$30
  • トランプ大統領のキャップ:$10
  • NASA乾燥アイスクリーム:$6

食料品・食事

コンビニで売られている水とコーヒー

飲料

  • ボトルウォーター 500ml:$2.00〜
  • お茶 500ml:$1.99〜
  • コカコーラ 500ml:$1.99〜
  • コーヒー 400ml:$4.09〜

食品

アメリカのコーヒーショップなどでよく売られているクッキーやバナナ・りんご

  • ポテトチップス70グラム:$1.79〜
  • チョコレート 222g(M&M‘s):$6.99〜
  • クッキー 85g、1枚:$1.60〜
  • バナナ1本:$1.20〜
  • りんご1個:$1.20〜

外食

アメリカの外食は、ウェイターがテーブルまで注文を取りに来るスタイルのお店では15〜20%のチップを払わなくてはいけません。ファストフードやフードコートのように、注文をして自分で食べ物を取りに行くスタイルのお店では、チップは不要です。

ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港に入店しているお寿司屋さん

チップの支払いは、税金が加算される前の数字に対してチップの計算をする、という点も重要です。これは意外とアメリカ人の方でも知らない人が多い情報です。チップはあくまでもサービスの対価に対して払うもので、税金に対してチップを払うのはおかしい、という理論です。レシートのTOTALのところに書いてある数字ではなく、SUBTOTALのところに書いてある数字に0.15〜0.2を掛けて計算してくださいね。

レストラン

ワシントンDCのフレンチカフェで注文したミニ パンケーキ

  • ハンバーガー(ポテトフライ込み):$17〜
  • ステーキ(マッシュドポテト込み):$25〜
  • ワシントンDC名物カニのサンドイッチ:$18〜
  • パンケーキ:$10〜
  • マグロの握り寿司2貫:$6〜
  • 醤油ラーメン:$17〜

ファストフード

ワシントンDCのピザ屋さん。スライスから注文できます

ファストフードなどセルフサービスのお店では、水のペットボトルが売られていますが、「May I have a cup of water?(コップ一杯のお水をいただけますか)」とお願いすれば、どこのお店でも無料でお水がもらえます。もちろん、お代わりも自由です。この裏技は、ぜひ活用してください!

  • ハンバーガー(マクドナルド):$1.69〜
  • ハッピーミール(マクドナルド):$3.69〜
  • サンドイッチ(サブウェイ):$5〜
  • ピザ直径25cm(ドミノピザ):$12.99〜

カフェ・スイーツ

Jumba Juiceのスムージー。健康的なものを摂りたい時にオススメのお店

  • コーヒー グランデ(スタバ):$2.45
  • フラパチーノ グランデ(スタバ):$2.45
  • スムージー スモール(ジャンバジュース):$5.99
  • ドーナツ(ダンキンドーナツ):$1.29〜
  • アイスクリーム(DCの人気店):$4.50〜

交通費

メトロバスを利用する地元の人々

  • バス片道:無料〜$2
  • 電車片道:$2.25〜$6
  • タクシー初乗り料金(はじめの0.2km):$3.50

観光・娯楽

ナショナルモール

ワシントンDCで一番人気の観光スポットのうちのひとつであるスミソニアン博物館群は、入場は無料ですが、中で売られている水や食べ物は割高です。特にお食事のセレクションはサンドイッチなど限られたものしかない・美味しくない、なのに値段が高いという理由で満足度は低めです。できれば外で食事を済ませてから行きましょう。

スミソニアン博物館、国会議事堂、ワシントンモニュメントなどが集まるナショナルモールと呼ばれる広場も、無料で訪れられる観光スポット。実際に訪れると写真で見るよりずっと美しく、散策するだけでテンションが上がります!

観光・娯楽チケット代

  • スミソニアン動物園:無料
  • スミソニアン博物館群:無料
  • スパイ博物館(大人/子供):$24.95/$14.9
  • ナショナル ジオグラフィック博物館(大人/子供):$15/$10
  • 映画館(大人/子供):$13/10

ワシントンDCでのお買い物等にかかる税金・2019年最新版

最後に、ワシントンDCで各項目の消費にかかる現在の税率の一覧をご紹介します。2019年度の最新の数字です。

  • Sales/一般消費……6% スーパーなどで買う食品や薬は非課税です。
  • Prepared food/飲食店での食事・飲み物……10%
  • Off-premises alcohol/お持ち帰りの酒類……10.25%
  • Hotel/ホテル……14.95%
  • Rental car/レンタルカー……10.25%
  • Parking/駐車場……18%

レストランでは10%の税金にさらに15〜20%のチップもかかるので、外食はとても高くなります。気をつけましょう!

出典: Washington DC Office of the Chief Financial Officer

まとめ

いかがでしたか?旅行中はホテル代、外食代、交通費、お土産代など、出費が重なりますが、この記事で節約のポイントや料金の目安を把握して、より安心感を持って滞在を楽しんでいただければ幸いです。

アメリカンブランドのコスメやお洋服、ワシントンDCグッズなど、前もって欲しいお土産がわかっていれば、渡航前にあらかじめ買い付けして滞在するホテルまで届けてくれる「お土産購入代行サービス」を提供してくれるロコもいます。お土産を探し求めてあちこち駆け回る時間もタクシー代も節約できて、オススメです。

ホテルにチェックインしてすぐに、ロコに車で近くの量販店まで連れて行ってもらうというのも、ロコタビのオススメの利用法です。水のペットボトルは量販店で買えば12本入りパックを$4ほどで買えます。観光地で1本$2〜$3ドルで売っていることを考えると、かなりお得なことがわかります。他にも、フルーツ・野菜ジュース・ヨーグルトなど買い込めば、朝ゆっくりお部屋で朝ごはんを済ませて出かけることもできます。量販店なら、コスメや服なども格安でお買い物できるので、義理のお土産を見つけるのも楽チン。無料の「ロコに質問」の機能で、気軽にロコの皆さんに声をかけてみてくださいね。