ワシントンDCの年間の天気と気温は?おすすめの服装を詳しく解説!
【アメリカ・ワシントンDC在住者執筆】ワシントンDC旅行前の服装・持ち物の準備や旅行シーズンの検討に!気になるワシントンDCの年間の気候や天気の特徴、年間気温、月ごとにおすすめの服装を写真付きでまとめました。
観光のベストシーズンや雨の日におすすめの楽しみ方もご紹介します。
旅行へ行く前にワシントンDCの気候やお天気の特徴を把握して、訪れる時期に最適な服装や持ち物を準備してくださいね。
▲ワシントンDCのアメリカ合衆国議会議事堂
アメリカ・ワシントンDCへの旅行が決まったら、天気や気候を確認して荷物や服装を準備しましょう。
気温や降水量を調べて準備をおこなっても、いざ到着したら「自分だけ季節外れな格好をしていた!」なんてこともありますよね。
今回は、ワシントンDC在住の筆者が年間の気候の特徴や旅行中におすすめの服装をまとめました。
月別の服装スナップ写真をチェックして、旅行を最大限楽しみましょう!
アメリカ・ワシントンDCの年間の天気・気候
ワシントンDCの緯度は日本の仙台と同じくらいです。
気候の区分は日本の本州と同じ温暖湿潤気候で、しっかりと四季があります。
しかし、ワシントンDC独特の天気のポイントがいくつかありますので、現地の人の典型的なファッション、旅行におすすめの服装を季節ごとに紹介していきたいと思います。
洋服選び、靴選びなどのヒントにしてくださいね。
アメリカ・ワシントンDCの年間の気温と降水量
ワシントンDCでは、3月中旬から春が始まります。
5月になると、雷雨を伴い突然の激しい雨が頻繁に降る時期がやってきて、降水量が多くなります。
毎日のように雨が降る日がしばらく続き、それが終わる6月には、夏が始まります。
6月は雨も少なく暑さも厳しくありません。
7月に入ると再び雨が多くなり、降水量が増えます。
湿度が高い厳しい暑さは9月上旬まで続きます。
秋ごろに過ごしやすい時期がしばらく続き、11月の後半から本格的な冬が始まります。
とくに、12月後半から3月前半にかけては雪で公共機関が閉鎖になることが多いので、気をつけましょう。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
月平均気温(℃) | 0.3 | 5.8 | 4.3 | 10.9 | 20.9 | 22.6 |
月平均最高気温(℃) | 6.3 | 11.1 | 9.8 | 17.1 | 26.8 | 28.1 |
月平均最低気温(℃) | -5.8 | 0.6 | -1.3 | 4.7 | 15.0 | 17.1 |
月降水量(mm) | 45 | 117 | 45 | 90 | 227 | 106 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
月平均気温(℃) | 24.7 | 25.1 | 22.4 | 14.9 | 5.9 | 3.8 |
月平均最高気温(℃) | 30.3 | 30.4 | 26.3 | 20.1 | 10.1 | 8.6 |
月平均最低気温(℃) | 19.2 | 19.8 | 18.5 | 9.6 | 1.8 | 1.0 |
月降水量(mm) | 285 | 184 | 187 | 68 | 195 | 146 |
アメリカ・ワシントンDCの四季の特徴
ワシントンDCは四季がはっきりとしているので、訪れる時期の情報をしっかりチェックしてくださいね。
春(3月、4月、5月)のワシントンDC
3月の中〜下旬ころから、冬眠から覚めた動物が姿を見せるようになり、少しずつ花が咲き始めます。
気温が上がり始めるとともに、お日様がでる日が多くなり始めます。
このころから5月の終わりころまでが、過ごしやすい気温でワシントンDCのベストシーズンだと言えます。
ただし、昼と朝夜の寒暖差がかなりあるので、長時間の外出には注意が必要です。
4月〜5月頃には、外にとめていた車が黄色い粉に覆われるくらい花粉が飛びますので、アレルギーの薬を持参すると安心です。
夏(6月、7月、8月)のワシントンDC
5月の終わりごろに雷を伴う雨が毎日のように降るようになり、それが終わる6月中旬から気温も上がり始め、夏が始まります。
朝夜に肌寒いと感じて、日中は汗ばむ感じです。
また、6月中旬〜下旬には野外プールが解禁になります。
7月に入ると年間で最も暑い時期に突入します。
日によっては40度越えの猛暑になるほどの暑い日々が、8月の下旬くらいまで続きます。
夏の時期は気温が高くなるだけでなく湿度も高く、過ごしにくいです。
秋(9月、10月、11月)のワシントンDC
9月になっても日中の暑さは続きますが、このころから朝と夜に肌寒さを感じるようになります。
9月中旬〜10月下旬は気候が温暖で、ワシントンDCの観光ベストシーズンと言えます。
とくに10月には美しい紅葉も見られます。
10月からは、日中はまだまだ秋の過ごしやすい気温ですが、朝夕の寒さは厳しくなってきます。
冬(12月、1月、2月)のワシントンDC
12月に入ると、氷点下で朝を迎える日が多くなってきます。
雪の季節の到来です。
2月がいちばん寒さが厳しい月です。
ワシントンDCの冬は、朝夕にマイナス10度くらいになることもありますが、太陽さえ出れば日中の気温は10度くらいまで上がることもあります。
ワシントンDCでは、少しでも雪が降ると学校が休校になったり、公共施設が閉まったり、お店が休業したりします。
この時期、天気予報で雪の情報を入念にチェックすることをおすすめします。
ワシントンDC観光のベストシーズンは?
前述のとおり、ワシントンDC旅行のベストシーズンは、春と秋の2回、3月の中下旬~5月の終わりごろと9月中旬〜10月です。
気候が温暖で過ごしやすい気温のこれらの時期は、観光するにはぴったりの季節です。
花粉症がひどい方は、秋の方が楽しめるかと思います。
アメリカ・ワシントンDC旅行中におすすめの服装
ワシントンDCの洋服選びのポイントは、年間を通して昼と朝夜の寒暖差が激しいという点に気をつけることです。
天気予報をチェックする時は、最高気温と最低気温の両方をしっかりチェックし、そのどちらにも対応できるような洋服を準備しましょう。
旅行の持ち物準備についてはこちら↓の記事も合わせてご確認ください。
◆おすすめ記事:ワシントンDC旅行の持ち物チェックリスト!必需品から注意点まで徹底解説!
3月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:−1.3度、月平均最高気温:9.8度】
3月前半は、下の写真のようなコンパクトにたためるダウンジャケットに長袖のシャツ+セーターを組み合わせるのがオススメです。
ボトムはズボンやフリースのレギンスなど。
風が強い日も多いので、足首までカバーするようなブーツが安心です。
手袋とマフラーは必ずご用意ください。
3月の後半は、日中はかなり暖かくなってきます。
ただし、曇りの日や朝夜は冷えますので、上の写真のようなコンパクトにたためるダウンジャケットの下に長袖のシャツを合わせると良いでしょう。
シューズはスニーカーなど普通の靴でOKです。
4月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:4.7度、月平均最高気温:17.1度】
4月は、木々に花が咲き乱れ春らしい景観になる時期ですが、昼と朝夜の寒暖差があり、曇りの日は冷え込むので、薄手の長袖・長ズボンを着て、下の写真のうような脱ぎ着をするのが楽なウィンドブレーカー・カーディガン・パーカなど羽織れるものを携帯するとよいでしょう。
5月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:15.0度、月平均最高気温:26.8度】
5月の日中の気温はかなり暖かくなりますが、朝と夜は冷え込みます。
日中は半袖でも大丈夫ですが、朝夜と曇りの日に備えて、下の写真のように、脱ぎ着をするのが楽なウィンドブレーカー・カーディガン・パーカなど羽織れるものを携帯するとよいでしょう。
6月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:17.1度、月平均最高気温:28.1度】
6月上旬はまだまだ過ごしやすいですが、中旬から下旬にかけて気温の上昇とともに湿度も高くなってきます。
朝起きた時に肌寒くても、昼には汗をかくくらい気温が上がります。
下の写真のように涼しい格好を基本にし、気温が冷える朝夜に備えて、薄手のカーディガンやジャケットを合わせましょう。
帽子やスカーフなど日よけグッズも用意すると良いでしょう。
地元のスポーツチームのキャップなどをお土産を兼ねて現地で買うのも楽しいですね!
7月、8月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:19.2〜19.9度、月平均最高気温:30.3〜30.4度】
朝夜は涼しく快適ですが、日中は高温で蒸し暑い時期です。
半ズボンやサマードレスなど涼しい格好だけでなく、汗が流れ落ちるので、ウォータープルーフの日焼け止め・デオドラント、女性の方は汗に強いファンデーションなどを用意するとよいでしょう。
**帽子やサングラスなどの日焼け対策もお忘れなく。
屋外が猛暑でも建物の中ではエアコンがガンガンに効いていますので、映画館や会議・講演会など長時間じっとするところに行く予定がある方は、カーディガンやストールなど軽い羽織ものを用意するとよいでしょう。
靴は、通気性もよく、たくさん歩いても足が痛くならないようなクロックスのスニーカーが観光におすすめです。
フォーマルなレストランではスニーカーはNGですので、さらにスリップオンシューズやバレーフラットなどを持っていくとよいと思います。
9月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:18.5度、月平均最高気温26.3度】
9月の前半は夏のような暑さが続きますが、朝夜に涼しさを感じる日がちらほらやってきます。
9月の後半は、猛暑が和らいで過ごしやすさを感じます。
野外で長時間歩き回っても、バテるような暑さはないので、観光にはベストな時期です。
日中は過ごしやすい気温ですが、朝夜は少し肌寒くなります。
9月は、暑さにも肌寒さにも対応できるよう、下の写真のような半袖+長ズボン、軽い羽織ものを携帯、そして日よけグッズという組み合わせがオススメです。
10月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:9.6度、月平均最高気温:20.1度】
10月前半は、日中少しひんやりした日が続き、10月後半から日中にも寒さを感じるようになります。
長袖のシャツやセーターにやや厚めのジャケットという組み合わせがいいと思います。
天気が良ければ、ジャケットを着て歩き回ると汗ばむくらい暖かい日もありますが、そんな日でさえも朝夜は冷え込むので、防寒・暴風になる、下の写真のような上着を用意するといいでしょう。
11月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:1.8度、月平均最高気温:10.1度】
日中も寒いですが、極寒というような天気にはならない時期です。
長袖+セーター+長ズボンに、コートやダウンジャケットなど厚手のアウターで防寒暴風しましょう。
アンクル丈のブーツがあるとさらに安心です。
マフラー・手袋も忘れずに。
12月、1月、2月のワシントンDCにおすすめの服装
【月平均最低気温:−5.8〜1.0度、月平均最高気温:6.3〜11.1度】
12月の後半から朝夜に氷点下になることが多く、雪が降るようになります。
朝には車の窓ガラスが霜や雪で凍りつくことが多くなります。
気温が氷点下にならない時には雪ではなく雨になるので、濡れて風邪をひかないよう、ウェストよりも下をカバーするロング丈で、防水性・撥水性のダウンジャケットを用意するのが理想的です。
モンクレールやパタゴニアなどの防寒性の高いコートを選び、その下は長袖のシャツ+セーターがオススメの組み合わせです。
12月〜2月には、ランダムに大寒波がやってきます。
天気予報で予報されているようであれば、下の写真のようなスノーブーツがあると安心です。
用意できないようであれば、ウールなど厚手の靴下を準備するなど工夫しましょう。
もちろん、マフラー・手袋もお忘れなく。
防寒だけでなく、防風にも備えるのがポイントです。
アメリカ・ワシントンDCのお天気のポイントまとめ
- 年間を通して昼と朝夜の寒暖差が激しい
- ベストシーズンは3月の中下旬~5月と9月中旬〜10月
- 4月〜5月ごろは花粉に注意
- 5月の終わりころから6月中旬は雷雨に注意
- 7月、8月は40度超えの猛暑の日も
- 10月は紅葉が見ごろ
- 12月、1月、2月は大寒波に注意
- 雪が降るとお店や公共施設が休業する
- 2月が一番寒い
雨の日のワシントンDCの楽しみ方
ワシントンDCには美術館や博物館がたくさんあるので、雨の日は博物館見学を楽しみましょう!
博物館を訪れるのなら、やはりおすすめはスミソニアン博物館です。
「スミソニアン博物館」は1億5,400万点もの芸術品と標本が所蔵された世界最大の博物館群です。
ワシントンDC中心部のナショナル・モール (National Mall) に、11の博物館と美術館があります。
観光客にとってとても嬉しいことに入場料はなんと無料です。
「国立自然史博物館」「国立アメリカ歴史博物館」「国立航空宇宙博物館」など魅力たっぷりな博物館がたくさんありますので、お好きなところを訪れてみてください。
スミソニアン博物館ホームページ(英語)
スミソニアン博物館日本語マップ
まとめ
いかがでしたか?
近年はアメリカでも、天気のパターンが例年とはかなり違ったり、極端になったりすることが多いようです。
ワシントンDCに出発する前に、ロコタビの無料のQ&A機能を活用してピンポイントでロコに服装のアドバイスなどしてもらえば、より自信を持って準備できます。ぜひ利用してみましょう!
現地でどうしてもお洋服を買い足さなければいけなくなったら、せっかくですので、ロコに頼んでJ. CrewやPatagoniaなどのアメリカンブランドのお店に連れて行ってもらうと楽しいと思います。
事前にしっかり情報をチェックし、楽しいアメリカ旅行にしてくださいね。