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ザルツブルクの旅行ガイド情報

オーストリア・ザルツブルクの年間の気候と旅行中におすすめの服装

【オーストリア・ザルツブルク在住者執筆】緑(草)のクリスマスと白(雪)のイースターになることは珍しいことではありません。プール開きは5月初めで9月末まで。11月にはもう雪が降り3月までその雪が溶けない年も。太陽が出ると2月でも外でゆったりランチ、湿度が低いため朝晩や、太陽が出ていないと夏でも長袖。そんな日本の四季とはかけ離れたこちらの天気、気候と服装のお勧めをご紹介します。

ザルツブルクは中央ヨーロッパにあり、ヨーロッパの真ん中に位置しています。本当は暑い夏と乾燥した冬の大陸気候となるところが、様々な気流が影響しあって大変不安定な天気を作っています。
東には終わりのないアジアが広がっています。ヨーロッパとアジアはEUR(ユール)ASIA(アシア)という名の通り、1つの大陸(ユーラシア大陸)であり、ヨーロッパは入り組んだ半島としてアジアにくっついています。西1500キロメートルほどには天気の大元、大西洋が広がっています。南に約400キロメートルで地中海、そのまた南にアフリカ大陸最大のサハラ砂漠があります。北およそ1000キロメートルには北海とバルト海があります。

オーストリア・ザルツブルクの年間の気候

天気の主流はフランス、ドイツからやってきます。大西洋の水分をたっぷり含んだ西風は、アルプス山脈にぶつかり押し上げられ冷え、その周辺に水分がばらまかれます。そのふもとの一つがザルツブルクです。7、8月あたりに大雨や長期間雨となって降ることがあります。川が氾濫することもあります。そのような雨を「紐(Schnüre)の雨(Regen)」、とザルツブルクでは呼んでいます。うんざりですが、おかげで青々と肥えた土地となります。冬には雪の生産し、冬のスポーツや観光を助長します。

遠くロシアや小アジアからやってくる東風も忘れてはなりません。この気流は乾いていて、東からなら冷たく、南東からなら気温は高くなります。どちらにしても晴天で一粒の雨(雪)も降らず、夏なら35度以上になる事も、冬なら零下20度になる事もあります。

それ以外には南からの温かい風、フェーン現象があります。この気流がアルプス山脈を超えると、病む人もいれば味わう人もいます。ただサハラ砂漠の砂ぼこりが畑や道路、屋根や車に黄色い層となって降りかかるのを喜ぶ人はいません。

年間の気温と降水量

これは平均で、ザルツブルクの気温、天候は今書いたように大変不安定です。

1月 2月 3月 4月 5月 6月
月平均気温(℃) 2.6 -1.3 2.7 9.8 12.7 16.7
月平均最高気温(℃) 6.3 1.5 7.1 14.6 17.4 21.5
月平均最低気温(℃) 0.0 -3.4 -0.3 5.7 9.1 12.3
月降水量(mm) 66 41 75 41 205 285
7月 8月 9月 10月 11月 12月
月平均気温(℃) 21.0 19.4 13.9 10.4 4.2 1.8
月平均最高気温(℃) 27.2 25.4 18.5 16.1 7.3 6.6
月平均最低気温(℃) 14.6 14.1 10.5 6.7 2.2 -1.4
月降水量(mm) 66 134 164 99 126 16

出典:気象庁ホームページ/地点別データ・グラフ (世界の天候データツール(ClimatView 月統計値))ザルツブルク

ザルツブルクの春(3月20か21日から、4月、5月、6月19か20日まで)

だんだん暖かくなるのでなく、太陽の出る日はぽかぽかを通り過ぎて暑くなります。

ザルツブルクの夏(6月20か21日、7月、8月、9月21か22日)

朝晩、雨や曇りは夏でも涼しい、あるいは寒いです。

ザルツブルクの秋(9月22か23日、10月、11月、12月20か21日)

紅葉する間もなく雪が降ることも。9月10月はまだまだ夏の名残を楽しめる日が多いです。

ザルツブルクの冬(12月21か22日、1月、2月、3月19か20日)

冬は10度ほどまで上がると暑く感じます。雪が昼間に溶け、夜中にまた凍るので危ないです。少し暖かくなると道路が溶けた雪でどろどろになり、歩きにくいです。

旅行中におすすめの服装

おわかりのように、どの季節にもいつでも脱ぎ着のしやすい羽織るものや大判のスカーフは必須です。

春のザルツブルク服装

内側は天気予報も見ながら軽装のタンクトップやティーシャツ、半袖や長袖のシャツなど、外側はいつでも脱ぐことのできるカーディガンやジャケット、薄手ダウンコートなどを。スカートよりズボンの方が寒暖差に対応できます。

夏のザルツブルク服装

内側は軽装のタンクトップやティーシャツ、半袖のシャツなど、外側にはやはり予備の羽織るものが欠かせません。薄手の大判スカーフは便利です。夏でも日陰は涼しいです。建物の中の冷房は、ほとんどありません。

秋のザルツブルク服装

まだまだ良い天気が続くようなら、夏とそんなに変わらなくても大丈夫です。街なかを見てみると半袖の隣の人は長袖でしょう。皆何を着たらよいかわからないのです。上着はだんだん軽くて暖かなものが必要になってきます。そろそろ山に雪がかかっているのを見かけます。朝晩の服装に特に気をつけて。

冬のザルツブルク服装

建物や乗り物の中は温かいので、やはり半袖や薄手の長袖の服の上に何かを着ることになりますが、薄手の温かいダウンジャケットは外側のコートが脱げるときも体温を調節してくれます。寒くても外を歩き回りたい予定の日は、ズボンを2枚履いたりズボン下やタイツを履いたり暖かさ対策が必要です。普通のズボンと変わらないようなスキー用の防水ズボンは、便利ですが建物の中に入ると暑すぎます。大切なのは小物です。体に触れるスカーフやマフラーが寒いときは首の周りを保護保温してくれ、またゆったりさせたり首からかけるだけにしたりします。手袋と耳もかぶる帽子は、必要によってバッグに仕舞ったり耳を出してかぶったり。靴は防水発汗の滑りにくい、出来ればブーツが良いです。こちらの雪には塩をまくので靴がたいそう痛みます。あまり高価な靴はお勧めしません。

まとめ

暑かったり、寒かったり、晴れたり、連日雨だったり、また雪だったり。このザルツブルクの天気は、まさにザルツブルクに住んでいる人のようです。陽気だったり、優しかったり、不機嫌だったり、悲観的だったり……それはまた次の瞬間には変わっているのです。ザルツブルクを訪れるのに1つだけいつでも忘れてはいけないもの、それは傘のような雨具(防寒具)であります。