世界中から旅行者や学生、移民が集まるマルチカルチャー都市、モントリオール。北米の中でも治安が良く、フランス語も英語も通じるこの街は、留学や長期滞在にはぴったりの街です。それぞれの状況によって必要なビザや取得方法が変わって来ますので今回は長期滞在ビザの種類について確認していきましょう。

【2019年開始】バイオメトリクス(指紋と顔写真)の登録

2019年より始まった、各種ビザでカナダに長期滞在する際、必ず必要となるシステムです。
(6ヶ月以内の観光ビザで滞在の場合は不要です。)
東京(港区)のビザアプリケーションセンター(VAC)窓口で登録手続きを行う為、遠方にお住まいの方は、東京まで足を運ぶ必要があります。また 登録手続きの予約が必須です。
各種ビザ申請後、VAC窓口でのバイオメトリクス登録、各種ビザ申請プロセスが進む流れとなります。10年間の有効期限です。

ビザアプリケーションセンター(VAC)

住所 東京都港区芝1-4-3 SANKI 芝金杉橋ビ4F
電話番号 0120-961-673
営業時間 月曜~金曜日 午前9時~午後5時
予約はこちら (日本語) から。

カナダの長期滞在ビザの種類

観光ビザ

観光旅行、語学学校への通学など6か月以内の滞在の場合は観光ビザ(=日本のパスポート)での入国が可能です。ただし、アルバイト等の就労は一切禁止です。

eTAの申請

2016年より始まった カナダに“空路”で入国する際に必ず必要となるシステムです。
(例えば、アメリカ経由で“陸路”で入国する場合など、eTAは不要です。)
有効期限は最長5年間、またはパスポートの有効期限になります。
ちなみに、学生ビザ・ワーキングホリデービザ等の申請の際は自動的に登録されますので、申請は不要です。
申請はこちら (日本語) から。

ワーキングホリデービザ

18歳から30歳の若者を対象にした 最大1年間の滞在と就業が可能なビザです。その間、語学学校等の就学も6ヶ月以内は許可されています。
こちらは、通常は取得の難しいオープンワークビザ(雇用主が固定されない就労先を自由に選択することができる就労ビザ)であり、年齢制限や、一生に一度と利用条件はあるもののとても魅力的なビザです。
1年ごとに定員数が代わり、定員達成次第その年の受付は終了します。ビザ取得からの1年間が入国有効期限となりますので、入国予定が決まり次第、早めに情報収拾、申請を始めましょう。
申請方法はこちら (日本語) から。

学生ビザ

語学学校、高校、大学、専門学校等、 6か月以上就学する合は学生ビザの申請が必要となります。こちらのビザでは、高校や大学にフルタイムで通う場合に限り、週20時間のアルバイトが可能です。 語学学校(ESL)の生徒は対象外なのでご注意下さい。

ケベック州就学許可書 (CAQ)

モントリオール含め、ケベック州に就学する場合、学生ビザ申請の前にケベック州就学許可書(CAQ)の取得が必要となります。
申請はこちら (英語) から。

Co-opビザ (インターンシップ・プログラム)

カナダでは専門学校で、企業でのインターンシップ(就労体験)が含まれたプログラムがあります。プログラムの修了にインターンシップが必須の場合、学生ビザと合わせて取得可能なビザです。学生ビザで認められている週20時間に加え、Co-opビザで+週20時間の就労が出来ます。

入国審査の際の注意点

長期滞在の場合、質問される内容が多くなる事もある為、しっかりとした入国審査の準備が必要です。

  • パスポートの有効期限
    国によって、入国可能なパスポートの有効期限が変わるので注意しましょう。
    カナダの場合、出国予定日プラス1日以上です。

  • ビザのコピー
    各種ビザを取得した方は必ずコピーを提示しましょう。指示に従ってイミグレーション(移民局)に行き、正式なビザの発行、カナダ入国の流れになります。

  • 往復のチケット
    出国のチケットを持っていない場合、その理由や銀行の残高証明の提示等を要求されることがあります。観光ビザで入国の際は原則必須です。特に注意しましょう。

  • 入国出国スタンプの日程の再確認
    移民局スタッフのミスで、ビザの出国日程が間違っていた!というケースを耳にします。必ず移民局でビザを取得した際、その場で入国出国日程の年月日の確認しましょう。

まとめ

ビザの申請要項は、常に変化しています。インターネット上や知人から聞いた過去の情報だけにとらわれず、必ずご自身で公式の最新情報も合わせてチェックし、細心の注意を払いましょう。
公式最新情報はこちら (英語) から。

余裕を持ったビザの申請を行い、楽しいモントリオール生活を満喫して下さい!