マラケシュの旅行ガイド情報

モロッコ・マラケシュへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】

【2020年8月16日更新】日本からモロッコ・マラケシュへはいつから行けるようになるのか? 入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、モロッコはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、モロッコ・マラケシュへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在モロッコ日本国大使館やモロッコ保健省のサイト、モロッコのニュースサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

外務省 海外安全ホームページ・モロッコ

外務省「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」

在モロッコ日本国大使館

モロッコ保健省(フランス語)

現在の日本からモロッコ・マラケシュへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)

7月15日から在留外国人の出入国再開

モロッコでは3月から客船や国際航空便の運航を停止、スペイン領セウタとの国境はスペイン人以外通行禁止、日本人には入国手段がなく入国不可となっていましたが、7月15日から、モロッコ在留外国人(日本人を含む)とその家族に限り条件付きで、空路・海路での入国を再開しました。
ただし、衛生緊急事態発令後に出国し、ビザや滞在許可証の期限が切れてしまった場合は入国できません。
空路はモロッコ航空、エアアラビア、エールフランス、海路はフランスのセートとイタリアのジェノバからフェリーが運航しています。

空路で入国する場合、搭乗日の48時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明書および血清学的検査(抗体検査)の証明書が必要です。
海路の場合は、乗船日の48時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明書および血清学的検査(抗体検査)の証明書が必要で、船上で追加のPCR検査が行われます。

モロッコに滞在中で帰国を希望する日本人の出国も可能となりました。ビザや滞在許可証の期限が切れてしまう場合は、衛生緊急事態発令中は合法的な滞在とみなされますが、切れたまま出国すると事態発令中は再入国ができなくなってしまうため、更新手続きを行う必要があります。

モロッコ・マラケシュでの乗り継ぎ(トランジット)制限

乗り継ぎは非現実的

現在モロッコでは国際線の乗り入れが制限され、一部の航空会社に限られています。在留外国人の出入国目的の利用となり、乗り継ぎはまだ現実的ではありません。

日本からモロッコ入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

無症状であれば、自己隔離義務はありません。
新型コロナウイルスの感染症状が出たらマスクをして自宅自室に自己隔離し、感染症専門の救急車ダイヤル(アローヴェイユ/Allo veille)に電話して救急車を呼びます。
感染者と接触した場合は、保健当局に届け出、14日間の自己隔離と経過観察が必要です。

現在のモロッコ・マラケシュの様子

自宅以外でのマスク着用は義務となっています。違反すると罰金が科されます。

衛生緊急事態の延長と措置の緩和

現時点で、衛生緊急事態は9月10日まで延長されています。
6月には外出禁止令が解除され、7月20日より衛生緊急事態緩和計画の第3段階へ移行しました。

マラケシュなど8都市は出入り禁止

7月27日より、感染が拡大しているマラケシュ、タンジェ、テトゥアン、フェス、メクネス、カサブランカ、ベラシッド、セタットからの人の出入りが禁止されています。職務上ややむを得ない理由でこれらの都市への出入りには、地方当局発行の特別移動許可証が必要です。

公共交通機関の運行再開

公共交通機関(自動車・鉄道)と国内航空便が、定員の75%までの範囲で運行を再開しています。利用時のマスク着用は義務となっています。

ホテル、飲食店、ショッピングモール、ハマム、美術館などは営業再開

ホテルは収容人数の100%まで、カフェ・レストラン、ショッピングモール、アーケード街、スーク(市場)、スポーツ施設、ハマム、美術館、美容院・エステ、公園・庭園などは、収容人数の50%までの入場制限を条件に、営業を再開しています。
施設内ではマスク着用義務とソーシャルディスタンスの確保を求められます。

閉鎖中の施設、禁止事項

映画館、劇場、公共プールは閉鎖中です。また、集会やパーティー、冠婚葬祭の式は禁止されています。

日本からモロッコ・マラケシュへの入国制限・緩和情報まとめ

モロッコの新型コロナウイルスの累計感染者数は約37000人で拡大が続いており、在留外国人のモロッコ出入国が条件付きで再開しましたが、マラケシュなど8都市間の移動が禁止されています。
外務省の感染症危険情報では、モロッコに「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。

また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、モロッコは日本への入国制限対象地域に入っています。
そのためモロッコから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。

早く事態が収束に向かい、モロッコを訪問できる日が来ることを祈っています。
現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されますので、モロッコへの渡航や乗り継ぎを考えている方は、最新情報をチェックしてくださいね。


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