ユカパ
- 居住地:
- グランサム・イギリス
- 現地在住歴:
- 1997年5月から
- 基本属性:
- 女性/50代
- ご利用可能日:
- 木金土日
- 使える言語:
- 英語
- 職業・所属:
- 翻訳、通訳家 兼、現地小学校 中学校日本語教師
- 得意分野:
- ロンドン、イギリス全土、特にイギリス中部地方に強い。一般的な生活の知恵、旅行業務(元エイチ・アイ・エス)
イギリス在住21年。イギリスで結婚、子育てをし、現在パートで大学院で勉強する傍、翻訳通訳、日本語教師として活動しています。イギリスの生活全般に関する事に精通しており、ロンドンだけでなくイギリスの地方にも詳しい。
ユカパさんが回答したノッティンガムの質問
イギリスの学校(特に小学校)子供及びイギリス人との人間関係について質問です。
- ★★★★★この回答のお礼
ご回答ありがとうございます。
子供達の親の社会経済的な属性によるということですね。
教育方針だとか学力レベル、施設等々、考慮する点は諸々ありますが、最優先事項として肉体的・精神的な暴力、イジメを受ける状況は絶対に避けたい。という事です。
勿論、実際には完全に避けられないこともあるかもしれませんが、その点は調査熟考した上で選択していきたいと思い質問させて頂きました。
リンカーン州で教えていらっしゃる子供や親御さんの貴重なお話ありがとうございました。初耳でしたので大変勉強になりました。 ユカパさんの追記
もし、既に考慮されている地域を具体的に教えていただければ、その中の社会的構造を考慮し上でのアドバイスができるかと思います。
肉体的ないじめは基本的にイギリスの学校ではあまり見られません。というのも学校ではちょっとした小競り合いでも、担任+副担任の先生がいつも監督していますし、そういった暴力的な子供には必ずと言っていいほど、個人的なサポートの先生がついているので、いわゆる「問題児」の監督は徹底しています。精神的ないじめは、個人的な経験から逆に裕福な地域、特に人種があまり混ざっていない、白人中心であるところの方が、厳しいと思います。
ユカパさんの回答
この質問に関する答えは、とても一括りで言えるものでなく、
ズバリ、どこのどの地域のどのような家庭からくる子供達の割合が占めているかで
全く違うので、イギリスの子供が荒れている?酷い?というのはなんとも言えません。
私はリンカーン州のど田舎の小学校3校で日本語を教えています。
リンカーン州は農業が中心の州で、ど田舎に住む子供の多くがいわゆる東ヨーロッパからやってきた野菜収穫肉体労働者、もしくは食品加工工場で働く家庭の子供と、地元から離れたことのない村社会で何世代も過ごしているイギリス労働者階級の家庭の子供たちの集まった学校です。
生活水準は低く政府から生活保護を受けている、いわゆる”プレミアム”と言われる子供が多く、
確かにかなり酷い?と言う言い方が当てはまるのかは個人的には抵抗を感じますが、中産、上流階級ホワイトカラーの家庭からみれば、そう言えるのだと思います。
はじめに言ったように、その地域の階級、人種、家族構成、家族の平均年齢、裕福さ等を全て考慮した上でのデモグラフィーで違います。
例えば、中産階級を中心とした、イギリス人主に白人、親の職業がプロフェッショナルな家庭が多い地域で、みんなの話している英語が標準に近くて、わかりやすい。なんてとこににいけば、子供箱入りのとてもお行儀がよい、一見とても”いい”子供だと言えるでしょう。しかし、それが本当に子供が心からの”親友”や信頼のおける人間関係が作れるのかと言うのとは全く話しは別です。
一方、片親が多く、人種も様々、一見”ガラの悪い”地域の貧しい小学校に通う子供(私が教えているようなところです)は確かにお行儀も言葉遣いも、学力もあまり上の方ではないと言えますが、だからと言ってこの子たちが”悪い子”とは決して言えません。子供はどこの国どこの地域にいても基本的に同じです。コツというかは、一体何を目指しているのかを教えていただかないと、なんとも言えないというのが本音です。