日本から一番近い外国、韓国。
LCCなどが増え飛行機代も安くなり、外国ではないような錯覚に陥ってしまうほど、身近な国になりました。
またK-POPや韓国ファッション、メイク、SNSの発達もあってか、若い子を中心に第3次韓流ブームが到来していると言われています。
そんな影響もあってか、韓国へ旅行に行く日本人も多いですし、距離も近いので気軽に短期留学をしたり、最近日韓カップルがさらに増えているようにも思えます。
今回は旅行や留学、国際結婚には欠かせないビザのことについてご紹介します。(2019年3月現在)

韓国ビザの種類

韓国のサイト、大韓民国ビザポータルによると、現在ビザの種類は大きく分けて15種類、そこから細分化されており、計100種類ものビザがあります。

  • 観光等短期間訪問
  • 治療療養
  • 留学語学研修
  • 専門職就業
  • 駐在
  • 取材・宗教
  • 投資
  • 貿易経営
  • 在外同胞
  • 訪問就業
  • 家族訪問・同居
  • 結婚移民
  • 研修
  • 非専門職就業
  • 外交・公務

ノービザ

日本のパスポートを持っていれば連続して90日間ビザなしで滞在できます。
往復航空券と入国時にパスポートの残日数が3か月以上必要。
短期間の旅行はもちろん、短期留学プログラムなども90日以内であればノービザで大丈夫です。

主に取得されると思われるビザについて

先にご紹介したビザは100種類もありましたが、今回はその中でも特によく申請されると思われるビザを4つピックアップします。

申請方法

ビザの申請は基本、日本にある管轄の総領事館でしてから韓国に渡ります。
日本国籍であれば、例外として韓国でノービザからD-2やD-4ビザに変更することも可能。

申請料金

無料。
但し、日本国籍の人が日本で申請した場合。

1. 語学研修(D-4)

語学堂・語学学校に通う人が取得するビザです。
91日以上、2学期以上通う場合に取得可能。(1学期のみであればノービザでよい)
期間は語学堂に通う期間、半年~1年半、延長は最長2年まで。
ビザ申請前に授業料を納入し「入学許可証」を取得。ビザ申請の際にこれを提出します。

2.留学(D-2)

専門大学以上の、大学、大学院などへの正規留学、交換留学に必要なビザです。
期間は在学中の期間で延長可能。
D-4と同じく、ビザ申請前に入学許可証を取得しなければなりません。

D-4、D-2必要書類一例駐神戸大韓民国総領事館

3.ワーキングホリデー(H‐1)

ワーキングホリデーというと働きながら語学を学ぶというイメージがありますが、「観光を目的」とし、それに必要な資金を稼ぐために働けるビザで、あくまでも観光がメインです。
また、満18歳から満30歳までの年齢制限があり、同じ国に対して人生で一回しか利用できません。
期間は最長1年間で、仕事をするもよし、観光をするもよし、語学道に通って勉強をするもよし、と自由であまり制限のないビザです。

必要書類一例駐神戸大韓民国総領事館

4.結婚移民(F-6)

韓国人と結婚し、韓国に住むために必要なビザです。
しかし何年かに一度更新がありますので、このビザが取れたからと言って永住出来るわけではありません。※1
F-6ビザの書類を集める前に両国で婚姻届を出してから、日本の総領事館で申請となります。
また必要書類の中には、韓国語能力を証明するものや、二人の馴れ初めなどを記述し、仲介結婚(偽装結婚)ではないということを証明しなければならず、年々基準が厳しくなっています。
韓国で住む家の契約書や、受け入れる側に稼ぎがしっかりあるかどうかの証明も提出しなければならず、、生活面、経済面で無理がないかなども見られます。
※1永住ビザ(F-5)はF-6で韓国に2年滞在してないと申請することができません。

必要書類一例駐日本国大韓民国大使館より

まとめ

韓国に長期滞在するとなると必ず必要となり、避けて通れないビザ。
私もビザ申請を何度か経験してきましたが、下調べ、書類集め、確認、申請などややこしく頭が痛くなるものです。
条件や総領事館によって必要書類が変わったり、前触れもなくルール自体がガラッと変更されることも珍しくありません。
日本にいるのなら申請する管轄の総領事館に電話をして確認、韓国にいるのなら外国人総合案内センター1345に電話をして確認するのが一番確実です。
思いの外時間がかかることもありますので、余裕をもって準備し、楽しい韓国生活が送れるようにしましょう。