海外で病院に通われたことがありますか？
病院はただでさえ怖いし、専門用語が飛び交うので、日常会話が普通にできる程度の人でも、聞き取れない単語が多く大変不安です。
私も歯医者や韓医院（漢方医療を行う美容病院のようなところ）によく行くのですが、最初は知らない単語、慣れない環境でとても心細かった経験があります。
そこで今回は、仁川の医療事情と日本語コーディネーターがいる病院の紹介をしたいと思います。

韓国仁川の医療事情

仁川にも日本と同様、病院自体はたくさんありますが、日本語コーディネーターがいる総合病院は大変少ないです。
また韓国在住の日本人対象ではなく、医療観光として（外国の健康保険加入者）への通訳は行っていますが、韓国在住日本人(韓国の健康保険加入者)には、主に電話通訳サービス「bbb korea」を利用している病院が多いことが分かりました。

「bbb korea」とは？

通話通訳サービスで、診療の際に患者と先生の間で電話通訳をしてくれる無料のサービス。
通訳さんが実際に横に居るのではなく、あくまでも電話での通訳サービスとなります。
24時間対応、救急の場合もOK。
但し、通訳はボランティアの人がしているため、夜中は繋がりにくいこともあります。

韓国観光公社医療観光案内センター

仁川国際空港第1ターミナル1階の到着ゲート７番の前にあります。
韓国の医療観光の情報提供をはじめ、病院紹介・予約サポート、相談にのってくれます。医療病院だけでなく美容関係の病院相談も可能。
電話での日本語問い合わせはもちろん、急ぎでなければメールでの問い合わせも可。（48時間以内に返信）

多文化家族支援センター

多文化家族を対象に、無料医療検診（健康診断）を実施しています。（区によって異なる）
外国人だけでなく、外国人のいる家族（夫や子供）も検診可能。
診療項目は内科、家庭医学科、皮膚科、小児科、整形外科、泌尿器科、眼科、韓方科、薬局等。
後日郵便で健康診断の検査結果が届きました。
私は、住んでいる区の多文化家族支援センターに登録をしており、そこから日時の案内が来ました。

仁川の病院紹介

ナザレ国際病院

仁川市延寿区にある西洋・韓方医学協力診療ができる総合病院で、外国人患者を多く受け入れている病院です。
病院自体は、救急で365日24時間対応しています。
日本語コーディネーターがおり、無料日本語通訳サービスもありますが、
主に海外から治療目的で訪問する患者や観光客に通訳サービスを行っており、医療観光としても人気がある病院です。
また、駐在などで韓国に滞在している人で、韓国外の健康保険を持っている患者に対しても通訳がつきますが、韓国内の健康保険加入の外国人に対しては、基本電話通訳※1bbb koreaでの対応となります。
観光医療患者が優先となりますが、状況により変わることもあり、病院で治療を受ける外国人に対して最大限、助けになるように努力している病院です。

仁荷大病院

仁川中区にある大学病院で、仁川の人なら誰でも知ってる大きな総合病院です。
救急対応もしており、24時間対応。
しかし日本語ができるコーディネーターは病院にはおらず、※１bbb koreaを使った電話通訳のみ。

ソウルの病院紹介

仁川の病院には日本語担当の専門コーディネーターがいないところが多く、韓国在住日本人(韓国の健康保険加入者)に対しては、主に電話通訳のみを利用しているところが多いです。
日本語コーディネーターがいる病院はやはりソウルに多く、日本人のコーディネーターがいる病院もあるのでより安心です。
ソウルエリアですが、以下参考にして下さい。
（以下病院全て、韓国の健康保険保持者でも無料で対応してくれます。）

メディカルコリア支援センター

上の病院以外にも情報が欲しい場合、メディカルコリア支援センターに問い合わせてみてください。こちらは通訳や医療相談も可能だということです。
日本人の方が勤務されているようでしたので、安心して相談できると思います。
今回私も先で紹介したの3つの病院に関しては、メディカルコリア支援センターに問い合わせをして情報を得ました。