中国はビザなしで15日までは滞在が可能です。
しかし中国で生活するためにはビザは必要不可欠となります。
今回は中国成都で必要になるビザの種類と取得方法をお知らせいたします。

ビザの種類

入国目的 ビザ種類 説明
交流、訪問、視察等 F 中国で(業務関連の)交流、訪問、視察等
商業貿易 M 中国で商業、貿易活動を行う
観光 L 観光(日本人の場合15日以内の観光はビザ不要)
親族訪問 Q1


Q2
【Q1】親族訪問。滞在期間180日超の場合。
“申請者資格:配偶者、父母、子女、子女の配偶者、兄弟、祖父母、孫、孫の配偶者並びにその父母を含む。
【Q2】(短期)親族訪問。滞在期間180日以下の場合。
親族訪問:外国人が中国で仕事や学習している親族を訪問する場合。
また、外国人で「そのた個人用事」の場合
S1




S2
【S1】外国人が、中国で仕事や学習の為中国に滞在している外国人親族を訪問する時、このビザを申請する。
申請者資格:中国に滞在する親族の配偶者、父母、18歳未満の子女、配偶者の父母。
滞在期間180日超。
【S2】上記同。滞在期間: 180日以下
ワーキングビザ Z 中国で仕事を従事したり、興行を行ったりする場合
興行 Z 中国で仕事を従事したり、興行を行ったりする場合
通過 G 中国を通過する時の一時滞在
国際航空、海運会社等の乗務員ビザ C 国際航空便や船舶、国際列車の乗務員や国際輸送会社の車運転手及びその同行親族等。
学習、研修 X1
X2
【X1】学習の為長期滞在予定者。滞在期間180日超
【X2】学習の為短期滞在予定者。滞在期間180日以下
高級人材 R 中国に必要とされる外国人高級人材
マスメディア J1
J2
【J1】外国メディア機構の中国駐在員、滞在期間180日超
【J2】 外国メディア機構の記者の短期滞在滞在期間180以下
永住 D 中国で永住する

取得方法

外国へ行く前に、自国にあるその国の公使館、領事館でその国の入国ビザを申請し、許可されてからその国へ行くのが普通です。上記表を参考に、中国へ行く目的に合わせて、日本でビザの手配を始めて下さい。
※ビザの情報は随時更新されます。中国の各ビザの種類や取得方法については、在日本中国大使館のHPで最新情報をご確認することをおすすめします。

参照:中華人民共和国駐日本国大使館

ただし、日本人の方は観光の目的で、中国に15日以内の短期滞在にはビザ不要です。

中国の出入国管理局

中国では外国人の出入国管理業務はすべて公安省(日本の場合は法務省)に管轄され、各地で「xxx市公安局出入国管理局」という役所があります。中国国内で滞在している
外国人のビザに関わる業務はすべてはこういう役所で受理されております。

成都の「出入国管理局」

成都には、「成都市公安局出入境管理局」が「天府広場」
という観光名所にあります。
交通: 地下鉄1号線、「天府広場駅」

地下鉄から地上に上りますと広場のほぼ真ん中に出ます。その北の方、大通りを挟んだ
向こう側、目印として手を振っている毛沢東さんの巨大像があります。像の左側にある三、
四階建てのビルに「成都市公安局出入境管理局」があります。

成都市公安局出入境管理局
ホームページ:http://www.cdcrj.gov.cn/
住所:四川省成都市青羊区骡马市顺城大街391号 邮政编码: 610017

中国国内でのビザの(変更)申請

中国に滞在しながら、ビザ(滞在目的や滞在期間の変更等を指す)切り替えの申請には、
いろいろな書類が必要で、ケースバイケースの場合が殆どです。従って、中国国内での
滞在目的や滞在時間の変更等を申請するには、必ず所在地の「出入国管理局」を訪ね、
受付窓口で必要な書類リストを受け取って、指示通り申請した方が確実でしょう。

ちょっとくどいですが、中国の役所が業務標準化、効率化しようとの努力をしてはいますが、
まだ徹底してあるとは言えません。申請書類や証明書類等の準備に人力、金、時間がかかるものですから、注意深く行わねば、当分の滞在資格でさえ危ぶまれる可能性がありますので、
役所へ行くたびに言葉のよくわかる現地スタッフや中国人友人の同行をお勧めします。

ワーキングビザの(変更)申請

ワーキングビザについては、日本国内で3ヶ月有効、入出国1回限りの短期滞在用Zビザを
一旦手にしてから、中国入国後1年有効、多次出入国できるワーキングビザに切り替えする
ことができます。ただ、この手続きは二つの役所が関わっているので、特に要注意です。 
ワーキングビザは「出入国管理局」に管理されているとは別に、「中国で就労の許認可」は「工商行政管理局」という別の役所に管理されております。どちらの申請も日時を要しますので、切り替え手続きは少々時間がかかります。しかしZビザの有効期限は入国してから3ヶ月しかありません。
従って、中国入りしてからできるだけ早くワーキングビザの切り替え手続きを始めておいた方がいいです。

それでは、また次回お会いしましょう。