デジタル時代に入りますとフェース・トウ・フェースの場面がますます減ってゆくはずなのに、
美容のニーズがブームと言える程増えてゆき、美容概念の本質も大きく変わり、昔の「欠点隠す」から、ハイテック(手術や注射等の手法)による徹底的に「変容」や「変身」にまで業務拡大し、商売繁盛になってきました。
これは団地のエレベーターに乗るとよく美容院広告ポスターに貼られている美男女に視線を奪われることから分かります。

成都の美容院・ヘアサロンの現状

成都は、内陸都会とはいうものの、中国の改革開放が始まってから、ずっと最先端で走っていた町でした。1980年代は香港から、90年代にはシンガポールや台湾、日本、さらに欧米からの文化、ファションいろいろ開放的に受け入れてきました。
その時から美容院が既によく見られて、ほとんど床屋から「美容院」に変身し、町のファッションや流行りを牽引していました。最初ヘアスタイルや眉毛等を整うレベルに留まっていましたが、20年経ったいま、成都の職場で働くホワイトカラーの女性達もうまくお化粧されているようになりました。

美容院等の問題点

技術の進歩と外資系の進出によって、高度技術を要する日本では「整形外科」といった医療分野の「変容」業務も中国で広げました。高額稼げる商売なのでそもそも資格のない「美容院」も密かに参入していました。成都だけでなく中国各地の美容院で隠れながら行われている為、最近、美容業界がトラブル頻発業界にもなっているようです。

成都で美容院・ヘアサロンご利用の注意事項

従いまして、いうこともなく中国で「変容」類の美容は絶対しないことです。そして一般美容についてのプリペイドカード商法を説明しましょう。
日本のJRやNTT等大企業しか使用資格を持たせない制度と違って、こちらはプリペイドカード商法はどの業界でも制限なく使えるようです。高級感ある美容室、アサロンこそ常用しています。

美容や散髪される間、ずっと耳の側で「どうか1000人民元でプリペイドカードを買ってくれれば、次回から定価の3割引、5000人民元のなら6割引で、とてもお買得ですよ」と勧めてくるのです。

店長や従業員の親切なサービスや可愛い顔にまけて、どうせまた来るからと
カードを手にした後、次回行くことはなく店が閉まり、店主や従業員ともども蒸発してしまう可能性がありますので要注意です。

プリペイドカード商法は美容、ヘアサロン、学習塾、公共浴場及びクラブ制娯楽施設等で盛んに行われているのですが、誘われてきても別に怖いことなど全くありません、彼らはただの営業活動でやっているので、こちらは、礼儀正しくお断りすれば良いのです。すべて悪いのではありませんが、言葉のわからない外国でトラブルや被害を回避する為に知って戴ければと思います。

成都の美容室・ヘアサロン

成都には日本の大手企業も進出しているものの、常住されている日本人の人数はまだ少ない方です。
桐梓林あたり外国人集住地区では、美容院がいくつあるような気がします、駐在員の奥様先輩からいろいろ聞いたり、紹介してもらったりして、信頼できる店で信頼できる方にお願いすれば一番よいのですが、初めて成都に滞在されて、信頼できる美容室やヘアサロンをまだ見つけていない皆様に安心できる店を下記にてご紹介させて戴きましょう。

成都錦江賓館(Chengdu Jin-jiang Hotel)

50年の歴史を誇る老舗ホテルで日本人観光客にご愛用されています。
つい最近リフォームも完成されピカピカ新装開店されました。
特徴の一つは、ホテル玄関扉の外側前に、いつもインド人のおじさんが
「いらっしゃいませ」と迎えてくれます。(いつ始まったかは分かり
ませんが1990年代成都へ出張の時に、おじさんはが既にそこにいました)。

ここは床屋、美容室のほか、日本料理や中華料理、プールやジム、マッサージ室、各種サービスが揃っており、安心できる5つ星のホテルなのです。成都入後、慣れるまで最初の1ヶ月程度の間は、仕事後の暇つぶしとして、このホテルが絶対お勧めです。

成都岷山饭店 (Chendu Min-shan Hotel)

※1988年開業されたホテルです。中には床屋、美容室があります。
詳細はHPご参照下さい。

前述の錦江賓館に比べ、近代的で高層ビルにあります、少々狭く感じ
ますが、空港を往復するシャトルバスの始発駅なのですから、知って
おいた方がいいと思います。

ご多忙の中、せめて休日にホテルを訪ね、プールやジムで汗を流してから美容や散髪、あるいはマッサージしてもらってから、ホテルの最上階で一杯飲みながら恋しくなる日本料理かぴりぴりする四川料理を楽しんで一日を過ごすのはいかがでしょうか。

それではまた次回おあいしましょう。