セイト(成都)の旅行ガイド情報

成都旅行中のインターネット&Wi-Fi利用法ガイド~SIMカードの購入方法を紹介

【中国・成都在住者執筆】旅行先でSNSや地図アプリを使いたい時、スマホでのインターネット通信が必須ですよね、しかし、事前に準備しておかないと想定外の高額請求がくるなんてこともあります。今回は、成都でスマホをネットにつなぐ方法、現地のWi-FiスポットやSIMカードの購入方法をまとめました。あなたに合った通信方法を検討して、旅行を楽しんで下さい。

成都のインターネット事情

インターネットと言えば、中国の光ファイバー通信事業の発達とともに、インフラ建設が信じられないほど猛スピードで進んできました。今年、2019年中にでも5Gサービスの開始も予定しているのもご存知の通りです。いつでもどこでもという身近なライフラインになってきたインターネット、人々の生活に溶け込んでいます、奥地の成都に行けば通信問題はどうする? という心配はまったくいりません。

ただし、中国でのネット規制はとても厳しく、グーグルが締め出されてから10年もたっており、そしてツイッター、フェイスブック、YouTubeも使えません。中国に来た場合は、「baidu」で情報調べることになっています。たまにはPCでヤフージャパン(yahoo.co.jp)が使えますが、遅いし、つなげるかどうかはその日の運次第です。ただし、日本でLINEを予めダウンロードしておけば、こちらのWi-Fiを利用して、Lineでの通話やメッセージのやり取りができると聞いておりますが、自分は日本の家族全員にウィチャットをダウンロードしてもらって通信連絡を保っています。

成都でどこでもインターネット!

4G通信技術の普及により、携帯電話での高速データ通信は可能となり、外出先でのメールやりとり、アプリの利用もさることながら、買物の代金の支払いやシェアリングエコノミー関連の各種サービスの利用とも現実になってきました。そのため「Wi-Fi」サービスも普及しています。成都にこられてからは、Wi-Fiのあるところ見つけ次第、日本の友人とLINEやウィチャットなどのアプリで無料通話できます。PCの無線機能を使えば、事務室も「いつでも、どこでも」となります。ホテルを出て外出先で、Wi-Fi使いたいと思う時、そこで止まって、まわりを見ます。レストランやファーストフード店、スターバックスや地元の喫茶店、見つけ次第入ります。着席してからすぐ店の無料Wi-Fiに繋ぐことができます。この便利さは成都のみならず中国全土みな同じです。なぜ店が無料でWi-Fiサービスを提供してくれるかというと、ウィチャットペーやアリペーが普及しているのと広域出前サービスが可能になっているからです。店にとっては無料Wi-Fiの設置は商売繁盛に繋げているからです。

▲火鍋の店の「Wi-Fi」看板

成都のWi-Fiスポット

兎に角、どこでもWi-Fiスポットありと思えばいいです。いつでもどこでもご利用できます。
条件としては、どこかの店に入って暫く座るか少々でも買物すればいいということです。

空港(AIRPORT-FREE-WiFi)

成都の空港でWiFiにつなぐには基本中国の電話番号が必要となります。
WiFiに接続するパスワードがショートメールに送られてくるためです。
しかし番号がなくても、日本であらかじめ「WeChat」のアプリをダウンロードしておけばWechat認証で利用が可能です。

カフェ&レストラン

前述しましたが、レストランやファーストフード店、スターバックスや地元の喫茶店どこにでも無料Wi-Fiがあります。
ここでお勧めするのは、歴史ある、成都特色の「茶館」(喫茶店のようなもの、コーヒーは提供していません)というところです。歩き疲れると「茶館」に入って、10人民元を出せば美味しいお茶を飲んで、ネットサーフィンをしながら成都人の生活を観察するのも一つの楽しみではないかと思います。

ホテル

ホテルも基本的にどこでもWiFiの利用が可能です。

成都旅行中のSIMカード購入方法

旅行で中国にきて、中国の携帯SIMカードの購入はお勧めしません。なぜかというと、最近アリペーやウィチャットペイの普及で、SIMカードの購入は実名で登録制になります、電話会社の営業所へ、かつ外国人の場合は本社直営営業所でないと手続きができませんので、観光や短期滞在の方には「SIMカードの購入」というのは不向きです。

上左の写真は本社マーク、右の赤い円で囲まれている「中国移動」の看板は、下請け会社で特定団地範囲でサービスを提供する代理店で、外国人のパスポートの登録手続きなどはできません。

携帯電話2番目の大手、「聯通」のロゴ。

比較的長期的に滞在される方(店で半日程度費やす余裕がある方)は、パスポートをもって「中国移動」や「中国聯通」の営業所へ行ってSIMカードを購入することができます、代金の口座引き落としは要求しないので、銀行口座がなくても、最初の電話代をチャージすれば使えます。ただし、日本の携帯(電話機)は電話システム上中国で使えない(逆も同じです)ケースが多いので、新しい電話機を買う必要があります。

成都 滞在中、日本から持ってきた携帯電話を使う

WIFIの接続方法

日本からご自分の使い慣れている携帯をもってきていただければ、中国のSIMカードなくても日本との連絡には困ることがありません。空港到着時点で「安着」メールを送信した後、(誤ってデータ通信を利用すると、巨額な請求がやってくるのを防ぐ為)携帯のデータ通信機能をオフにしてください。

ホテルに到着、チェックインの時、フロントに「Wi-Fi」のパスワード下さいといえば、教えてくれますので、自分の部屋に入り次第、Wi-Fiを接続します。

ホテルから外出されると、Wi-Fiを使いたいと思ったら、ちょっど休憩がてら店に入ります、休みながら無料Wi-Fiをつないでインターネットを楽しんで下さい。
ID(中国語で「客戸名」と書く場合が多い)やパスワードは普通張り紙に書かれて壁に貼っておりますが、なかったら、店の人に「Wi-Fiプリーズ」といえば教えてくれます、接続は上一番右の画面をご参考下さい。

SIMカード不要?! 話題のクラウドSIM

WiFiルーターをレンタルする人も多いと思いますが、海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
こちらはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。

特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。

おすすめはグローカルネット
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円(300MB)/日~で利用可能です。

まとめ

1990年代インターネットの誕生でIT革命を引き起こし、20年程度の発展で特に電子マネー支払いシステムの確立がシェアリングエコノミーをもたらし、商家はレジの仕事から解放されるほか、長距離「出前」サービスで一儲けできるメリットから、みなさん積極的に、喜んで無料Wi-Fiを提供してくれるようになってきました。そんな動きは民のWi-Fiを利用した「需要」をさらに引き起こし、お互いに恵まれる「ウィンウィン」という活気をもたらします。さて、通信問題は解決、後は成都でのご滞在を存分楽しんで下さいませ。

それでは、また次回お会いしましょう。