ハワイ島には健康愛好家が沢山います。「病院なんていらない！私は日々の生活を健康的に暮らしているので、西洋の医療は信用できない！」なんて人が、ごまんといます。
日頃から健康には気をつけよう！と誰しもが思うものの、いつ何時怪我や病気が自分または家族に起こるかは誰も予測できません。
そこで、ハワイ島にいる際、いつ何が起こってもすぐに行動に移せるようにハワイ島病院事情を紹介したいと思います。
そして万が一、あなたの連れが怪我をしたり具合悪くなった時に救急搬送を頼むべきか？どうするべきか？などまとめてみました。

ハワイ島の総合病院事情

とても大きなハワイ島。余裕のある場合は自宅から近い病院がいいですが、例えばけがをしてしまった場合等、緊急で駆けこむ所は現在地から近い方がいいです。
地域ごとに24時間体制のERがある病院を紹介します。　

ヒロメディカルセンター

余裕があるときは、ヒロに行くよりもワイメアの病院がいいと言われています。ちょっとしたけが等待てる場合はここよりもクリニックに駆けこむ人が多いです。
※日本語のサポートがあります。

コナ コミュニティーホスピタル(Kona Community Hospital)

こちらの病院は空港から一番近い総合病院です。
沢山のコナ地区在住の人々が救急外来で利用しています。コナには他にも沢山クリニックがありますが、ここは唯一の24時間体制でERのある総合病院です。
現在はパーキングが工事中なのでややこしくなっていますので要注意。
※日本語のサポートがあります。

ノースハワイ　コミュニティーホスピタル　(North Hawaii Community Hospital)

ワイメアに1996年にできた割と新しい病院。中庭もあり、明るい雰囲気で島内では評判がいい病院です。看護婦さんがとても親切で、日本語のできる日本人看護婦さんもいました。
このノースハワイコミュニティホスピタルには個人的に大変、お世話になりました！夜中に急遽、旦那さんの具合が悪くなり子供も一緒に救急外来で訪れました。
スタッフの方々の素早く温かい対応には感動しました。

ただ、専門家が少なく、ここの病院で手に負えない場合はオアフ島のクィーンズメディカルセンターに飛ばされます。

ハレ ホオラ　ハマクア　Hale Ho’ola Hamakua

ハワイ島のハマクアコーストにある小さな町ホノカアにあります。有名なワイピオ渓谷もこの近くです。
ヒロメディカルセンターと、カウホスピタルと連携しています。

カウ　ホスピタル (Ka’u Hospital)

ハワイ島南部カウ地区の小さな町パハラにある唯一の病院。
ヒロメディカルセンターと連携しています。
※日本語のサポートがあります。

Kohala Hospital

その他: 緊急処置施設

入院を伴わない、比較的軽度な症状の場合で、かかりつけのお医者さんがお休みだったり、予約が取れても先で待ちたくない場合にとても便利です。

KOHALA URGENT CARE

ヒルトンワイコロアビレッジ内にあります。コハラアージェントケアでは、診察にも日本語通訳を依頼することが出来ます。
長年に渡り日本人ツーリストの方々の突然に起きる体調不良や怪我に対応されてきているドクターが居ますので特に滞在中の方には心強いかと思います。

Hualalai Urgent Care

Aloha Kona Urgent Care

Urgent Care of Kona

Keauhou Urgent Care Center

病院に持っていくもの

緊急事態の場合、慌てているので、何を持って行っていいのかわかりません。
実際に持っていて役立ったもの、あったらよかったものを紹介します。

1. 保険証

先ず病院に行って一番先に聞かれるのが保険のことです。保険証を持っていなくても、保険会社の名前、番号を持っていれば大丈夫です。

2. 身分証明書

生年月日と本人を確認できるものが必要です。

3. マスク

病院には菌が沢山います。病院内の待合室で病気に二次感染することは多々あります。自分のことは自分で守りましょう。自分でマスクを持っていなくても、言えばもらえます。

4. 上着

ハワイとはいえ、病院内は冷房が効いているので寒いことがあるので、上着を持っていくと役立ちます。

保険について

アメリカは医療費が高いと言われていますが、ハワイも例外ではありません。むしろ、アメリカ本土よりも医療費は高額です。アメリカの自己破産の６割以上は医療費によるものです。
ですから保険に入っていないと大変なことになります。　
大抵の方は、会社から保険契約を提供されます。ただ、自営業等いろいろな理由から保険に入っていない人も多々います。
保険に加入していなくても、そういう人の為に、病院に入ると窓口でMedicaidという公的保険を進められます。ただ、これは低所得者用のための保険で条件がいろいろとある為、入れない場合もあるので要注意です。そして審査の結果、Medicaidが所得出来なかった場合には、高額な医療費が待っています。
普段、健康な時に保険について考えておくことをお勧めします。ちなみに、Medicaid は申請してから適用されるかされないかの判断の通知が来るまで２～３か月待たされます。

ハワイ島で救急医療を利用すると…

まず日本と違い救急車は有料です。そしてとても高いです。でも事故などの場合は違います。自分で読んだ場合は後から請求来ますので覚悟のほど。
もう一つ！もし、あなたが怪我をした方、具合の悪い方に出くわします。その時は、まずその方に救急車を呼びますか？と聞きましょう。
タクシーみたいに簡単に呼ぶ日本とはかなり救急車に対する考え方がちがいます。
意識のある方には必ず確認してから救急車を頼みます。
本当に1秒を争う状態、意識のない状態はもちろん迷わず救急車の手配をしましょう！最悪の事態を避ける事が出来ます。
救急搬送だけで数千ドルは覚悟してください。
勝手に呼んでしまい患者さんに巨額な請求が来たらえらい事になりますから！
そして入院をする事になったら更に出費がかさみます。
一泊でリゾートホテル代は軽く越します。
一般的に医療費は高いけど海外旅行保険に加入していれば、ほとんどは保険でカバーできると思いきや、そうはいきません。

雇用主からの医療保険、プライベートで加入、ハワイ州のMedquest

労働基準法で週に20時間以上働いたら雇用主が保険を負担します。キャッシュジョブの場合はもちろん保険はなしです。
自営の人はもちろん自分で加入します。4人家族で月々の保険料が$800と聞いたことがあります。ピンキリですが。
低所得世帯はハワイ州の保険Mediquestに連絡すると丁寧に加入手続きをしてくれます。
ベイビーから18歳半までの未成年者がカバーされると全て、す べ て 無料です。
頭から歯を含め足の先、他の島への航空券、宿泊費、タクシー代までカバーされます。同行者は一名まで。
仕事や家族構成によっては労働賃金では家賃だけで精一杯な人達が沢山います。

その他色々知っておきたい事

病気やケガでの帰国便の変更は？

利用する航空会社が医師の記入した搭乗許可書の提示を求めます。事情が事情なので変更手数料などは請求しません。
搭乗許可書は必須です。

ハワイで歯が痛くなった！

まず、旅行保険ではカバーされていないかと。
これについての意見はかなりの確率で日本に行って治療する派が多いのが現実です。
保険に入っていなくても日本での方が安いとの声。
ともかく高いのです。デンタルの保険に入っていても神経を抜いて詰めて被せて20万円が自己負担額5万円で一年分の保険使い切ってしまう、みたいな感じです。
時間が取れない私のような人は泣く泣く歯を治し支払いに追われます。悲しっ！

出産をハワイでする方！

自然分娩での出産後のお泊まりは一泊ですよ〜
帝王切開の場合は5日から1週間ですよ〜
先に言った通り、入院費が高いので、それを考えたら早く出たくなります！家で安静にしてダーリンにお世話になりましょう。

まとめ

いつも健康であっても生きている間は病気、けがは避けられないものです。まさかの時の為に準備をしておくと便利です。
食習慣、エクササイズ、ストレスは溜めない。言うのは簡単ですが実行が難しいのですよね？
ハワイ島流に行きましょうか！
食習慣、果物を食べる、料理はハワイアンソルトで味付けして蒸す。
エクササイズ、泳ぐ、ホロホロする。ホロホロは散歩ストレス発散、周りの事ともかくは気にしない。
ハワイ島に居たらそれが自然と出来ちゃうのです。
スーパーアイランドです。
でもジャンクフードも食べちゃいますけどね〜笑