海外でケガをしたり体調を崩してしまった時、不安に感じてしまう方も多いと思います。一応保険には入ってきたけど、どうやって病院に行けばいいのかよく分かならいから……と経過を見ているうちに、滞在期間があと僅かに！なんて方も少なくないようです。
パースでの生活を安心・安全に楽しんで頂くために、もしもの時に役立つパースの医療事情をまとめました。

パースの基本的な医療事情

パースで体調を崩したら、まずはGPへ

体調不良を感じたら、まずはGP(General Practitioner)と呼ばれる一般開業医にかかることになります。日本のように、症状にあわせた医療機関を自分で選ぶ必要はなく、GPで歯科以外のほぼすべての診察が可能です。
GPで診察を受け、その後さらに専門的な検査や治療が必要となった際には、Specialistと呼ばれる専門医や、病院(Hospital)を紹介されることもあります。
また、緊急時に救急車が必要となった場合の電話番号は000です。事故や事件、火災の際にも使える番号なので、ぜひ覚えておきましょう。

日本語医療センターは日本人の強い味方

まずはGPに行けばいいってことは分かったけれど、症状を英語で伝えられるか分からないし、なんだか不安……と感じてしまう方には、日本語医療センターがおすすめ。
日本語での受付、通訳スタッフ付き添いでの治療が可能な、現地の日本人にも知名度の高いGPです。他クリニックでの治療が必要になった場合にも通訳などのサポートを受けられるほか、海外旅行保険に加入している方にはキャッシュレスサービスも行っています。

パースの医療施設

日本語医療センター（日本語対応）

日本人スタッフ常勤のGPです。パースシティのセンターにあり、アクセスも良好。
緊急時を除いては事前予約制の為、不調を感じたら早めに電話で予約を取ることをお勧めします。日本語対応のフリーダイヤルあり(通話は西オーストラリア州内の固定回線からのみ無料)。海外旅行保険利用可能。

マウントローリー時間外診療所 GP After Hours Mount Lawley

Mount Lawleyにある、遅い時間や日曜祝祭日にも診察が可能なGPです。パースシティからはバス1本でアクセスが可能。緊急の受付はしていないので、緊急の際は救急車を呼ぶか、他の医療施設に行く必要があります。
診察の予約はウェブサイトからも可能で、最終受付時間はクローズ時間の30分前です。

ロイヤル・パース病院 ROYAL PERTH HOSPITAL

イーストパースに位置する、パース市内で一番大きな公立総合病院。敷地内には飲食施設や売店もあります。緊急時の受付や、入院設備も整っています。急病で救急車を要する場合には、000にダイヤルするよりも直接下記の番号に連絡をしたほうがスムースです。

最後に

カラッと乾いた空気に、さんさんと照り付ける太陽…。ビーチで過ごすのにはもってこいの気候はパースの魅力でもありますが、ちょっとした油断で肌トラブルや脱水などの不調に繋がってしまうことも。外出時には日焼け対策をしたり、水分をこまめにとったりと、日々の小さな気配りが楽しい滞在へのキーとなります。
物価が高い事で有名なオーストラリアですが、医療費も例外ではありません。もしもの時でも落ち着いて行動できるよう、保険に加入したり、医療機関の情報を知っておくことも大事なポイントです。
事前にしっかりと準備をしておけば、パース滞在がもっと素敵な時間になることでしょう。