アムステルダムの旅行ガイド情報

アムステルダム・スキポール国際空港の情報と市内と空港間のアクセス方法をわかりやすく解説

オランダのアムステルダムに位置するスキポール国際空港(AMS)は、ヨーロッパのなかでも規模の大きい国際空港です。日本からオランダに行く際にもこの空港を利用することが多いでしょう。

利用航空会社も多く忙しい空港なため、出国の際は早めの到着がおすすめです。

今回はスキポール国際空港の空港内設備やトランジット方法、市内↔空港間の移動方法などを紹介していきます。

スキポール国際空港(AMS)へは東京・大阪から直行便がでている

スキポール国際空港(Schiphol Airport)は、オランダ最大の国際空港です。

利用する旅行客は、ロンドン・ヒースロー空港やパリ・シャルルドゴール空港についで欧州第3位で「ヨーロッパの空の玄関口」とも言われています。

東京、大阪からの直行便も就航しており、日本とオランダをつなぐ架け橋ともいえます。

国際ハブ空港だからトランジット利用者も多い

国際ハブ空港としても知られているスキポール国際空港。

世界の322の空港との間で直行便が発着しており、トランジットとしての利用も多いです。

ヨーロッパ、世界の中核として機能するスキポール国際空港。ここからは、空港設備の魅力や市内へのアクセス方法について詳しくお伝えします。

スキポール国際空港から市内、市内から空港までのアクセス方法

スキポール空港から市内中心部へは南西に約15kmです。

主なアクセス方法はバス、電車、タクシー(Uber)になります。

料金や所要時間など総合的に見てオススメなのは電車です。空港から市内まで約20分、料金は5.4ユーロとリーズナブル。ただし、電車内でのスリには十分注意が必要です。

夜間到着やお子様づれの場合は、セキュリティの面からタクシーでの移動が良いかと思います。空港から市内まで15〜20分、料金は約40ユーロです。

電車で市内↔空港間を移動する

空港と市内及び郊外を結ぶ鉄道、「オランダ国鉄(NS)」。

到着ロビー地下に駅があり、空港から駅直結なのでとても便利です。

チケットは駅構内の券売機か、空港到着階のスキポールプラザのサービスカウンターにて購入できます。市内中心部に向かう場合は「CS(アムステルダム中央駅行き)に乗ってください。

  • 所要時間:空港から市内まで約20分、7〜60分間隔で24時間運行。
  • 料金:5.9ユーロ(オンラインで買うと4.9ユーロ)

総合的にみても、市内までの移動で1番おすすめできるのが電車です。
ただし、駅構内や電車内はスリが多いのでスリ対策は万全に。

オランダ国鉄のHPでは、時刻や料金表などを確認することが出来ます。

バスで市内↔空港間を移動する

バス移動の方法は主に2つあります。

「アムステルダム・エアポートエクスプレス(397番)」

1つは「アムステルダム・エアポートエクスプレス(397番)」。

空港とマルニクス通りのターミナルを結ぶシャトルバスで、到着ロビーを出てすぐバス乗り場(B15〜B19)があります。市内行きバスの乗り場は、「プラットフォームB17」です。

バス停の乗り場や番号は変わることもよくあるので、空港の掲示板などでよく確認してから乗車するようにしてください。

チケットはバス乗り場の券売機か、空港到着階のスキポールプラザのサービスカウンターにて購入できます。また、乗車時に運転手へ直接支払いでもOK。

旅行ツアーサイトにて事前予約もできます。日本語サイトなので、現地でのチケット購入に不安がある方は旅行前に購入しておくと安心ですね。

  • 所要時間:コンセントヘボウまで約28分、国立美術館まで約32分。バスは15〜30分間隔で運行しています。(始発は5:00、終バスは00:24)
  • 料金:6.5ユーロ(4歳〜11歳は1ユーロ、3歳以下無料)

※深夜0時〜5時までの間は、深夜バス(N97)が運行していますので、深夜到着の方はこちらのバスを利用すると良いでしょう。

「スキポール・ホテルシャトル」

もう1つは「スキポール・ホテルシャトル」。

希望のホテルまで送迎してくれる8人型の小型バスです。
乗客それぞれのホテルを順に回るので、行き先によっては時間がかかる場合もあります。

チケット購入と乗車手続きは、空港到着階のスキポールプラザのサービスカウンターで行います。手続き後にタクシー乗り場の「プラットフォームA7」で係員が待機しており案内してくれますよ。

  • 所要時間:約30分間隔で運行(6:00〜21:30)
  • 料金:17ユーロ(往復、グループ割引などもあります)

タクシー・Uberで市内↔空港間を移動する

深夜便やお子様連れの場合はタクシーやUberXがおすすめ。
到着ロビーを出て左側にタクシー乗り場があります。

  • 所要時間:空港から市内まで15〜20分
  • 料金:約40ユーロ(タクシーはメーター式です)

夜間などの割増料金はありませんが、料金の10〜15%程のチップと大きな荷物1個につき、1ユーロを加えて支払うのが一般的です。

Uberは事前に料金もわかり安心です。
配車アプリをダウンロードしておきましょう。

シンプルなつくりだからわかりやすい!スキポール空港内の施設

広い空港内、特に国際線はターミナルがいくつもあって迷子になったり移動が大変だったりしますよね。行きたいカフェやお店が他のターミナルにしかなくてがっかりということもしばしば。

ご安心ください、スキポール空港ではその心配はいりません。
スキポール空港は、「1ターミナルコンセプト」を採用しています。

入国審査後のエリア全体をラウンジといい、ラウンジ内には商業施設や飲食店、リラクゼーション施設などが1つの建物に集まっています。出発・到着・乗り継ぎを利用する全ての人が同じ施設を利用することができ、とても便利です。

また施設の機能性やエンターテイメントも優れており、空港内でもオランダの文化を感じ、楽しむことができます。

なおラウンジは、いわゆる各航空会社ごとのラウンジとは別物です。

行き先などによって4つに分けられており、各エリアのことを「ラウンジ〜(数字) 」と読んでいます。

  • ラウンジ1:ヨーロッパ各国
  • ラウンジ2、3:インターナショナル
  • ラウンジ4:バジェットエアライン

もちろん、各航空会社ごとのラウンジもありますよ。

スキポールプラザで買い物が楽しめる

スキポール空港のショッピングエリア「スキポールプラザ」には、スーパー、ブティック、コスメなどのショップやお土産店、レストランなど見どころがたくさんあります。

オランダの有名スーパー「アルバート・ハイン(Albert Hajin)」も入っており、お土産
を買ったり、フライトのお供にお菓子屋飲み物を買ったりもできますよ。

記念のモニュメントで写真を撮ろう

スキポール空港には、「I amsterdam」という有名なモニュメントもあります。
駄洒落なのか、思わずクスッと笑ってしまいますね。
以前はアムステルダム国立美術館にありましたが、人気すぎて撤去されたのだとか。

モニュメントは、到着階の出口Fから出てすぐのところにあります。
かなり存在感のあるモニュメントなのできっとすぐにわかるはずです。

スキポール空港を利用した際は、ぜひ足を運んでみてください。

空港内に入場料無料の美術館や図書館がある


出典:Schiphol

スキポール空港内には「ホランド・ブルーバード(Holland Boulevard)」というオランダの文化を体験できる場所があります。アムステルダム市内に本館がある国立美術館(Rijksmuseum)や科学博物館(NEMO)、図書館があり全て無料で利用することができます。

国立美術館にはゴッホなどオランダの人気画家の作品が展示されることも。空港内にいながら本格的にアートを楽しむことができます。

また、図書館にはキッズコーナーやリクライニングチェアもあり、大人も子供もゆっくりと楽しむことができます。ラウンジ1とラウンジ2の間にあります。

荷物を預ける場合はコインロッカーか手荷物預かり所へ

到着ホールには、コインロッカー(Baggage Lockers)や手荷物預かり所(Baggage Depot)もあります。

コインロッカーはサイズが豊富でS〜XLまであり、料金は24時間で7ユーロ(Mサイズ)。最大7日間連続で使用することができます。

コインロッカーに入らない荷物は、手荷物預かり所を利用しましょう。
こちらはなんと24時間営業で、最大30日まで預けることができます。

重い荷物を持っての買い物や空港内観光は大変なので、これだけ荷物預かりサービスが充実
しているのはとても助かりますね。

コックピットの中も見れる!KLMオランダ航空の機体の展示

「KLM(オランダ航空)」は、オランダを代表する航空会社です。
スキポールプラザ内にある「プラネス アット プラザ (Planes@Plaza)」ではKLMグッズの販売があるほか、ショップの前には大きなKLMの機体展示もあり、機体の中やコックピットにも入ることができます。

ミッフィーショップで限定品をゲットしよう


ミッフィーの生まれ故郷オランダ。

街中や空港でも色々なミッフィーグッズを見かけます。オランダの民族衣装をきたミッフィー人形や、木靴にミッフィーの絵があしらわれた物などオランダ限定のミッフィーが人気です。

他にも、空港内にはパイロットの格好をしたミッフィー人形もあります。ミッフィーファンにはたまらないはずです。

チョコレート専門店でお土産を買って帰ろう

有名チョコレートショップ、「レオニダス(Leonidas)」。

実はベルギー発祥のお店ですが、隣国のオランダでも親しまれています。
オランダの可愛らしい建物を思わせるパッケージや、チョコレートそのものの美しさは本当に魅力的でお土産にもピッタリ。

もちろん一粒ずつの購入もできますし、季節によってはアイスクリームの販売もあるそうです。旅の疲れを甘いチョコレートで癒すのも良いですね。

チーズ専門店で試し忘れたチーズも買って食べられる

ヨーロッパに来たら絶対食べて帰りたいものの1つが、チーズ。

スキポール空港にはチーズ専門店もあります。
「Old Amsterdam Cheeses」は本格的なチーズを豊富に取り揃えており、イートインスペースでワインとチーズを頂くこともできます。

オススメはゴーダチーズやエダムチーズ。両方ともマイルドな味わいで食べやすく、どんなワインにも良く合います。

お土産に購入するのも良いですし、最後に忘れられない味をもう1度楽しむのも良いですね。
他のお店には、風車などパッケージがかわいい物もあるのでぜひチェックしてみてください。

アムステルダム観光はアムステルダム&リージョントラベルチケット(Amsterdam & Region Travel Ticket)がおトク

アムステルダムには、交通機関にお得に乗れる「アムステルダム&リージョントラベルチケット(Amsterdam & Region Travel Ticket)」があります。

アムステルダム市内中心部の3つ(オランダ鉄道、GVB、Connexxion、EBS)の公共機関で利用できる1日乗車券です。

カードは1日券〜購入可能。料金は以下の通りです。

  • 1日券:21ユーロ
  • 2日券:31.5ユーロ
  • 3日券:40.5ユーロ

メトロやトラム移動が主となるアムステルダム観光。
ぜひお得に快適に旅してみてください。

Amsterdam & Region Travel Ticket

まとめ:空港でもアムステルダムを思い切り堪能しよう

どうでしたか。魅力たっぷりのスキポール空港。

帰りの飛行機に乗る直前まで思いっきり楽しめるのが良いですね。
ぜひスキポール空港で、アムステルダムの風をたっぷりと感じてみてください。

アムステルダム・スキポール国際空港についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住のロコにサポートを依頼してみましょう!