海外の動物まとめ:甘やかしたり献上したり食べたり、動物と国の関係は実にさまざま

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5月は子どもの日、子どもが喜ぶといったら動物! そんな訳で、若干こじつけ気味ですが、「動物」特集をお送りしました。

海外の動物 – 海外ZINE

世界各地の動物事情、どんなものがあったのか振り返りたいと思います。今回はミャンマー在住ライターの板坂さんです!

水嶋

よろしくお願いいたします~

板坂

よろしくお願いします

水嶋

ミャンマーの記事からいきましょうか!

板坂

はい

 

ミャンマーの動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-myanmar

水嶋

ミャンマー人が動物に優しすぎて、動物の態度が横柄っていう話

板坂

私、以前はベトナムのハノイに住んでいたんですけど、野良犬が定期的に消える……たぶん誰かに食べられてしまっているような街だったので、あの頃の殺伐とした犬の雰囲気とあまりにギャップがあるんです

水嶋

野良犬にとってディストピア甚だしいな……。私も同じベトナムのホーチミンに住んでいたけど、犬食文化は盛んじゃなかったからですからね。それにしても、ほかの記事とはアプローチが違っておもしろいですよね。「動物の態度がデカイ」とか、そんな視点ふつう持たないですもん(笑)

板坂

実際に見るとすごいですよ。米屋の店先の米びつにスズメが群がってる光景もよく見かけますが、さすがにそこは追い払えよと

水嶋

あはは! そりゃすごい、徹底してる。面倒だという理由もありそうだけど。で、この背景にあるものが仏教なんですけど、そこに信者の人たちの頑張りというか……率直に言えば「必死さ」みたいなものが伝わってきて、実に人間らしくていいなぁと感じる記事です

板坂

言い換えれば、その頑張りは動物のためというより自分の来世のためなので、利己主義ともいえるんですけどね

水嶋

あっ、濁して言ったのに!

 

オーストラリアの動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-australia

水嶋

動物王国オーストラリアです

板坂

コアラの写真怖すぎません? 「肉食コアラは都市伝説」っていうのが罠なんじゃない?

水嶋

なんですかその、都市伝説と陰謀論の二段構えは(笑)

板坂

カンガルーは食べたことがありますが、わりとおいしかった記憶があります

水嶋

そうなんだ。僕も一度あるんですけど、冷凍保存された肉だったからかあんまりだったなぁ

板坂

食用に飼育したらもっとおいしく育てられると思いますが、オーストラリアの人に怒られちゃいますかね?

水嶋

……怒らないんじゃないですか? カンガルーの地位かなり低そうだし。いや、僕自身はどっちとも言いませんけど

 

韓国の動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-korea

水嶋

韓国の代表的な動物は虎に熊、犬食文化~などなど

板坂

犬肉が一部の人だけが食べる「珍味」化したことは、個人的には残念です

水嶋

お、そうですか

板坂

長い犬食文化が、犬がペット化したことで自然に消えたとかならいいのですが……圧力が働いたとかなら

水嶋

あー、なるほど。大なり小なりそれってあるでしょうね

釜山・亀浦市場の食用犬街

板坂

最初の国王が熊の子孫なのに、熊に対してネガティブなイメージがあるのが不思議

水嶋

ね! それ僕も思いました。なんかもう、国王の存在も神話的なのかもしれません。だとしても、ってとこは思うけど

 

アルゼンチンの動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-argentina

水嶋

アルゼンチンの動物は……恐竜と来ました!

板坂

スケール大きすぎて驚きました

水嶋

私はそんな(ライターの)奥川さんのセンスが好きです

「ガオー!」と恐竜と一緒に記念撮影。

板坂

奥川さんの記事には奥様はじめ、ご親族がよく登場しますよね。そっちの人間関係が気になりすぎて、登場人物の家系図をつくりたくなってしまいます

水嶋

勝手につくらないでくださいよ、いや別にいいんだけど。今度聞いてみますから

板坂

野良犬のためのダンボールハウスですが、ミャンマー人には教えないでほしいです。たぶんものすごいつくるから

水嶋

あっ……でしょうね、来世ポイントすごく貯まりそう

 

タイの動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-thailand

水嶋

タイといえば象、そして野良犬の保護に手厚いと

板坂

ミャンマーの隣国なだけに、タイの常識はミャンマーの常識でだいたい合ってる気がします。象の保護施設の成立過程も運営状況もまったく同じで、白象についても同じスタンス、至近距離から動物にエサをやれるのも同じ

水嶋

うわー、同じ尽くしですね!

板坂

でも、動物園で実弾射撃なんてのはないですが

水嶋

よかった。いや別に良くも悪くもないですけど

サムットプラカンのワニ園でサッカーをする象。

板坂

ミャンマーでも最近は猫カフェや犬カフェができたばかりで、オーナーはバンコク帰りのミャンマー人です

水嶋

へー!

板坂

記事にあるような動物カフェがそのうちヤンゴンにもできる気がして、ミーアキャットやアライグマに触れられそうで楽しみでなりません

水嶋

オーナーをつついたらできるんじゃないですか?

 

ルワンダの動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal-rwanda

水嶋

ルワンダです、ゴリラとサファリ、あと犬がいないことと暗めの理由

板坂

さすがに動物ネタが豊富ですね、ルワンダのライターがゴリラについて書けないのはもったいない。今回のテーマがあってよかった

水嶋

タケダさん自身が言うなら分かりますが、板坂さんが言うんだ……(笑)

同行した友人が撮影した赤ちゃんゴリラ。お父さんの背中におんぶされています。
©Tokino Ozawa

板坂

鳴き声が「ウホ」じゃないのにびっくりです、ウホ説はどこから出てきたんだ?

水嶋

ウホと言わないまでも、ホッホッとか言ってそうなんですけどね。ほかの霊長類かな

板坂

犬がいない理由が衝撃でした。犬食が当たり前の国に長く住んでいたので、「食べるからいないんでしょ」と思って読んでました。すみません、心が穢れています

水嶋

穢れちゃいないけど偏見には違いないわ(笑)

 

中国の動物事情

https://traveloco.jp/kaigaizine/animal_china

水嶋

中国はやっぱりパンダ、だけど地元の人のイメージは……?

板坂

上海に住んでいたことがあるんですが

水嶋

ほんとどこにでも住んでますよね板坂さんは

板坂

私のパンダの印象も「汚い」です、それなりにスターなんだからちゃんと洗ってあげればいいのに

水嶋

そうそう、パンダは悪くないんです。って、よく考えたら勝手な声ですな、汚いのは飼育側の問題なのに!

板坂

「パンダをゆったりと見れるのは贅沢」というのは心から同意です

水嶋

僕、あんまり見たことないかもなー

板坂

中国のパンダはあまり大事にされてないけども、それだけにぐだぐだ遊び回っているところは日本人的にポイント高い

水嶋

2月に上海行ったんですけど、見ときゃよかったなぁ。でもめちゃ寒かったし次回でいっか

板坂

この記事で個人的に一番心が惹かれたのは、「シャンシャンのような二音続ける名前は女の子に人気があり、男の子にはまず付けない」というところ。各国の名付け事情とか読んでみたいですね

水嶋

か、考えておきます(すぐ終わりそう……)

 

***

 

水嶋

という訳で、「海外の動物」でしたー。こうして振り返ると、欧米圏はなかったですね

板坂

今の日本の動物への接し方って、戦後の欧米を見習ったからではないでしょうかね。だから日本の常識との間に隔たりがなく、ネタそのものがないのでは

水嶋

なるほど。動物は動物園にいるものだ、といった感じですね

板坂

はい。その点でアジアやアフリカは近代化が遅れ、自然と密着した暮らしが続いているがゆえに独自の文化色が出ているのではと思いました

水嶋

それ、ありそうですね! いやーいろいろと集めてみて分かることってあるなぁ

 

海外の動物 – 海外ZINE

板坂 真季 – ライター紹介 – 海外ZINE

  • ※当サイトのコンテンツ(テキスト、画像、その他のデータ)の無断転載・無断使用を固く禁じます。また、まとめサイトなどへの引用も厳禁です。
  • ※記事は現地事情に精通したライターが制作しておりますが、その国・地域の、すべての文化の紹介を保証するものではありません。

この記事を書いた人

ネルソン水嶋

ネルソン水嶋

ブロガー、ライター、編集者。2011年のベトナム移住をきっかけにはじめた現地生活を綴るブログ『べとまる』から『ライブドアブログ奨学金』『デイリーポータルZ新人賞』などを受賞を契機に、ライターに。2017年11月の立ち上げから2019年12月末まで、海外ZINEの編集長を務める。/べとまるTwitterFacebooknote

  • このエントリーをはてなブックマークに追加