シャンハイ(上海)の旅行ガイド情報

上海浦東国際空港からの市内への移動アクセス方法・手段ガイド

【上海在住者執筆】近年ディズニーランドがオープンしてから益々人気を集める上海旅行。
今回はそんな上海の玄関口である「浦東国際空港」について空港の両替事情から、市内へのアクセス方法まで解説しました!上海旅行前にチェック必須です。(2019年最新情報)

中国の上海浦東国際空港(Shanghai Pudong International Airport)は、中国の中でも3大空港に数えられる空港で、世界各国の主要都市行きの便はもちろん、日本の地方空港行きやLCCも多数就航している巨大空港です。
でも、構造が単純で案内板も多いので、世界的に見てもわかりやすく迷いにくい空港だと言えます。出発前に調べておきたい、空港から市内までのアクセス方法を調べてみました。
また上海ディズニーランドに行く際は、浦東国際空港がおすすめです。

上海・浦東国際空港(PVG)について

浦東(プードン)国際空港の基本情報・空港コード

上海・浦東国際空港/空港コード:PVG
公式サイト

上海・浦東国際空港エリアマップ・フロアマップ

上海には、「浦東(プードン)」「虹橋(ホンチャオ)」という2つの国際空港がありますが、さまざまな国からの国際線でよく使われているのが浦東国際空港。日本からは両空港へ行くことができますが、目的に合わせて決めましょう。
浦東国際空港は、日本航空中国東方航空などが発着する第一ターミナルと全日本空輸中国国際航空デルタ航空中国南方航空などが発着する第二ターミナルに分かれています。両ターミナルは3本の連絡通路でつながっていて、この連絡通路の真ん中に主要交通手段が集まっています。

両ターミナルから乗り場までは徒歩5分ほど。空港内には案内板が多数あるので、そのとおりに進めば迷いません。

空港案内図。単純な構図なのでわかりやすい!

空港での両替の方法について

浦東国際空港にある両替のお店は以下のとおりです。

<第一ターミナル>

  • 中国銀行
    場所:3F(出発階)Gカウンター付近(JALチェックインカウンターのすぐ側)
    時間:9:00-19:30

  • 浦東発展銀行
    場所:1F(10番出口右横)
    時間:9:00-17:45

  • 両替屋(Geo Swift)
    場所:1F(10番出口左横)
    時間:7:00-23:00

入国審査後のエリアにも両替所はありますが、表よりもレートが悪いので、到着ロビーにあるところでの両替をおすすめします。

<第二ターミナル>

  • 浦東発展銀行
    場所:3F(出発階)Dカウンター付近
    時間:6:30-23:00

  • 両替屋(Geo Swift)
    場所:2F(到着階)到着通路の途中
    時間:7:00-23:00

結論をいうと、空港のレートは独自のレートを使用しているので、かなり割高になっています。
ただし、中国銀行の外貨両替レートは、市街地にある銀行支店と同じレートを使っているそうなので、どうしても空港で替えたい場合はここ一択でしょう。
第二ターミナルに到着する場合は、10分ちょっと歩けば第一ターミナルまで行くことができるので、そこまで歩くか、日本の銀行または空港であらかじめ替えておくのをおすすめします。

合わせて読みたい記事: 上海でのお得な両替!「円→人民元」おすすめの替え方を現地在住者が紹介します

浦東国際空港から市内までのアクセス手段

電車(地下鉄)を利用した移動のメリットとデメリット

もっとも利用率が高く、乗り方も簡単でお勧めなのが地下鉄での移動。

メリットとしては、その料金の安さと、わかりやすさです。
空港から駅までの専用歩道があるので迷いません。料金は市内まで7元前後で、始発は6:00、最終は22:00。
途中、「広蘭路」駅で車両調整のための乗換えがあります(ホームの反対側の列車に乗換え)。
乗り入れている2号線は、「陸家嘴」駅、「南京東路」駅、「人民広場」駅、「静安寺」駅、「中山公園」駅など、日本人旅行者の利用率が高い駅、ホテルの多い駅がたくさんあります。

デメリットとしては、庶民の足としてもっとも利用されているため、人気があり、改札前の荷物検査に行列ができていることがあります。車内では座れないことが多く、疲れている方にはお勧めしません。

結論:節約派には地下鉄がおすすめ。

エアポートバスを利用した移動のメリットとデメリット

定期的な路線の調整はありますが、2019年現在特殊な路線も含めて9路線のバスが走っています。

メリットとしては、乗ったらあとは何も気にせず到着を待てばいいので、楽に移動ができるところです。
切符は乗車後、出発してから乗務員が売りにくるシステムです。タクシーと違い、乗務員がお釣りを用意しているのがバスの利点でもあります。
路線は以下にまとめました。

  • 機場一線:虹橋空港第2ターミナル行き
    7:00〜23:00(約20分に1本運行) 30元

  • 機場二線:静安寺行き
    6:30〜23:00(約20分に1本運行) 22元

  • 機場四線:虹口サッカー場行き
    7:00〜23:00(約20分に1本運行) 22元

  • 機場五線:上海駅行き
    6:30〜23:00(約20分に1本運行) 2〜22元

  • 機場七線:上海南駅行き
    7:30〜23:00(15分に1本運行) 8〜20元

  • 機場八線:南匯バスターミナル行き
    7:00〜19:30(約40分に1本運行) 2〜7元

  • 機場環一線:空港内循環バス
    8:00〜19:15(約30分に1本運行) 2〜3元

  • 守航夜宵線:世紀大道駅、人民広場、虹橋エリアを経由し、虹橋空港第二ターミナル行き
    23:00〜当日の最終便着陸後45分(45分に1本運行) 16〜30元

  • 酒店穿梭巴士:市内主要5つ星ホテルを循環
    6:00〜翌1:00(30分に1本運行) 68元

デメリットは、虹橋空港行きは羽田便の出る第一ターミナルには停まらないことと、夕方などは渋滞にハマるとかなり時間がかかること。
でも、地下鉄と違って必ず座れますし、タクシーと違って同行者が多い場合も分乗しなくていいのがメリットです。

結論:人数が多いとき、荷物が大きいときにもバスは便利。

タクシーを利用した移動のメリットとデメリット

メリットとしては移動時間が一番速くて、快適です。

乗り場は、各ターミナルの到着フロアを出て右端にあります。(乗り場まで表示、矢印が出ているのでその通りに進みます)
市内までの運賃は180元ほど(約40分)。乗り場の電光掲示板には、主要エリアまでの目安の運賃が表示されています。
言葉がわからなくても行き先のメモを見せればOK。住所と、その住所付近に交わる道路名を書いて渡せばよりスムーズです。
お釣りがないことがあるので、交通カードや小額の紙幣も用意しておきましょう。

一般的に上でご紹介した正規の乗り場から乗車すればトラブルはありません。
上海のタクシー運転手は、ほかの海外の都市に比べて事務的に淡々と業務をこなしている人が多いのでご安心を。(乗り場以外で声をかけてくる人には注意して下さい)

タクシー乗り場。電光掲示板には行き先までの料金の目安を表示。係員がテキパキ仕切っているのでスムーズに乗れます。
また上海ディスニーランドに行くにはタクシーを使った行き方が一番おすすめなので参考までに。

合わせて読みたい記事: 最新版!上海ディズニーランドへの行き方ガイド〜空港・市内からのおすすめアクセス方法

リニアモーターカー(上海トランスラビット)を利用した移動のメリットとデメリット

速くて快適で、上海ならではの体験ができるリニアモーターカーもお勧め。

メリットとしては、到着がかなりはやい!そしてここでしか乗れない体験なので、お子様など連れてるときは喜ぶかも?

乗り場の駅は第一ターミナルと、第二ターミナルを繋ぐ中央通路にあります。
運賃は50元(往復購入、交通カードの使用で10元引きに!)で、始発は7:02、最終は22:40。終点の地下鉄2、7、16号線「龍陽路(ロンヤンルー)」駅まで8分で到着します。
ただし、最高時速430kmを体験するには9:02〜10:47、15:02〜16:47の時間帯に乗車する必要が。また、市内中心地へ行く場合は「龍陽路」駅からは地下鉄に乗り換えて移動することになります。

デメリットとしては、地下鉄やバスに比べると少し高いところと、終点が上海の中心地から少し離れているという所。しかし往復で買うなどすれば多少安くなるので、乗る価値はあります!

まだリニアモーターカーに乗ったことがない人はぜひ!

EGO BUS(易久巴士)を利用した移動のメリットとデメリット

「EGO BUS」は、2016年に開始したサービスで、同じ方向へ行く人が相乗りで市内に向かうマイクロバスです。
市内中心、付近の主要エリアのどこでも乗せていってくれ、料金も一律68元なので、ホテルの場所や人数によってタクシーかこちらを利用するか決めるといいでしょう。
中国語だけではなく、英語が使えるという点もメリットですね。

利用方法としては、まず公式サイトへ行きましょう。

EGO BUS 公式サイト:http://www.egobus.com/(日本語選択可能)

日付、目的地などを入力して予約します。当日の7日前から予約可能で、キャンセルは出発2時間前まで払い戻し可能です。
当日に申し込むことも可能ですが、現金の取り扱いはしていないので、クレジットカードを用意しましょう。

デメリットとしては、乗り合いなので、他の乗客によっては移動時間が長くなる可能性があります。
時間に余裕がある人はいいかもしれませんね。

市内から浦東国際空港までのアクセス手段

市内からの場合は、浦東国際空港から市内に向かう移動手段とほぼ同じと考えて大丈夫です。
ただし、時間には余裕をもって空港につくように計画していきましょう。
特にエアポートバスやタクシーなどは、渋滞する時間帯にはまると予想以上に時間がかかってしまいますので注意が必要です。

まとめ

以上が、浦東国際空港⇔市内への主要移動手段です。予算や人数、到着する時間帯にあわせて選んでみて下さい。
市内から空港に戻る際は、乗る便が第一ターミナル、第二ターミナルのどちらから出発するのかの確認をしっかりとしましょう。

また、空港からの送迎やホテルの手配、ツアーなどロコタビではさまざまなサービスを提供する現地在住者「ロコ」とコミュニケーションを取ることが出来ます。
分からないこと、知りたいことがあれば無料Q&Aで質問もできますのでぜひ利用してみてくださいね! 

以上中国・上海の浦東国際空港についてでした。