オークランド(NZ)在住のロコ、プケコさん

ビザの種類について調べています

プケコさん

現在パフォーミングアートとフィルミングに関する勉強している娘が、近い将来UKでミュージカルの勉強やそれにかかわる仕事をしながら生活してみたいと考えています。その際に必要なビザの種類について詳しい方がいらっしゃったら教えてください。勉強するなら学生ビザ、仕事をするならワークビザやワーキングホリデービザと言う感じなのでしょうが、本人はビザのことを気にせず長期間の腰を据えてじっくり道を究めたいと考えているようです。

娘がそういうことを言い出すずっと以前に、人伝いに「自分の家系にUK出身者がいれば、長期間での勉強や就労が可能で、希望すればそのまま市民権も取れるビザ」があるという話を聞いたことを思い出しました。その時は自分には無関係の話だったので、なんとなく記憶に残っているだけでうる覚えなのですが、実際そのようなビザがあるのでしょうか?もしあるとしても、そのビザの正式な名称が分からず、ネット検索してもなかなかそういった情報に辿りつけません。

私の周りにいるUK出身者の知り合いに訊いても、やはり自分たちには必要のないものだからか、首をかしげるばかりで誰も詳しく知りません。そのビザがどういった種類のもので、どういった申請条件があるのかについても分かる方がいらっしゃったら、簡単で結構ですので教えていただければありがたいです。よろしくお願いします。

2020年5月22日 16時48分

Harukaさんの回答

デヴォン在住のロコ、Harukaさん

こんにちは!現在、 ロンドンの大学で演劇を学んでいる学生です。わたしは大学や大学院に合格すると認定される学生ビザ(General Student Visa Tier 4といって、大学、専門学校や大学院に通うほか、週に20時間まで就労が可能です。詳しくは、https://www.gov.uk/tier-4-general-visa)で去年秋より就学しています。
イギリスのワーキングホリデービザはYMSといって、二年間イギリスで就労や語学学校などでの就学が可能です。このビザは毎年1000名の定員があり、それ以上の人が応募するので1月と7月に分けて抽選が行われます。この抽選に当たらないとYMSビザに応募できません。このビザについて詳しくは、https://www.gov.uk/tier-5-youth-mobility参照ください。 
自分の近い親戚にUK国籍を持つ人がいれば移住できるというビザは聞いたことがありません。例えば、家族の誰かがUKで働いている/住んでいるとして、扶養内(娘さんが18歳以下の場合)として連れてくることは可能ですが、その場合もやはりTier1という扶養内家族ビザに申請しなければいけません。https://www.gov.uk/tier-1-general/family-members参照。
娘さんがやりたいことに一番近いビザは、お金の問題になってきてしまいますが、もし経済的余裕があって、本場の大学や専門学校で専門知識を身につけ、そのままUKで自分のやりたい仕事につきたいというのであれば大学に留学することをオススメします。UKの大学や専門学校は卒業近くになるとインターンプログラムなど積極的にしてくれるので、UK内での就職活動にもすごく役立ちます。あとは、運次第ですが、大学在学中などにいい相手が見つかって、そのまま配偶者ビザ(フィアンセビザ)で滞在することも可能です。最初YMSや学生ビザで数年生活して、その後UK出身者と婚約して配偶者ビザで滞在している方は結構多いみたいです。
パフォーミングアーツ系の大学探し、願書の出し方、ビザのアドバイス、情報集め(英語のウェブサイト含め)、現地生活情報などUK生活完全サポートサービスも行なっていますので、よろしければチェックしてみてください。https://locotabi.jp/devon/services/27767
同じUKでパフォーミングアーツを志すものとして、娘さんの夢を実現するのを少しでもお手伝いできたらいいなと思います。

2020年5月24日 22時3分

この回答への評価

オークランド(NZ)在住のロコ、プケコさん
★★★★★

わざわざお時間を取っていただき、大変役に立つ情報を分かち合って下さり、ありがとうございます。そちらの大学で演劇を学ぶ現役大学生の方という事で、お話し全て、大変興味を持って拝読いたしました!

他にもたくさんのロコの方々からご回答やアドバイスを頂けましたので、大変ありがたいです。

おかげさまで、他の方からご回答で、UK Ancestry Visaと呼ばれるビザがあると無事わかりました。私が耳にしたのはこのビザのことだと思います。調べたところ、娘はこのビザ取得の条件を満たしているようですのでApplyできそうですが、「仕事が見つかるまでの間、問題なく自活していけるだけのお金を用意できること」という部分は自分で頑張ってもらうしかなさそうです。仰る通り、UKはEU離脱した背景もありますし、外国人が就職するのは専門職でない限りそんなに簡単な事ではないでしょう。コロナの状況もまだ先が見えませんし、まずはこちらでの学校生活も終わらなければいけないので、まだ少し先の話になると思いますが、自分でやってみたいと思っているなら何とでもやるのではないかと思います。

質問を投稿する際、プライバシーに関する注意書きがあったため、詳しくは述べませんでしたが、私も娘も日本ではなくニュージーランドに住んでいます。夫がこちらの出身者で、子供たちは今はまだ日本国籍も持っていますが、みな生まれも育ちもNZです。義理の父(子供たちの祖父)がスコティッシュなので、今回名前が分からなかったAncestry Visaについての情報を詳しく知りたいと思った次第でした。

我が家は娘が三人、皆5歳~6歳の頃からバレエ、ジャズ、シアタージャズ、ヒップホップ、コンテンポラリーなどのダンスを続けています。特に長女はパフォーミングアート全域に関して関心が強く、高校に入ってからは演劇の奥深さや楽しさにも目覚めてしまいました。高校生活も残り少なくなり、進路についていろいろ考えているようですが、なかなか決めかねています。近年NZではFilmingの舞台として世界的に高評を得ており、創る側のことを学ぶ環境も整ってきているようなので、NZの首都であるウェリントンの方でいろいろ勉強や経験してみることも考えているようですが、やはりミュージカルや舞台の本場と言えばUKなので、まずはそちらで演じる側のことをしっかり学んでみたいという気持ちも強いようです。

また専門的な質問を投げかけさせていただくことがあるかもしれませんが、その時は改めてよろしくお願いいたします。

重ね重ね、ありがとうございました。

2020年5月25日 14時0分

追記

デヴォン在住のロコ、Harukaさん

そうだったんですね、UK Ancestry Visaのことがわかってよかったです。
わたしも、日本で幼い頃からダンス、ミュージカルや舞台をやっていて、日本の演劇の大学に進んだのですが、日本で女優としてやっていくことに疑問がわき、今はこちらの大学院で応用演劇というドラマセラピーやdrama in education、theatre of opressed などsocially engaged な演劇を勉強しています。ロンドンはやはり文化とアートの中心で、日本よりもはるかにいろんな劇団やプロジェクトが社会にどう演劇を役立てていくかを試みているので、こっちに来てよかったと思っています。
わたし的には、オーストラリアかNZでドラマセラピーを学びたいと思っていたくらい、おっしゃる通りNZの演劇映画産業は盛んですし、娘さんがNZに住んでいるのが羨ましいです。笑 ウェリントンにもクオリティの高いアクティングコースやディレクティングコースも揃っているようなイメージです。
ロンドンはとにかく家賃をはじめ物価が高く、その割には生活水準が低め(あまり治安はよろしくないし、空気汚染も激しいです、、)なので、ロンドンに絶対に行きたい学校や関わりたい劇団やプロジェクトがない限り、まずはウェリントンで学びや経験を積んでみて、それからUKいうのもありでは、というわたしの個人的な意見です、、
正直ヨーロッパは今コロナによってめちゃくちゃな状況になっているので、いつパフォーミングアーツ系やその関連の学校が復帰するかわかりません。わたしの学校も九月に普通に再開するのを祈っていますが、演劇系はオンラインだと成立しないので、もしオンラインになるようだったら帰国も考えているところです。
参考になればと思います。

2020年5月26日 4時17分

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