マンガ・ベトナム嫁日記:第1回『あなたは日本製』

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『マンガ・ベトナム嫁日記』とは……

シンチャオ(こんにちは)、川村です!

2010年にベトナムの古都フエへ日本語教師として移住。その3年後に商都ホーチミンへ移り、あるベトナム人女性の「横顔」に惚れ込み、私からの熱烈なアプローチの末に結婚。ベトナムでの新婚生活がはじまり、かわいい愛娘も授かりました。

順風満帆だな~と、思いきや! 妻は数カ国での留学・就学経験のある、いわゆる「エリート」。時折見せる彼女ならではの独特な発想と切れ味鋭いツッコミに、夫である私もタジタジ。今日こそは! と思いつつも結局は言い負かされてしまう……。そんな日常をお届けしたいと思います。

 

第1回『あなたは日本製』

 

褒め言葉なのに!? 皮肉に聞こえた『日本製』

ベトナムでは、「日本製」は信頼の証。車や家電など耐久消費財から、赤ちゃん用ミルクなど日用品に至るまで、絶大な人気を誇っています。

当然、妻もそのことは知っている。ただ、まさか私のお腹が痛いときに、「あなたは日本製だから大丈夫」と言われるとは予想外! 思わずズッコケてしまった次第です。

実は、このコメントについてよくよく考えると「もうひとつの解釈」があるなと思います。素直に言葉通り受け取れば、「日本製=頑丈!丈夫!」といえるでしょう。ではもう一方は?

日本人は、ベトナムを含むアジア諸国に行くとよくお腹を壊してしまいます。これは一部のベトナム人の間でも知られていること。その意味では、「日本製だから大丈夫」はある種の皮肉なのか!? という解釈もできるのです。妻自身にそのつもりがあるのかないのか、よく分かりませんが……。

日本人も耳にする「日本製」という言葉。この一件を通じて、状況次第では思いもよらぬ使い方があるんだなと学びました。こういうことに気付けるのも国際結婚の醍醐味のひとつだなと、しみじみ思います。

今後も、「思わずズッコケたけれども、なるほど!」 と感じた日々を皆さんにお届けしてまいります。

 

 

編集:ネルソン水嶋

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  • ※記事は現地事情に精通したライターが制作しておりますが、その国・地域の、すべての文化の紹介を保証するものではありません。

この記事を書いた人

川村 泰裕

川村 泰裕

2010年にベトナムの古都フエへ日本語教師として移住。その3年後に商都ホーチミンへ移り、あるベトナム人女性の「横顔」に惚れ込み、私からの熱烈なアプローチの末に結婚。しかし! 妻は数カ国での留学・就学経験のある、いわゆる「エリート」。時折見せる彼女ならではの独特な発想と切れ味鋭いツッコミに、夫である私もタジタジ。Twitterはこちら

この記事を書いた人

ムラケン

ムラケン

ムラケンです!ベトナム・ホーチミンシティ在住のイラストレーター。現地の魅力をお伝えするべく、生活の中での新たな発見や驚きを日常漫画にしつつ、イラスト活動をしています。市内のカフェで黙々と絵を描いている日本人がいたら、多分それはぼくです。Instagramはこちら。

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