世界ウェブ記事大賞とは、
世界各地で体験したおもしろい話(記事)を募集するコンテストです。
在住者でも旅行者でも、人でも習慣でもグルメでも、
レポートでもエッセイでも漫画でも、どんな形式も大歓迎!
「この国のここがおもしろい!」という思い溢れる記事、お待ちしてます。
ながらくお待たせいたしました!
世界ウェブ記事大賞、いよいよ結果発表です。
日本の隣国から裏側まで、38の国と地域、92の記事が集まりました。ご応募ありがとうございます。
"検索できない世界を教えてほしい"と掲げた記事コンテスト、見事にそれに応えた作品ばかりが集まったと思います。また、題材が世界ということもあり旅や生活拠点と接点もさまざまで、応募者にはプロの物書きがいれば今回のためにブログをはじめた方がいたり、表現方法や年齢などでもバラエティに富んでいると感じました。
これをきっかけに、日本でまだ見ぬ異文化のおもしろさが伝わってくれると願います。入賞された方、そして惜しくもここでは紹介できない方も、今後も思い入れのある国のことを伝えていってほしいと思う次第です。審査員のみなさま、協賛企業のみなさま、運営関係者のみなさま、そして何より応募者のみなさま!ありがとうございました。
「世界ウェブ記事大賞」主催 ネルソン水嶋
大賞
経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった(岡田悠)
優秀賞
船越さんとの一日(桐越 舞子 (okome))
作者コメント
コンテストのテーマを見て「これは書ける…!」と思い応募しましたが、まさかの受賞に連絡を頂いた日は胸がいっぱいになりごはんが食べられなくなりました。(翌日からは普通に食べられました) タイとタイの人たちの魅力と、空気感が伝わっていたらとても嬉しい。船越さんにありがとうを伝えたいです。
[アフリカ]僕の知らないプーマとバスの自由なフォント(ねおみのる)
作者コメント
アフリカは目に入るものすべてが興味深く、緊張もあって興奮しっぱなしでした。キリマンジャロ登山以外は全くノープランだったんですが初日にプーマらしき看板を見かけて普通の観光から外れました。 この旅で出会った人はみんな明るくユーモラスでまたアフリカに訪れたいと強く思っています。
海外ZINE賞
名車という名の欠陥車(なかそね則)
作者コメント
イタリアを「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」の国と語呂合わせに呼ぶ人々がいます。人生を食べ、歌い、愛して終える。ステレオタイプなそのイメージには「イタリア人はこうであって欲しい」というわれわれ日本人の強い願望も込められています。外国を通して日本を見る。陳腐だが難しい作業をこれからも続けていきたいと思います。選んでいただきありがとうございました。
チベットで絵日記を描きはじめた(安樂瑛子)
作者コメント
この度は素晴らしい賞を頂きありがとうございます! 異文化を知るって、なんて楽しいんでしょう。なんてパワーをもらえるんでしょう。楽しすぎて忘れたくなくて旅絵日記を描き始めたら、10年近くも続いてしまいました。 今回賞を頂いたことで、また多くの方に見てもらえると思うと本当に嬉しいです。海外万歳!
SAGOJO賞
繰り返す経済危機が育んだアルゼンチン人の豊かな生き方(奥川駿平)
作者コメント
サッカーやタンゴで有名なアルゼンチンですが、この国にある種の文化として根付くのが不安定な経済。移住生活での人々との関りを通して、幾度となく繰り返す経済危機が人々に与えた影響について考えました。現地の人々の逞しさや生活を楽しんでいる様子を少しでも感じて貰えたら嬉しいです。
トラベロコ賞
わたし待~つわ、いつまでも待~つわ♪in Brazil(大浦智子)
作者コメント
ブラジル事情に共感していただけてとても嬉しいです。ブラジルは世界から来たバラエティー豊かな人々とその子孫の営みを感じられる面白さがあるのは間違いありません。旅行地としては素通りされがちな町ですが、のぞきこめば覗き込むほど愉快なあれこれが展開されるサンパウロへようこそ!!
デイリーポータルZ賞
「中央アジアの北朝鮮」に行ってきた(トルクメニスタン)(Satoru)
作者コメント
よくわからない土地に行って、よくわからないものを観察するのが好きです。でもそのことを文章に起こすときには、「半径3メートルのおもしろさ」を忘れないようにしています。これは、私がデイリーポータルZから学んだことです。 「デイリーポータルZ賞」の受賞を光栄に思います。
韓国のインスタントラーメン文化(ぴぴ)
作者コメント
この度はDPZ賞を頂けることになり大変嬉しく思います。ありがとうございます。 ラーメンだけでこれだけ多くを語れるのも、インスタントラーメンが韓国人にとって切っても切れない国民フードだからです。韓国旅行にいらした際は、是非お土産にインスタントラーメンを買ってみて、韓国のラーメン文化を味わってみて下さい。
ライツ社賞
【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。(KiKi)
作者コメント
多くの方々に、アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと優しさを伝えられる機会を頂けてとても嬉しいです。これからも、日本と世界をあたたかく繋げられるような文章を書いていけたらなと思います。この度は選んで頂き、本当にありがとうございました!
惜しかった
主催のネルソン水嶋です。応募期間も残り10日余りのラストスパート、世界ウェブ記事大賞!近所の国や地球の裏側まで、世界各地から集まってきております。そこで今回は応募作品の中から個人的におもしろかったものを一部ご紹介。なお、あくまで私個人の感想であり、必ずしも入賞をお約束するものではありません(審査には加わります)。
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「怖がられているもの」が分かると、その人たちが持っている価値観の芯に触れた気がしますね。"白いサリーは、普段女性は絶対に着ない。なぜならそれは誰かが死んだときにだけ、着るものだから"というくだり、白という色は日本に共通しつつも、そこでサリーと来るか!とゾクゾクしました。
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グリーンカードが届かない窮状を各所に訴えてみたら・・・・(Yutaさん)
ビザ関連って海外ネタではよく見る気がしますが、まさか上院議員から返事があったとは予想外の展開。それでそれで?と引き込まれるように読ませてもらいました。そして結局そっちでも待たされるんかい!というオチ。アメリカの風通しの良さと大ざっぱなところが同時に堪能できました。 -
もう!いろいろすごいですね。タイトル通り。5秒に1度は「すご!」と思いました。それだけでも十分おもしろいのですが、後半の「(勘違いから)富豪になる」という展開に笑います。そしてまさかあれが伏線だとは。気になる人はぜひ読んでみてください。イラン、行ってみたくなったなぁ。
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【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。(KiKiさん)
いい話でした。名前は知ってるという人も多いはず、アフガニスタン。あのころテレビを通して茶の間に届けつづけられた戦火は私自身、現実味がなかった。そして今思いがけず感謝を伝えられる。良い声も悪い声もひっくるめて、日本のイメージって日本人自身が知らないんだよなと思わされました。 -
内容はそれこそ旅行記で、大きなハプニングこそないのですが、人生の大先輩がインターネットに書いてくれているというだけで個人的にうれしいです。「昔懐かしいモンローやグレースケリー」というくだりなど、世代が違えば見る景色も違う、もっとたくさんの話を読みたいなと思わされました。
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ベトナムの、名前を呼んではいけない“例のあの人”(テラウチマミさん)
正体を言ってしまうとネズミ、日本での嫌われ者(世界的人気キャラクターはさておき)が外国ではどうか?というテーマだけですでにギャップが期待できておもしろいですよね。そして迷信に対するアプローチは日本語でいいのか。日本だと「G」ではなく「ミスター・ゴキブリ」って呼ぶ感じかな。
引き続き、力作をお待ちしております!締切は7/31の24時です!
注意事項です。ご応募いただくURLは記事のURLです、トップやカテゴリーは受け付けておりません。複数回のご応募の場合は最新のものを受け付けておりますので、再度お送りください。また、ペンネーム違いでもドメインが同じURLのご応募は最新のみ受け付けいたします。
審査基準
世界やその国への興味を湧かせるもの。
エントリー方法
ご自身のブログ/サイトに記事をアップし、記事のURLをエントリーフォームよりお送りください(トップやカテゴリーのURL、他サイトへの寄稿記事は無効です)。
賞金・賞品
上位入賞者には賞金・賞品あり。詳細は後述。
スケジュール
応募期間:2019年7月1日(月)~7月31日(水)
審査期間:2019年8月1日(木)~9月16日(月)
結果発表:2019年9月下旬
※応募期間は終了しました
検索できないけどおもしろい世界の話、待ってます。
みなさん、こんにちは。
『世界ウェブ記事大賞』主催者のネルソン水嶋と申します。
世界のカルチャーサイト(海外ZINEといいます)の編集長をしているため、ふだんから原稿を通して外国の文化を知りますが、これがおもしろい。日本はちょうど今梅雨で、てるてる坊主やあじさいを連想しますが、同じ雨季でも、韓国ではチヂミを食べるとか、ミャンマーでは結婚や引っ越しを控えるとか、アルゼンチンでは揚げパンをつくるとか。
きっとまだまだあるんだろうけど、知らないことはキーワードが思い浮かばず検索することすらできません。
なら、送ってもらおう!それがこのコンテストの動機です。
そして、人をワクワクさせられる魅力的な記事を書ける人には、今後も活躍してほしいと思っております。そこで、本コンテストの審査や協賛には、ウェブメディアや出版社、ラジオ局や編集プロダクションの方々にもご参加いただきました。「これをきっかけに日本でまだ見ぬ異文化のおもしろさが伝わってくれたら」と強く願わずにはいられません。
ぜひ、あなたの知る"検索できない世界"を教えてください!
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河尻亨一
編集者。雑誌「広告批評」をへて現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、いろんなコンテンツの企画制作など手がける。海外モノの仕事としては、世界最大のクリエイティブフェス「Cannes Lions」のレポート、書籍『Creative Superpowers』の翻訳も。伝説のデザイナー・石岡瑛子の評伝「TIMELESS」をウェブ連載中。 -
シモダテツヤ
2005年にオモコロを立ち上げた後、株式会社バーグハンバーグバーグを立ち上げ、代表取締役を経て2019年1月に退任。著書に『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術 』がある。 -
新拓也
株式会社SAGOJO代表取締役・編集者。学生時代にアジアを旅して以来その魅力にハマり、旅のWebマガジン 『Travelers Box』を立ち上げる。その後、株式会社LIGにて企業のオウンドメディア運営やコンテンツ制作に従事。2015年12月、旅する人を増やしたいという想いからSAGOJOを創業。 -
林雄司
デイリーポータルZ 編集長。編集、ライティングのほか、新人ライターの発掘、育成にも力を入れている。2014年からは地味ハロウィンを主催。なぜか年々盛り上がる。メイカーフェア、サウス・バイ・サウスウエスト、アルスエレクトロニカなど海外のイベントにも積極的に参加している。主な編著書は「死ぬかと思った」シリーズなど。 -
細川生朗
編集者。タイ・インドネシア・香港の街で“スラングこてこて”の会話を交わしてきた友人たちを著者に迎え、1998年に情報センター出版局で『旅の指さし会話帳』を創刊。以降、シリーズは累計500万部を超え、アプリ化もされている。 現在は、訪日旅行者対応の企業向け指さしツール編集にも携わる。 -
宮島麻衣
タイ・バンコクで発行のフリーペーパー「DACO(ダコ)」編集長。ファッション誌、ライフスタイル誌の編集者を経て、2016年にバンコクに移住。「気にすらしない、タイのこと」をテーマに、ネットでは検索できないタイの現地情報を発信中。2016年、2018年「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」の海外媒体部門で最優秀賞を受賞。
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賞金5万円進呈
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賞金3万円進呈
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『海外ZINE』から記事執筆依頼
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『SAGOJO』から記事執筆依頼
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『トラベロコ』利用無料(2万円分)
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『デイリーポータルZ』から記事執筆依頼
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『ライツ社』から入賞作品をベースとした書籍化
※各媒体およびサービスについてはリンク先をご確認ください
※大賞および優秀賞入賞者の方へも執筆依頼を予定しています
※各賞該当なしの場合あり
トラベロコ
海外在住日本人によるタウン・コンシェルジュサービス『トラベロコ』。2019年6月現在、世界171ヶ国2364都市在住日本人(ロコ)45,000人以上が登録、日本人向け海外プラットフォームです。海外旅行先での街案内や買物の通訳、レストラン予約などロコに直接依頼し、サービス提供を受けられます。最近は法人利用も増え、現地視察のアテンド、展示会での通訳、商談サポートなど、企業の海外進出支援のツールとしても活用されています。
海外ZINE
海外を知って楽しむエンタメマガジン『海外ZINE』。世界各地に住むライターが朝食・動物・働き方などの幅広いテーマで文化を解説。これまでに30カ国について34人のライターが執筆、150カ国以上の国・地域から読まれています。韓国は雨の日にチヂミを食べる?パラオでは暇なときに花札で遊ぶ?ミャンマーで人気の結婚式場は老人ホーム?そんな怒涛のカルチャーショックと納得の背景を通じて、世界は広くておもしろいとしきりに発信中。
SAGOJO
旅人の力で企業や地域の課題を解決する、すごい旅人求人サイト『SAGOJO』を運営。スキルや個性を活かしながら、「旅×シゴト」という新しいライフスタイル・働き方を提案しています。2019年6月現在、約15,000名の旅人が登録、企業や地域のクライアントは200以上。「現地の人との交流を通じ、生きた情報を集められる」「ソトモノ目線で地域の魅力を発掘できる」など、旅人の強みや特徴を活かしたシゴトをつくっています。
旅人採用(株式会社ダイブ)
旅人採用は、旅人のための就職・転職支援サービス。世界中での旅や長期滞在経験のある就活のプロが、カウンセリングをした上であなたに合ったお仕事・企業を紹介します。旅人が職探しで不安になることなく、帰国後には不安ゼロな社会へ。
海外の文化を扱うなら、日本国内の話でもいい?
はい、OKです。
複数人の共作でもいい?
撮影協力などはOKですが、執筆者はひとりとします。
イラストや動画を使ってもいい?
はい、ウェブ記事であればOKです。
公開済みの記事でもエントリーできる?
応募開始時点で公開から2年以内の記事とします。
記事を複数応募したい
応募作品は1点のみです、カテゴリーやシリーズ作品ではなく個別記事のURLをお送りください。複数回ご応募された場合、最新の1点を受け付けます。
※ほかのご質問は件名に「世界ウェブ記事大賞」を含めて kaigaizine■traveloco.jp までお送りください(■を@に置き換える)。
※応募期間は終了しました
作者コメント
「できるだけ遠くに行きなさい。そうすればもっと遠くが見えるでしょう。」現地で耳にしたペルシャのことわざです。これからも検索できない世界を旅して、書いて、もっと遠くを見たいと思います。選出いただき誠にありがとうございました。