検索できない世界を教えてほしい 世界ウェブ記事大賞

世界ウェブ記事大賞とは、
世界各地で体験したおもしろい話(記事)を募集するコンテストです。
在住者でも旅行者でも、人でも習慣でもグルメでも、
レポートでもエッセイでも漫画でも、どんな形式も大歓迎!
「この国のここがおもしろい!」という思い溢れる記事、お待ちしてます。

結果発表

ながらくお待たせいたしました!
世界ウェブ記事大賞、いよいよ結果発表です。
日本の隣国から裏側まで、38の国と地域、92の記事が集まりました。ご応募ありがとうございます。

"検索できない世界を教えてほしい"と掲げた記事コンテスト、見事にそれに応えた作品ばかりが集まったと思います。また、題材が世界ということもあり旅や生活拠点と接点もさまざまで、応募者にはプロの物書きがいれば今回のためにブログをはじめた方がいたり、表現方法や年齢などでもバラエティに富んでいると感じました。

これをきっかけに、日本でまだ見ぬ異文化のおもしろさが伝わってくれると願います。入賞された方、そして惜しくもここでは紹介できない方も、今後も思い入れのある国のことを伝えていってほしいと思う次第です。審査員のみなさま、協賛企業のみなさま、運営関係者のみなさま、そして何より応募者のみなさま!ありがとうございました。

「世界ウェブ記事大賞」主催 ネルソン水嶋

応募記事の題材となった国と地域:イギリス、アフガニスタン、アフリカ、アメリカ、アルゼンチン、アルバニア、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、エジプト、オーストラリア、オランダ、カナダ、カンボジア、シンガポール、タイ、チェコ、チベット、チリ、ドイツ、トルクメニスタン、ニュージーランド、ネパール、パナマ、フィリピン、ブラジル、フランス、ベトナム、ベネズエラ、ベルギー、マレーシア、メキシコ、ロシア、韓国、台湾、中国

大賞

経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった

経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった(岡田悠)

作者コメント

「できるだけ遠くに行きなさい。そうすればもっと遠くが見えるでしょう。」現地で耳にしたペルシャのことわざです。これからも検索できない世界を旅して、書いて、もっと遠くを見たいと思います。選出いただき誠にありがとうございました。

審査員コメント

  • 旅好きの友人が酔っ払うたびに「旅と旅行の違いがわかるか。旅行は楽しい。旅には困難がつきものだ」とぼやくのですが、岡田さんのイラン行きはまさしく「旅」でしたね。スラスラ読めて世界情勢も学べて、最後のオチで大爆笑。いいもの読ませていただきました!審査するのが恐れ多いくらいの良作でした!(宮島)
  • 政治的な話題でしか、なかなか触れることのない国に、身を置いたときにどんな気持ちがするものか、どんな人と出会い何が始まるのか、期待させながらどんどん読ませて秀逸。ホテルの予約、信号、クレジットカード、すべての常識が違う世界が面白い。(細川)
  • 後半の勢いが最高。失敗(?)をゴキゲンに受けとめて楽しもうとする姿が旅人の鏡だなと思いました。 読む者に「両替もままならないようなディープな土地を旅してみるのも面白そう」と思わせてくれる名記事!(新)
  • オチが爽快すぎて「大賞獲りそう」と思ったら案の定でした。もちろんそこは最後まで読まないとわからないし、写真も決して多くないですが、合間に挟まれるイランの経済や風景の話がおもしろくてずんずん読める。海外のチェーン店舗が一切無いってすごいですよね、半鎖国の国に行けるって最高の世界だなと思いました。(水嶋)
  • 最近ニュースで経済制裁という言葉をよく聞くが、実際に制裁を受けている国の内情を具体的に知れるのは貴重でした。実際に行って体験している人の話はやはり面白い。この記事は制裁下にあるというちょっとネガな題材にも関わらず旅行者目線のユーモア溢れる文体で語られていて非常に読みやすく好みでした。(シモダ)
  • こんなに愉快なブログなのに、イランに対するいくつものバイアスを軽やかに拭い去ってくれます。政治的なバイアスもさることながら、営業トークが下手なセールスマンがどこの国にもいるということが嬉しくなりました。(林)

優秀賞

船越さんとの一日

船越さんとの一日(桐越 舞子 (okome))

作者コメント

コンテストのテーマを見て「これは書ける…!」と思い応募しましたが、まさかの受賞に連絡を頂いた日は胸がいっぱいになりごはんが食べられなくなりました。(翌日からは普通に食べられました) タイとタイの人たちの魅力と、空気感が伝わっていたらとても嬉しい。船越さんにありがとうを伝えたいです。

審査員コメント

  • タイの田舎暮らしとそこで暮らす人への愛情が詰まった作品。ストーリーは全然先が読めなくて(最初はタイトルの意味もわからず)、どう話が終わるのか、え、どうなるの?どうなるの?と言っているうちに、まさかのラスト。船越〜〜!と憤りつつ、なぜか自分もそこで生活していたかのような懐かしさを覚えました。もっと読みたいです!(宮島)
  • タイの田舎町のアパートに移住し、同じアパートの住人たちと日々呑んだりして暮らす。住人たちとの間合いの、日本とは大きく違うおおらかさが素晴らしい(かといって、みんな善人というわけでもない)。その場の雰囲気に体ごとなじんで、体験した人にしか書けない文章と思う。(細川)
  • 「なんでもない日々」がとてもいいなと思える文章でした。タイの田舎ののどかな暮らしの中に居心地の良さを見つけていく筆者の様子から、タイという国の穏やかな魅力を感じることができました。(新)
  • めぞん一刻好きなんです。早い段階でそのキーワードで引き込まれて、実際にそんな世界観だったので期待通りだった。船越さんという呼び名もイメージが湧きやすくていいですよね。ただそんなテクニック的な話を抜きにしても、シットコムのタイ(田舎)版という感じで、味わい深い「読むマイペンライ」って感じでした。(水嶋)
  • 書き手の方もおっしゃってますが、まるで「めぞん一刻」のようなタイでの生活が綴られていて、住民同士の遠慮のない距離感やトラブル(?)ですらどこか楽しんでいる心情が伝わってきて、失われた日本の昭和感みたいなものを感じられました。正直うらやましい。(シモダ)
  • 映像的な描写がいいですね。セリフも生き生きしてる。そのことでタイの田舎の日常生活がリアルにじんわり伝わってきます。警察官の旦那を、日本人もイメージわきやすい「船越英一郎」にたとえて、遠い世界が身近に感じられるところもいい(読者との接点づくり)。そういった幾つかの"下ごしらえ"が記事内でさりげなく巧みにできているので、海外に出た多くの人が感じるであろう、「私なんでここにいるんだろう」というアノ感覚が、読者にも「わかる!」になるんじゃないかと思いました。(河尻)

[アフリカ]僕の知らないプーマとバスの自由なフォント

[アフリカ]僕の知らないプーマとバスの自由なフォント(ねおみのる)

作者コメント

アフリカは目に入るものすべてが興味深く、緊張もあって興奮しっぱなしでした。キリマンジャロ登山以外は全くノープランだったんですが初日にプーマらしき看板を見かけて普通の観光から外れました。 この旅で出会った人はみんな明るくユーモラスでまたアフリカに訪れたいと強く思っています。

審査員コメント

  • こういうネタ、好きです。まさか温泉の送迎バスやスクールバスが、キリマンジャロのふもとで活躍しているとは……! WEB記事大賞のコメントで言うのもなんですが、これ、ブログもいいですけど図鑑で見たいですね。タンザニアのはたらくくるま図鑑。自由で、カラフルで最高!(宮島)
  • 私もアジアを旅した際に、同じように日本語の書かれたバスや派手なフォントをよく見かけたので、「わかる〜」と共感しながら読めました。プーマの勘違いを皮切りに、気になったポイントをぐいぐい調べに行く姿が素晴らしいなと思いました!(新)
  • 写真と文章の間の取り方がうまく、現場の臨場感が伝わって、いっしょに旅行をしている気分でした。プーマとバスは一方に絞った方が印象に残りやすかったかも。後半のバスフォントは、洞察力がある上に表現もおもしろいので、その畳み掛けの一点突破の方が個性が立ったように思います。(水嶋)
  • 僕もラオスで高校生の頃に毎日乗っていた市バスがそのまま走ってるのを目撃して異国感を急に失うという良い思い出があったので、異国に走る車の違和感を紹介するこの記事はなんだか親近感がわいてくる記事でした。(シモダ)
  • 目の付けどころがいいですね。キリマンジャロ登山に行って、そっちの記事じゃなく、こっちをエントリーしてくるところも、なかなかわかってる。私も海外の街を歩くと、ご当地の変なロゴやデザイン物をつい写真に収めてしまうの癖があるのですが、それを撮りっぱにせず、ちゃんと記事化するのは偉いなーと。不思議フォントを紹介するだけでなく、「Tシャツのデザイン感覚に近いのではないか?」という独自考察まで行ってるところも好感持てました。ちなみに、この”パチもんPUMA"、シチリア島でも見たことある気がします。(河尻)

海外ZINE賞

名車という名の欠陥車

名車という名の欠陥車(なかそね則)

作者コメント

イタリアを「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」の国と語呂合わせに呼ぶ人々がいます。人生を食べ、歌い、愛して終える。ステレオタイプなそのイメージには「イタリア人はこうであって欲しい」というわれわれ日本人の強い願望も込められています。外国を通して日本を見る。陳腐だが難しい作業をこれからも続けていきたいと思います。選んでいただきありがとうございました。

審査員コメント

  • どツボでした!イタリアの名車の特徴から国民性を紐解く記事。異文化をおもしろがるだけだと見世物的なんですよね。その背景にある歴史や思想まで読む、理解する、しようとしている、そんな記事に私はうっとりします。改めて、海外ZINEで大事にしていることを気付かされました。(水嶋)

チベットで絵日記を描きはじめた

チベットで絵日記を描きはじめた(安樂瑛子)

作者コメント

この度は素晴らしい賞を頂きありがとうございます! 異文化を知るって、なんて楽しいんでしょう。なんてパワーをもらえるんでしょう。楽しすぎて忘れたくなくて旅絵日記を描き始めたら、10年近くも続いてしまいました。 今回賞を頂いたことで、また多くの方に見てもらえると思うと本当に嬉しいです。海外万歳!

審査員コメント

  • 「本出せるレベル」と思ったらすでに出されていて笑いました(ご応募ありがとうございます)。文章もイラスト化されている点でウェブ記事としての評価を悩んだのですが、海外ZINEで書いてほしいかというと全力で書いてほしいので、選ばせていただきました。10年間で得たチベットの文化をたくさん広めてほしいです。(水嶋)

SAGOJO賞

繰り返す経済危機が育んだアルゼンチン人の豊かな生き方

繰り返す経済危機が育んだアルゼンチン人の豊かな生き方(奥川駿平)

作者コメント

サッカーやタンゴで有名なアルゼンチンですが、この国にある種の文化として根付くのが不安定な経済。移住生活での人々との関りを通して、幾度となく繰り返す経済危機が人々に与えた影響について考えました。現地の人々の逞しさや生活を楽しんでいる様子を少しでも感じて貰えたら嬉しいです。

審査員コメント

  • 人との関わりを通して見えてくるアルゼンチンという国の精神が、とても興味深かった。 現地で実際に「暮らす」からこそ見える世界が感受性豊かに表現されていて、かつその根底からアルゼンチンへの深い愛情を感じられる素敵な文章だと思いました。(新)

トラベロコ賞

わたし待~つわ、いつまでも待~つわ♪in Brazil

わたし待~つわ、いつまでも待~つわ♪in Brazil(大浦智子)

作者コメント

ブラジル事情に共感していただけてとても嬉しいです。ブラジルは世界から来たバラエティー豊かな人々とその子孫の営みを感じられる面白さがあるのは間違いありません。旅行地としては素通りされがちな町ですが、のぞきこめば覗き込むほど愉快なあれこれが展開されるサンパウロへようこそ!!

審査員コメント

  • 日本人と世界の人々の違いを、日本人的な特徴の一つである「時間を守る」という事柄から、『約束時間』で各国の文化を表現しているところが斬新で、読み物としても大変面白く深く拝読しました。作者がブラジル在住ということもあり、アンゴラやシリアなど日本人には馴染みのない国の文化も知る機会になり、この記事だけで世界を旅している気分になりました。(トラベロコ代表・椎谷豊)

デイリーポータルZ賞

「中央アジアの北朝鮮」に行ってきた

「中央アジアの北朝鮮」に行ってきた(トルクメニスタン)(Satoru)

作者コメント

よくわからない土地に行って、よくわからないものを観察するのが好きです。でもそのことを文章に起こすときには、「半径3メートルのおもしろさ」を忘れないようにしています。これは、私がデイリーポータルZから学んだことです。 「デイリーポータルZ賞」の受賞を光栄に思います。

審査員コメント

  • 登場する景色もルールも初めてのものばかりで賢くなった気分です。行って、見て、どういうことになっているのか考える。この身体と頭の反復運動が旅の醍醐味ですよね。地元の人の交流も文章の素敵さも相まって今すぐどこかに行きたくなります。(林)

韓国のインスタントラーメン文化

韓国のインスタントラーメン文化(ぴぴ)

作者コメント

この度はDPZ賞を頂けることになり大変嬉しく思います。ありがとうございます。 ラーメンだけでこれだけ多くを語れるのも、インスタントラーメンが韓国人にとって切っても切れない国民フードだからです。韓国旅行にいらした際は、是非お土産にインスタントラーメンを買ってみて、韓国のラーメン文化を味わってみて下さい。

審査員コメント

  • ブログの切り口として、インスタントラーメンという身近なところから攻めていくのはいいですよね。海外に興味がない人も読むから。項目もコンパクトにたくさん別れていて読みやすいのに満足感あります。こういうブログに弱いんですよ。(林)

ライツ社賞

【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。

【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。(KiKi)

作者コメント

多くの方々に、アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと優しさを伝えられる機会を頂けてとても嬉しいです。これからも、日本と世界をあたたかく繋げられるような文章を書いていけたらなと思います。この度は選んで頂き、本当にありがとうございました!

審査員コメント

  • アフガニスタンと日本という大きな話題を、醤油とウォッカという軽やかな要素を持ってくることでスラスラ読めるエッセイ。今日もどこかで誰かが一人の日本人として、ささやかに世界と対峙してくれている。そんな光景を想像できて、なんだか感謝したくなりました。(ライツ社代表・大塚啓志郎)

惜しかった

審査員コメント

  • カラフルなチリの街並みと人々の笑顔と、そこで踊られるクエッカ。写真がすべて明るく楽しげなので、チリの悲しい歴史とそこで踊られたクエッカを想像して胸が痛くなりました。いち旅行者として見たときに、こういうことを教えてくれる記事はすごくありがたいなと思います。(宮島)
  • 愛される伝統舞踊の悲しい歴史、とてもいい題材ですよね。あとはワガママですが、Sepoさんがどのようにクエッカに出会いどのように歴史を知ったかというくだりもほしかったです。丁寧な説明だっただけに、個人の体験談としても語られていればもっと良いもの(私好みなだけかもしれませんが)になっていたと思います。(水嶋)
  • たんなる伝統舞踊の紹介で終わらず、歴史まで掘り下げてるところがいいと思いました。その作業をやっているから、印象に残るタイトルが書けたんじゃないかと。もしかすると冒頭の章「日本とチリとの意外な共通点」は思い切ってナシにして、最初から「クエッカ」押しでいってもよかったかも? 「目を見つめ合う」以外のダンスの特徴を、現地でパフォーマンスを目撃した書き手の生のフィルターを通して、もっとビビッドに書きこむと、グッと記事の説得力増したんじゃないか? と思います。記事のフレーミングはいいので、あとは描写の解像度をもう少し上げたいですね。(河尻)

審査員コメント

  • ゲイクラブのイベントなどのレポートがディープで秀逸。トイレの貼り紙、固形調理油、兵士などなど、1つひとつが深い内容でした。そういう日々に、ロケット弾が飛んでくるのがイスラエルのテルアビブ。この記事がなければ知ることのできない世界が描かれていました。(細川)
  • 文章が巧みで伝える力がハイスペック。その上でゲイライフやイスラエルというメジャーではない世界を発信しているので、コンテンツ力としては鬼に金棒だなと感じます。ただ、だれでも手に取れるウェブ記事という特性から、ひとりでも多くに読まれるようにと考えると、「検索できない(テルアビブの)ゲイライフ」の1テーマに絞ってもよかったかなと思いました。(水嶋)
  • 個人的には今回一番素晴らしいと思いました。ディープな異文化をどこまでも"平常運転"の目線で伝えようとするスタンスには、ある種の覚悟を感じるというか、なんか凄みさえ漂ってます。淡々としているようでキレのある文章も、なかなか書けるもんじゃないですね。小見出しもグー。「バックでの括約が期待される」ほか、文の狭間でときおり発射されるミサイルフレーズには吹きました。写真の使い方含め、全体として記事の完成度が高く読み応えもあり、まさに"芸"を感じます。(河尻)
     

中間発表

主催のネルソン水嶋です。応募期間も残り10日余りのラストスパート、世界ウェブ記事大賞!近所の国や地球の裏側まで、世界各地から集まってきております。そこで今回は応募作品の中から個人的におもしろかったものを一部ご紹介。なお、あくまで私個人の感想であり、必ずしも入賞をお約束するものではありません(審査には加わります)。

  • ネパールで聞いた怖い話【怪談・奇妙な風習】

    ネパールで聞いた怖い話【怪談・奇妙な風習】(junさん)

    「怖がられているもの」が分かると、その人たちが持っている価値観の芯に触れた気がしますね。"白いサリーは、普段女性は絶対に着ない。なぜならそれは誰かが死んだときにだけ、着るものだから"というくだり、白という色は日本に共通しつつも、そこでサリーと来るか!とゾクゾクしました。
  • グリーンカードが届かない窮状を各所に訴えてみたら・・・・

    グリーンカードが届かない窮状を各所に訴えてみたら・・・・(Yutaさん)

    ビザ関連って海外ネタではよく見る気がしますが、まさか上院議員から返事があったとは予想外の展開。それでそれで?と引き込まれるように読ませてもらいました。そして結局そっちでも待たされるんかい!というオチ。アメリカの風通しの良さと大ざっぱなところが同時に堪能できました。
  • 経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった

    経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった(岡田悠さん)

    もう!いろいろすごいですね。タイトル通り。5秒に1度は「すご!」と思いました。それだけでも十分おもしろいのですが、後半の「(勘違いから)富豪になる」という展開に笑います。そしてまさかあれが伏線だとは。気になる人はぜひ読んでみてください。イラン、行ってみたくなったなぁ。
  • 【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。

    【旅エッセイ】アフガニスタン人の彼の、日本へのありがとうの気持ちと、深くあたたかい優しさを、あなたにも伝えたい。(KiKiさん)

    いい話でした。名前は知ってるという人も多いはず、アフガニスタン。あのころテレビを通して茶の間に届けつづけられた戦火は私自身、現実味がなかった。そして今思いがけず感謝を伝えられる。良い声も悪い声もひっくるめて、日本のイメージって日本人自身が知らないんだよなと思わされました。
  • こんなモスクワ旅行

    こんなモスクワ旅行(コンドルじじいさん)

    内容はそれこそ旅行記で、大きなハプニングこそないのですが、人生の大先輩がインターネットに書いてくれているというだけで個人的にうれしいです。「昔懐かしいモンローやグレースケリー」というくだりなど、世代が違えば見る景色も違う、もっとたくさんの話を読みたいなと思わされました。
  • ベトナムの、名前を呼んではいけない“例のあの人”

    ベトナムの、名前を呼んではいけない“例のあの人”(テラウチマミさん)

    正体を言ってしまうとネズミ、日本での嫌われ者(世界的人気キャラクターはさておき)が外国ではどうか?というテーマだけですでにギャップが期待できておもしろいですよね。そして迷信に対するアプローチは日本語でいいのか。日本だと「G」ではなく「ミスター・ゴキブリ」って呼ぶ感じかな。

引き続き、力作をお待ちしております!締切は7/31の24時です!

注意事項です。ご応募いただくURLは記事のURLです、トップやカテゴリーは受け付けておりません。複数回のご応募の場合は最新のものを受け付けておりますので、再度お送りください。また、ペンネーム違いでもドメインが同じURLのご応募は最新のみ受け付けいたします。

募集要項

  • 審査基準

    世界やその国への興味を湧かせるもの。

  • エントリー方法

    ご自身のブログ/サイトに記事をアップし、記事のURLをエントリーフォームよりお送りください(トップやカテゴリーのURL、他サイトへの寄稿記事は無効です)。

  • 賞金・賞品

    上位入賞者には賞金・賞品あり。詳細は後述。

  • スケジュール

    応募期間:2019年7月1日(月)~7月31日(水)
    審査期間:2019年8月1日(木)~9月16日(月)
    結果発表:2019年9月下旬

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※応募期間は終了しました

主催者からのあいさつ

検索できないけどおもしろい世界の話、待ってます。

みなさん、こんにちは。
『世界ウェブ記事大賞』主催者のネルソン水嶋と申します。

世界のカルチャーサイト(海外ZINEといいます)の編集長をしているため、ふだんから原稿を通して外国の文化を知りますが、これがおもしろい。日本はちょうど今梅雨で、てるてる坊主やあじさいを連想しますが、同じ雨季でも、韓国ではチヂミを食べるとか、ミャンマーでは結婚や引っ越しを控えるとか、アルゼンチンでは揚げパンをつくるとか。

きっとまだまだあるんだろうけど、知らないことはキーワードが思い浮かばず検索することすらできません。
なら、送ってもらおう!それがこのコンテストの動機です。

そして、人をワクワクさせられる魅力的な記事を書ける人には、今後も活躍してほしいと思っております。そこで、本コンテストの審査や協賛には、ウェブメディアや出版社、ラジオ局や編集プロダクションの方々にもご参加いただきました。「これをきっかけに日本でまだ見ぬ異文化のおもしろさが伝わってくれたら」と強く願わずにはいられません。

ぜひ、あなたの知る"検索できない世界"を教えてください!

審査員

  • 河尻亨一

    河尻亨一

    編集者。雑誌「広告批評」をへて現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、いろんなコンテンツの企画制作など手がける。海外モノの仕事としては、世界最大のクリエイティブフェス「Cannes Lions」のレポート、書籍『Creative Superpowers』の翻訳も。伝説のデザイナー・石岡瑛子の評伝「TIMELESS」をウェブ連載中。

    世界を地元目線で。楽しく、正しく、ジワジワくる記事を読みたいです。

  • シモダテツヤ

    シモダテツヤ

    2005年にオモコロを立ち上げた後、株式会社バーグハンバーグバーグを立ち上げ、代表取締役を経て2019年1月に退任。著書に『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術 』がある。

    メジャーな題材を扱ったものより、その場所にしかないめちゃくちゃ地味なものや人、場所などを掘り下げた記事が読んでみたいです。

  • 新拓也

    新拓也

    株式会社SAGOJO代表取締役・編集者。学生時代にアジアを旅して以来その魅力にハマり、旅のWebマガジン 『Travelers Box』を立ち上げる。その後、株式会社LIGにて企業のオウンドメディア運営やコンテンツ制作に従事。2015年12月、旅する人を増やしたいという想いからSAGOJOを創業。

    冒頭からぐいぐい読み手を引きこんでくれるような、ライターの世界観溢れる記事を楽しみにしています!

  • 林雄司

    林雄司

    デイリーポータルZ 編集長。編集、ライティングのほか、新人ライターの発掘、育成にも力を入れている。2014年からは地味ハロウィンを主催。なぜか年々盛り上がる。メイカーフェア、サウス・バイ・サウスウエスト、アルスエレクトロニカなど海外のイベントにも積極的に参加している。主な編著書は「死ぬかと思った」シリーズなど。

    これぞ異文化!というできごとも、うちの近所みたいだなと思うことも知りたいです。

  • 細川生朗

    細川生朗

    編集者。タイ・インドネシア・香港の街で“スラングこてこて”の会話を交わしてきた友人たちを著者に迎え、1998年に情報センター出版局で『旅の指さし会話帳』を創刊。以降、シリーズは累計500万部を超え、アプリ化もされている。 現在は、訪日旅行者対応の企業向け指さしツール編集にも携わる。

    どんな人と出会い、文化を体験したのか読ませていただくのが楽しみです。 「この人はすごい!」と思う方に巡り会うことを期待しています。

  • 宮島麻衣

    宮島麻衣

    タイ・バンコクで発行のフリーペーパー「DACO(ダコ)」編集長。ファッション誌、ライフスタイル誌の編集者を経て、2016年にバンコクに移住。「気にすらしない、タイのこと」をテーマに、ネットでは検索できないタイの現地情報を発信中。2016年、2018年「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」の海外媒体部門で最優秀賞を受賞。

    なんてことない日常を知ると、その国が好きになる。みんなの「当たり前」 「普通は」を揺さぶってください!

  • ネルソン水嶋

    ネルソン水嶋

    海外を知って楽しむウェブマガジン『海外ZINE』編集長。2011年のベトナム移住をきっかけに現地生活を綴るブログ『べとまる』をはじめ、『ライブドアブログ奨学金「海外事情」』『デイリーポータルZ新人賞』など受賞、ライターデビュー。ドリアンを着て近所を歩く姿が大手ポータルサイトに掲載された時のキャプションは「謎の日本人」。

    文化への敬意は忘れずに、あなた視点のカルチャーショックを読みたいです。

賞金・賞品

※各媒体およびサービスについてはリンク先をご確認ください

※大賞および優秀賞入賞者の方へも執筆依頼を予定しています

※各賞該当なしの場合あり

FAQ

  • 海外の文化を扱うなら、日本国内の話でもいい?

    はい、OKです。

  • 複数人の共作でもいい?

    撮影協力などはOKですが、執筆者はひとりとします。

  • イラストや動画を使ってもいい?

    はい、ウェブ記事であればOKです。

  • 公開済みの記事でもエントリーできる?

    応募開始時点で公開から2年以内の記事とします。

  • 記事を複数応募したい

    応募作品は1点のみです、カテゴリーやシリーズ作品ではなく個別記事のURLをお送りください。複数回ご応募された場合、最新の1点を受け付けます。

           

※ほかのご質問は件名に「世界ウェブ記事大賞」を含めて kaigaizine■traveloco.jp までお送りください(■を@に置き換える)。

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